Intelの次世代CPU「Ivy Bridge」やPCI Express 3.0への対応をうたったLGA1155マザーボード。メーカーはASRockで、搭載チップセットはZ68。 PCI Express 3.0は現行のPCI Express 2.0の上位規格で、1レーン当たりの最大データ転送速度は2.0の2倍となる1GB/sとされている。 ただし、これはPCI Express 3.0のサポートが予定されている次世代CPU「Ivy Bridge」と、3.0対応ビデオカードを搭載した場合のみに動作し、現行のSandy Bridgeを搭載した場合は2.0の速度で動作するとされている。 なお、同社によれば、この製品ではPCI Express 3.0に対応するために「Gen3クイックスイッチIC」を搭載しているという。既存のマザーには「Gen2クイックスイッチIC」が搭載されており、Ivy Bridgeと組み合わせた場合も2.0の速度でしか動作しないとしている。 このほか、CPUへの安定した電源供給を行なう「12+6電源フェーズ」「デジタルPWM」、PCI ExpressスロットやGigabit Ethernetの帯域幅を広げるPLX製チップ「PEX8608」、マウスポーリングレートを最大1,000Hzに設定できるUSBポート「Fatal1tyマウスコネクタ」などの独自機能も搭載している。HDMI端子を2基搭載しているのもユニーク。 スロット数はPCI Express 3.0 x16×2、PCI Express 2.0 x16×1、PCI Express 2.0 x1×2、PCI×2、DIMM×4(DDR3 2133/1866/1600/1333/1066、最大32GB)。 主な搭載機能はHDMI(2基)、VGA(グラフィック機能はCPUの内蔵GPUによる)、1000Base-T LAN、6Gbps SATA(6ポート)、6Gbps eSATA、USB 3.0(I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ2ポート)、IEEE 1394、7.1チャンネルサウンド。 □関連記事 【6月8日】見えてきたIntelの次世代CPU「Ivy Bridge」の姿(笠原一輝のユビキタス情報局/PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20110608_451240.html 【5月5日】Intel、3次元トライゲートトランジスタ製造技術を確立(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110505_443998.html 【1月22日】ASRockがゲーミングイベント実施、プロゲーマー「Fatal1ty」も来日 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110122/etc_asrock.html
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