ケース類/関連製品の新製品 2011年8月6日号
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メーカー/製品名価格(円)ショップ備考

ケース類/関連製品
|Commodore USACommodore 64x
(キーボード一体型Mini-ITXケース,電源別売り)
39,800PC DIY SHOP FreeT売り切れ。全額前金で予約受付中
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  往年の8bitパソコン「Commodore 64」が復刻、そっくりなデザインの筐体を使ったPCケース。

 Commodore 64は、米Commodoreが約30年前(1982年)に発売した家庭向けのPC。NECのPC-8001やMSXなどと同様に、本体にキーボードやビデオ出力機能などを備えており、家庭用テレビに接続して使うことができた。古くからのPCユーザーの中には、Commodore 64でBASICによるプログラムを自作したという人も少なくないだろう。

 今回発売された製品では、そのCommodore 64とほぼ同デザインの筐体を復刻。キーボードは、新たに上下左右の4つのカーソルキーを備えるほか、右側のファンクションキーが「INTERNET」「EMAIL」や再生/一時停止、音量調整などの機能に替わるなど細部に違いはあるものの、分厚い大柄な筐体や、長い「スペースバー」など、レトロな雰囲気は十分。

 またキーボードにはCherry製スイッチを採用、「往年のIBM機のクリック感と音を再現した」(同社)という。実際に打鍵してみると確かに「昔のPC風」な打鍵感。

 内蔵できるPCパーツは、Mini-ITXマザーボード、2.5インチHDD/SSD、スリムタイプ光学ドライブ。電源ベイは備えておらず、同店によれば「マザーにACアダプタを直に接続するなどの工夫が必要。DC-DCコンバータを内蔵する場合は、筐体にDCジャック用の穴を開ける必要がある」という。

 付属品はOSのUbuntuや、Ubuntuのセットアップに関連したマニュアルなど。PC DIY SHOP FreeTによれば、マザーや光学ドライブ、HDDを固定するネジは付属していないとのこと。

 このほか、MSI製Fusionマザー「E350IA-E45」などを搭載した完成PCもPC DIY SHOP FreeTで販売されている。実売価格は79,800円で、BTO対応、納期は2〜3日後。なお、このモデルでは、I/OパネルにDCジャック用の穴が開けられているという。

 ちなみにオリジナルのCommodore 64のスペックは、CPUが6502(約1MHz)、搭載メモリが64KB、解像度は320×200ドット/16色。クロック3GHz/メモリ4GBが当たり前の現代と比べると、クロックで約三千分の1、メモリ容量で約6万分の1ということになる。

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|NOFANSet A40
(ファンレスPC自作キット,ATXケース
 ,ファンレス仕様
 ,ファンレスCPUクーラー/ファンレス電源付属付
 ,400W)
35,800TSUKUMO eX.6F
35,800オリオスペック
35,800ドスパラパーツ館2F
35,800フェイス 秋葉原本店
36,180ソフマップ 秋葉原 リユース総合館1F
|NOFANSet A43
(ファンレスPC自作キット,microATXケース
 ,ファンレス仕様
 ,ファンレスCPUクーラー/ファンレス電源付属付
 ,400W)
39,800TSUKUMO eX.6F
39,800オリオスペック
39,800ドスパラパーツ館2F
39,800フェイス 秋葉原本店
39,900ソフマップ 秋葉原 リユース総合館1F
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  Core i7-2600のファンレスPCさえ自作できるという、ド迫力のファンレスPCケースキット。メーカーは韓国NOFANで、「Set A40」(ATX対応)と「Set A43」(microATX対応)の2種類が発売されている。

 これら製品は、通気性重視のタワーケース「CS-30」または「CS-60」とファンレスの巨大CPUクーラー「CR-100A」、容量400Wのファンレス電源「P-400A」がセットになった「ファンレスPCケースキット」。

 特に目立つのが円形の巨大CPUクーラーで、これは大人の手よりも巨大なもの。一般的な板状フィンではなく、針金状のフィン(内部は「ヒートパイプ状になっている」(国内代理店のアスク)という)とヒートパイプを使っており、一見、鳥かごなどを連想させる外見。「板状フィンではないため、持ちやすく、取り付けしやすかった」(ショップ)のも特徴。本体サイズは幅222×高さ132mm、重量783g。

 対応TDPは最大100Wとされており、Core i7/i5やPhenom II X4なども利用できるという。対応プラットフォームはLGA1155、Socket AM3やLGA775、Socket 939/940など。

 実際の冷却性能についてはオリオスペックがCore i5-2500などで、TSUKUMO eX.がLlanoなどで検証を実施。

 前者では「CPU負荷100%の状態で10分間動作させた時のCPU温度は79〜84℃程度(室温24℃)で安定していた」という結果が、後者では「サイドパネルを開け、負荷率100%にした状態で65〜69℃前後」という結果が出ている。

 このクーラーの大きさゆえ、一部拡張スロットが利用できなくなることも注意が必要。CPUソケットの位置にもよるが、マザーボードの1〜2番目のスロット(I/Oパネル側)を塞いでしまうことが多いようだ。また、メモリスロットについても「特に背が高いタイプは取り付けられない」(ショップ)とか。

 このCPUクーラーについては単品発売の予定もあるが「入荷時期は未定」(ショップ)とのこと。

 PCケースは、ATX用の「CS-30」(Set A40に付属)とmicroATX用の「CS-60」(Set A43)の2タイプ。いずれも上面や左右両側面に無数の穴が開けられており、前面にもメッシュパネルがついている。

 ただし、この2種類で興味深いのが、ATX用のCS-30の方がサイズが小さく、価格もSet A40の方が5千円ほど安い点。

 これは内部構造などの違いで、CS-30は電源をケース前側においた小型構造を採用しているのに対し、CS-60はマザー下方に電源を配置、その分ケースサイズが大きくなっているもの。また、デザインもATX用のCS-30はシンプルだが、microATX用のCS-60はやや凝ったものになっている。

 なお、これらのケースにはケースファンを付けられそうな場所もあるが、内部には「塵がたまるので、冷却ファンを組み込まないこと」との注意書きがある。なお、この「冷却ファン」にビデオカードのファンが含まれるかどうかは不明。また、CPUクーラーの製品情報ではファンレスビデオカードと思しき製品のみが「互換性のあるビデオカードリスト」として掲載されている。

 PCケースの本体サイズは高さ380×幅172×奥行き415mm(CS-30)または高さ425×幅180×奥行き425mm(CS-60)。

 この他、搭載されている電源は80PLUS BRONZEに対応した容量400W品。筐体にはフィンも取り付けられており、冷却に配慮した様子が伺える。

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|NZXTPHAN-003PK
(ATXケース,電源無し,桃色)
16,800TWOTOP秋葉原本店
16,800オリオスペック
16,800フェイス 秋葉原本店
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 NZXT製タワー型E-ATXケース「Phantom」のピンクモデルが登場。ショップによると「当初はエイプリルフールの“ネタ”だったが、あまりに好評だったので製品化した」という。

 スタイリッシュな外装や、5チャンネルのファンコントローラを標準で備えるなど、元々個性的だったPhantomだが、今回登場したのはPCケースでは珍しい派手なピンクカラー。既存モデルと同様に、内部は外装と同じ色で塗装されている。

 実はこのピンクモデル、ジョークから生まれたものらしい。ショップが仕入先から得た情報によると、「当初、エイプリルフールの“ネタ”としてNZXTのWebサイトに掲載されたものだったが、あまりに好評だったので製品化した」という。

 5チャンネルのファンコントローラを備える点や、最大7基のケースファンが装着できる点、ドライブベイ数などの基本スペックは既存モデルと同様。本体サイズは幅222×高さ541.34×奥行き623.81mm。ドライブベイ数は5インチ×5、3.5インチシャドウ×7。電源は別売り。

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|LIAN-LIPC-Z70A
(ATXケース,アルミ製,電源無し
 ,ホットスワップベイ搭載,銀色)
37,800ツクモパソコン本店3F
|LIAN-LIPC-Z60A
(ATXケース,アルミ製,電源無し
 ,ホットスワップベイ搭載,銀色)
27,800ツクモパソコン本店3F
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  3.5インチシャドウベイが全段ホットスワップ仕様のLIAN-LI製アルミケースPC-Z70/PC-Z60のシルバーモデル。

 PC-Z70Aはフルタワー型で、PC-Z60Aはミドルタワー型。フロントのUSB 3.0コネクタははヘッダピン接続タイプで、電源は付属していない。

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【6月11日】LIAN-LI PC-Z70Bほか(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110611/ni_cpcz70.html