Nano X2を搭載した初のマザーボード。組み込み用途向けの「Nano X2 E」シリーズを搭載した製品で、フォームファクタはMini-ITX。メーカーはVIA。 Nano X2 Eシリーズは5月に発表されたNano X2ファミリの新モデル。VIA Eden/C7/Nano E-Series/Eden X2と互換性のあるNanoBGA2パッケージを採用した組み込み用途向けプロセッサで、高い省電力性や長期の7年間保証などを特長としている。 製造プロセスは40nm。ラインナップはクロック1.2GHzモデルと1.6GHzモデルの2種類。 今回の製品は、Nano X2 Eシリーズの1.6GHzモデルとVX900チップセットを搭載。冷却システムはヒートシンクとファンを組み合わせたもので、ヒートシンクの面積は比較的小さいものの、厚みはI/Oパネル部の高さと同程度あるので、薄型/超小型ケースと組み合わせる際は注意が必要かもしれない。 搭載スロット数はPCI Express x16×1(最大x8モードで動作)、PCI×1、SO-DIMM×2(DDR3 1066、最大8GB)。 ただし、PCI Express x16スロットは配置が特殊。Mini-ITX規格外の位置にあるため、使用する際はライザーカードなどを別途用意する必要がある。 主な搭載機能はHDMI、VGA、1000Base-T LAN、Serial ATA(2ポート)、サウンド。I/Oパネル部にはPS/2ポートはないが、基板上にピンヘッダが用意されている。 ちなみに、Nano X2搭載製品は、今月上旬に発売された小型キットに続いてこれが2種類目。 □関連記事 【2011年10月5日】VIAのデュアルコアCPU「Nano X2」が初登場、18W http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111008/etc_zotac.html
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