【 2011年11月25日 】
Boogie Board強化版が発売に、PDF化に対応
電池は充電式に

※(11/26更新)発売を確認。

 「電子ペーパーを使ったメモボード」として一躍人気になったImprov Electronicsのお絵かきボード「Boogie Board」の新モデル「Boogie Board Rip」が26日(土)に発売された。1年間の国内保証のある日本国内流通版で、実売価格は12,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 今回の「Rip」では新たにデータ保存機能が追加、USB経由でPDFを取り出せるようになったほか、電池が充電式に改良されている。


●saveボタンでPDF化、USBでファイル転送
 PDF化は専用ペンで書いたもののみ、電池は充電式に

 単体で「お絵かきボード」として使えた初代Boogie Boardだが、「Rip」では新たにPCとの連携機能を搭載。内蔵USBインターフェイスを介して、書いた内容を本体に保存、PDFとしてPCに転送することが可能。

 本体には“電子ペーパー”として機能する液晶パネル、書いたものを消去する「erase」ボタンのほか、セーブを行なう「save」ボタンが装備。saveボタンを押すと、液晶パネルに書かれている内容がPDF形式で内蔵メモリに保存される。

 ただし、保存できるのは付属の電子ペンで書いたものだけ。前モデルと同様に、スタイラスや爪などで書くこともできるが、電子ペン以外で書いたものは保存されない仕組みになっている。また、筆圧データも保存されない。電子ペンは軽めのもので、電池は内蔵していない。

 PCとのデータ転送は、USBマスストレージクラスを利用。内蔵メモリに保存されているPDFデータをエクスプローラなどで閲覧したり、他のドライブにコピーしたりできる。なお、保存したPDFを本体液晶に表示することはできない。

 このほか、eraseボタンを無効にできる誤消去防止機能や、PC上の専用ソフトと連携、Boogie Board Ripに書いた内容をリアルタイムにPCで表示できる機能が追加されている。また、これまで使いきり仕様だった本体電池が充電式に変更されている。

 なお、Boogie Board Ripはキングジムなども取り扱っており、同社流通の製品は12月2日から発売される予定。こちらの予価は14,800円。


□Improv Electronics
http://www.improvelectronics.com/

□関連記事
【2011年11月9日】 アナログ感覚がおもしろいデジタルメモパッド「Boogie Board Rip」を試す(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20111109_489444.html
【2010年5月29日】電子ペーパー的なお絵かきボード登場、4千円弱
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100529/etc_improv.html


Improve Electronics Boogie Board rip

[撮影協力:三月兎2号店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。