ほぼ煙草箱サイズという超小型ファンレスPC。メーカーはピノー。今回入荷したのはシルバーモデルとブラックモデルの2タイプだが、今後、レッドモデル/ブルーモデルも入荷する予定があるという。 この製品はほぼ煙草箱サイズの筐体に、CPUと512MBメモリ、GPU(Volari Z9s/メモリ8MB)、VGA、LANなどを搭載した超小型PC。 CPUにはDMP ElectronicsのSoC、Vortex86DX(CPUクロック800MHz/メモリバス16bit)を採用。「高い性能は期待できない」(発売元のアイティシー)ものの、CPU内のフラッシュメモリにFeeDOSやBASIC、MASM準拠アセンブラ、スクリーンエディタなどをプリインストール、「プログラミングを楽しむPC」というコンセプトでまとめられている。付属USBメモリにはX-LinuxやDOS用各種コンパイラも収録済み。Windows系OSについては「XP以前のOSはすべて動作する」とされる。 また、同時にWindows XPによる店頭デモも始まっている。デモを行なっているのはツクモパソコン本店で、容量4GBほどのCFにWindows XPをインストール、10インチの小型液晶と組み合わせて、自由に操作できる状態になっている。 なお、「高い性能は期待できない」(発売元のアイティシー)とされるこのPCだが、店頭でWindowsエクスプローラを操作したり、タスクマネージャを起動する程度では、「遅い」という動作は見られなかった。 □Sizka-SuperMicroDX(アイティーシー) http://www.itc-web.jp/documents/Sizka-SuperMicroDX.PDF □Vortex86DX(DMP Electronics) http://www.vortex86sx.com/?page_id=197 □関連記事 【2012年1月14日】煙草箱サイズの超小型PCが来週登場、「プログラミングを楽しむPC」 / BASICやアセンブラを「CPU内蔵」で搭載 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120114/etc_pinon2.html
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