この製品は、iPadでペンによる入力を行なうためのデバイス。専用のペンと、Dockコネクタに接続するアダプターとで構成されており、さらに無料のドローアプリを導入することで、ペン入力できるようになる。

　ちなみに、同様の機能を持った日本語パッケージ品「EN309i」がMVPenテクノロジーズから発売済み（同社直販サイトで販売中）だが、店頭での販売は未確認。

　SOUTHTOWN 437によれば、MVPenテクノロジーズがEN309i用として紹介しているドローアプリがこの製品でも使えるとのこと。実際に同店で「IdealNotes」を試用したところ、正常にペン入力できることが確認できた。

　ただし、使用スタイルはペンとタッチ操作を併用することになる。具体的には、線や文字などを書く際はペンを使い、ペン先（線の太さなど）を切り替える場合には、画面を指でタッチする必要がある。ペンタブレットのようにペンのみで全ての操作を行なうことができないので、多少の慣れが必要だろう。

　また、iPadを回転させて向きを変える度に、キャリブレーションが必要。ただ、キャリブレーションは、ペンで1点をタッチするだけで済むので、それほど面倒ではない。

　なお、ペン先の追従性については、利用したiPad 2では、目立った遅延はなく、おおむね良好。だが、若干遅れを感じる場面もあった。

　パッケージ表記によれば、対応機器はiOS 3.2以上を搭載したiPadで、iPad 2への対応については明記されていない。

□関連記事
【2011年1月29日】MVPenテクノロジーズ MVPen MVPen EN301i（今週見つけた新製品）
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110129/ni_cmvpen.html