【 2012年3月23日 】 | |
ついに定格4GHz超えのCPUが登場、しかも1万3千円 4コアBulldozerの最上位、4.2GHz |
- ※(3/24更新)発売を確認。
(3/23更新)Xeon X5698に関して追記。一般向けx86 CPUの定格動作クロックがついに4GHzをオーバー。4.2GHzで動作するAMDの4コアCPU「FX-4170」が発売された。実売価格は12,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
TSUKUMO eX.では店頭デモも実施中だ。
●4コア/4.2GHzのBulldozer
TDPは125W
FX-4170は2011年10月に登場したBulldozerアーキテクチャの4コアCPU「FX-4100」の上位版。Turbo Core時の最大クロックが4.3GHzと高いだけでなく、通常クロックも4.2GHzと4GHz超を実現しているのが特徴だ。
店頭デモの様子
店頭デモの様子
店頭デモの様子
店頭デモの様子AMD FXシリーズでは、8コアの最上位モデル、FX-8150(通常3.6GHz/最大4.2GHz)がTurbo Core時のみ4GHz以上を実現しているが、通常クロックも4GHz以上のモデルはこれが初。ただし、今回のCPUはTDP 125Wで、FX-4100の95Wより高い。
ちなみに、現時点において通常クロックが4GHz以上のCPUはFX-4170のみ。クロックの点ではAMD/Intelの現行CPU中で、FX-4170が最高となる。
なお、Turbo Core時のクロックについては、AMD製品のデータベースサイト「AMD Product Specs」では「4,399MHz」と記載されており、この数字を使うなら、実質上、4.4GHzということになる。
キャッシュ構成はFX-4100と同じで、2次キャッシュ4MB(1MB×4)、3次キャッシュ8MBを搭載する。クロック倍率の変更が可能な「Black Edition」である点も従来同様。今回確認した製品のOPNは「FD4170FRW4KGU」。
店頭販売実績のあるIntel製CPUでは、TurboBoost時4GHzで動作するSandy BridgeベースのXeon、E3-1290が登場している。こちらの通常クロックは3.6GHz。
なお、「4GHz超」という点では、「Xeon X5698」という4.4GHz動作のCPUを搭載するサーバ(HP製の例)もあるが、IntelのWebサイトでは、このCPUの詳細情報が掲載されておらず、詳細は不明。HPではデュアルコア/クロック4.4GHz/3次キャッシュ12MB、TDP 130Wといったスペックを公表している。
□FX-4170/AMD FXシリーズモデルナンバー一覧(Advanced Micro Devices)
http://products.amd.com/en-us/DesktopCPUDetail.aspx?id=786
http://www.amd.com/us/products/desktop/processors/amdfx/Pages/amdfx-model-number-comparison.aspx□関連記事
【2011年10月23日】AMD FXの4コア/6コアが発売に、9,800円から
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111022/etc_amd5.html
【2011年6月4日】最高4GHzで動くSandy Bridgeが発売、LGA1155用Xeon最上位、標準3.6GHz
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110604/etc_intel.html
【2011年8月31日】日本HP、4.4GHzの超高速Xeonを搭載した「DL380 G7」
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20110831_473964.htmlAMD FX-4170 [撮影協力:パソコンハウス東映とフェイス 秋葉原本店とTSUKUMO eX.とZOA 秋葉原本店とソフマップ 秋葉原 本館]