元カノープス技術者が設計したUSB DACキットが同梱された書籍。発行元はインプレスジャパン。 書籍の内容は、PCとUSB接続してアナログ/デジタル音声が出力できるDACキット「DVK-UDA01」と、その解説書(24ページ)。 キットは本体カバーがなく、基板などがむき出しの状態だが、はんだ付けなどは不要で、ラジオペンチのみで製作が可能。別途用意したコンデンサに交換することで、音の変化を楽しむこともできる。 キットを設計したのは、旧カノープス(現在はグラスバレー)で高級ビデオカード「SPECTRAシリーズ」の設計を担当した中田潤氏。同氏は回路設計のプロである一方、オーディオ自作を趣味としており、今回のキットの設計にあたっては「キットとすることで、ケースを省く、コンデンサ交換などの自作的な楽しみを付加する」などを基本コンセプトにしたという。 なお、AV Watchでは同氏によるキットの開発過程を記した「USB DACキット開発記」(全3回)が掲載中。 DVK-UDA01の主なスペックは、入力インターフェイスがUSB 1.1、音声出力端子がアナログステレオミニ(ライン出力/ヘッドホン出力兼用)、デジタルRCA(S/PDIF)、対応サンプリング周波数が44.1/48KHz、対応OSがWindows 7/Vista/XP。 □関連記事 【2012年3月2日】USB DACキット開発記(AV Watch) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120407/etc_impress.html
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