スマートフォンに近付けるだけで任意のアプリを起動、あるいはスマートフォンの設定変更ができるXperia向けのNFCタグ「Xperia SmartTags」（以下SmartTags）がSony Mobileから登場、海外版が直輸入販売されている。

　カラーは黒、赤、青、白の4種類で、実売価格は1,260円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　販売されているのは簡易包装されたバルク品で、両面シールと思われるテープのみが同梱されている。マニュアルは付属しておらず、設定方法などは自分で調べる必要がある。

●スマホと組み合わせる円形タグ
　アプリ起動や無線ON/OFF、メッセージ送信などが可能

専用アプリの画面	専用アプリの画面

　このタグはSuicaのようなID付きの非接触ICを利用した製品で、対応スマートフォンを近づけることでスマートフォンがタグを認識、予め設定した機能が実行される、という仕組み。

　具体的には、「天気アプリを起動する」「無線LANをオフにする」といった簡単なことから、「GPSとBluetoothをONにして、カーナビアプリを起動する」といった複雑なことも可能。専用アプリのメニューには、アプリの起動や音量、壁紙の変更、無線LANやBluetoothのON/OFF（トグルもあり）、URLを開く、テキストメッセージの送信などが用意されており、これらを複数同時に実行できる。

　シチュエーションとしては、決まった操作をする場所にタグを設置する、というのが便利そう。先述のカーナビアプリの例ならば、自動車内にタグを設置、「“車に乗ったらタッチ”でカーナビになる」ということができるし、ベッド脇にタグを設置、「“寝る前にタッチ”で、アラームアプリ起動＆サイレントモードON＆無線OFF」といったこともできる。

　タグはそれぞれ個別に認識されるため、1台のスマートフォンで複数のSmartTagsを併用することも可能。

　これに近い製品としては、スマートフォンを置くだけで任意のアプリを自動起動させることもできるスタンド「LiveDock」があるが、今回の製品は「近づける」だけで良いのが大きな違い。アイデアによってはなかなか未来的な利用法も考えられそうだ。

●NFC対応スマホで利用可能

　対応するスマートフォンの機種名は不明だが、NFC対応のXperiaシリーズは対応している可能性が高そう。ショップが独自に検証したところ、GALAXY S II LTEやHTC One Xでも動作したとのこと。

　なお、今回の製品にはマニュアルが付属していないが、Androidスマートフォン用の同社製アプリ「LiveWare Manager」や、SmartTagsの管理用アプリ「Xperia SmartTags」で設定できる。

□Xperia SmartTags（Sony Mobile Communications）
http://www.sonymobile.com/global-en/products/accessories/xperia-smarttags/


□Xperia SmartTagsアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sonyericsson.extras.smarttags

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【2007年1月23日】第307回：NFC とは（ケータイ用語の基礎知識/ケータイ Watch）
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/32847.html

Sony Mobile Xperia SmartTags

[撮影協力:三月兎2号店]