東芝製3.5インチHDDの2TBモデル。エンタープライズ向けSATA HDDの「MK2002TSKB」とSAS HDD「MK2001TRKB」が発売されているほか、1TBモデルの「MK1002TSKB」「MK1001TRKB」も発売されている。前回発売された「HGST生産品」と違い、同社の自社工場で生産されたとみられる製品。 これらは、同社が「ニアラインHDD」と位置付けるエンタープライズ向け3.5インチHDD。 ニアラインHDDとは、オンライン(データセンターなど)とオフライン(デスクトップPC)の中間にあたるサーバー向けHDDの一種で、アクセス頻度は比較的少ないものの容量は大きく、またデスクトップPC向けHDDより高い信頼性を持つとされる。 同社によれば、エンタープライズ向けHDDとして低消費電力を実現したのも特長で、MK2001TRKBとMK2002TSKBでは、同社製2.5インチHDD「MBF2600RC」との比較でエネルギー消費効率を約40%改善したとしている。 また、今回の製品の生産国は、同社の製造拠点があるフィリピンとなっている。前回登場した「DT01ACAxxxシリーズ」は、本体に「HGSTによる中国製」という旨の表記があったが、今回の製品にはそうした記載はない。型番も東芝製HDDではお馴染みの「MK」で始まるものだ。 インターフェイスはSerial ATA 2.6(3Gbps対応)またはSAS 2.0(6Gbps対応)。バッファ容量はSATAモデルが64MB、SASモデルが16MB。プラッタ枚数は2TBモデルが4、1TBモデルが2。 その他の主な共通スペックは、ディスク回転数7,200rpm、平均シーク時間がリード8.5ms、ライト9.5ms、騒音値30dB、本体サイズが幅101.6×高さ26.1×奥行き147mm、重量800g。 □関連記事 【2012年5月31日】東芝の3.5インチHDDが発売に、製造元はHGST http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120602/etc_toshiba2.html
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