モバイルIvy Bridgeを搭載した初のPC自作キット。搭載CPUはCore i5-3210Mで、メーカーはASRock。 Vision HT Seriesは、幅200×高さ70×奥行き200mmのコンパクトな筐体を採用したPC自作キット。 CPUは第3世代のモバイル版CoreシリーズであるCore i5-3210M(通常2.5GHz、ターボ時最大3.1GHz、TDP 35W)が搭載されている。モバイルIvy Bridgeを搭載したPC自作キットの店頭販売を確認したのは今回が初めて。 Vision HT 321Bでは、他のモバイルCore i7/i5/i3シリーズにも対応するとされており、Webサイトの製品マニュアルではCPUの交換方法も説明されている。 また、スロットインBlu-rayコンボドライブやHDMI 1.4a端子を搭載し、Blu-ray 3Dコンテンツの再生に対応するほか、THX TruStudioによる7.1チャンネルサウンドをサポートするなど、HTPCとしての機能が充実している点も特徴。 ただし、モバイルSandy Bridgeに対応した前モデル「Vision 3D」では、モバイルGeForce GPUの搭載により3D Visionへの対応もうたわれていたが、Vision HTには外部GPUが搭載されておらず、3D Vision対応もうたわれていない。 搭載チップセットはIntel HM77 Express。メモリスロット数はDDR3 SO-DIMM×2(最大16GB)。ストレージ機器は2.5インチSATA HDD/SSDとmSATA SSDが搭載できる。電源は付属の90W ACアダプタ。 主な搭載機能はHDMI、DVI-I(グラフィックス機能はCPU内蔵GPUによる)、Gigabit Ethernet、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n、5GHz/2.4GHz)、Bluetooth 4.0/3.0 HS、eSATA、USB 3.0(前面/背面に各2ポート)、メモリカードリーダー。XFast LAN、XFast USBなどの独自機能も備える。 付属品はACアダプタ、MCEリモコン、DVI−VGA変換アダプタなど。ソフトウェアは「Cyberlink MediaEspresso 6.5」(トライアル版)、音楽管理/作成・ビデオ編集などが行なえる「MAGIX Multimedia Suite」が付属する。 □関連記事 【2012年7月24日】モバイルIvy Bridgeに下位モデル、35W2コア+GPU http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120728/etc_intel.html 【2012年6月19日】モバイル版Ivy Bridge「i7-3820QM」発売、コアが露出 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120623/etc_intel.html 【2010年11月27日】3D Vision対応の小型自作キットが発売に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101120/etc_asrock.html
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