搭載CPUが異なる3製品が発売されており、ラインナップはCore i7-3612QE（4コア/8スレッド、通常2.1GHz/ターボ時3.1GHz、TDP 35W）搭載の「X9SPV-LN4F-3QE」、Core i7-3555LE（2コア/4スレッド、2.5GHz/3.2GHz、25W）搭載の「X9SPV-LN4F-3LE」、Core i5-3610ME（2コア/4スレッド、2.7GHz/3.3GHz、35W）搭載の「X9SPV-F-3610ME」。

　これらは、第3世代のモバイル版CoreシリーズCPUとIntel QM77 Expressチップセットを搭載した組み込み向けのMini-ITXマザーボード。

　CPUはBGAタイプで、基板に直付けされているほか、映像出力端子としてVGAしか用意されていないなど、一般的なMini-ITXマザーに比べて自由度は低いが、ECCメモリをサポートしている点は特徴と言える。GPUは、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4000のほか、Matrox G200eWが搭載されている。

　スロット数はPCI Express 3.0 x16×1、DDR3 SO-DIMM×2（ECC対応、最大16GB）。

　主な搭載機能はVGA、1000Base-T LAN（X9SPV-LN4Fは4ポート、X9SPV-Fは2ポート）、IPMI、6Gbps SATA（2ポート）、3Gbps SATA（4ポート）、USB 3.0（ピンヘッダのみ）、USB 2.0。

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