【 2012年8月29日 】
「Cobalt Qube」改造PCが展示中


Cobalt Qube改造PC

内部の様子

 Sunのキューブ型サーバー「Cobalt Qube」を用いた改造PCがPC DIY SHOP FreeTで30日(木)から展示される。製作したのは同店スタッフの森田氏。改造PCの販売予定は無し。


●独自に用意したステンレス製フレームを使用


側面に2.5インチSSDが2台搭載可能

PT3搭載用のスペース(ブラケットは取り外す)

背面の様子

独自に用意したステンレス製フレーム
 Cobalt Qubeは、かつてのSunが10年ほど前に販売していたSOHO向けの小型サーバー。幅、奥行き、高さが約200mmの青いキューブ型ケースを採用するという、サーバーとしては珍しいデザインでも注目された。

 今回の改造PCは、そのCobalt Qubeの筐体のみを流用。独自に用意したステンレス製フレームを組み込むことで、Mini-ITXマザーボードトレイやドライブベイ(2.5インチシャドウ×2)といったPCパーツ用のスペースを実現している。

 また、本体の前面下部にあるランプも機能。右側がディスクアクセスLED、左側が電源LEDとなっている。

 このほか、本体背面に「PT3のアンテナを通すため」(同氏)という2個の穴が用意されているのもユニーク。マザーボードの上部はSFX電源で覆われているが、同氏によれば「PCI Express延長カードを用いればカードの装着が可能」という。

 搭載パーツはSAPPHIREのSocket AM3対応Mini-ITXマザー「IPC-AM3DD785G」や、Athlon II X2 260u、サイズの薄型CPUクーラー「KOZUTI(SCKZT-1000)」など。

 なお、今回の改造PCで使ったフレームは「希望があれば別途販売も行う」という。フレームの予価は17,800円で、「Cobalt Qubeの筐体は各自で用意して欲しい」(同氏)とのこと。


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Cobalt Qube PC

[撮影協力:PC DIY SHOP FreeT]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。