2012年10月27日
 -新製品- SAMSUNG MZ-7TD120B/IT
 
 [製品ジャンル:HDD]
※このページにおける価格などは、編集部が店頭表示を独自に調査したものです。
 この価格で販売されることを保証するものではありません。
 実際の販売価格は変動しますので、購入時に各ショップ店頭にてご確認ください。
※特記無き価格情報は税込み価格(税率=5%)です。

メーカー/製品名価格(円)ショップ備考
|SAMSUNGMZ-7TD120B/IT
(2.5インチSerial ATA-SSD,120GB,TLCチップ
 ,6Gbps対応,7mm)
8,680ソフマップ 秋葉原 リユース総合館1F
8,680ソフマップ 秋葉原 本館4F
8,800PC DIY SHOP FreeT
8,800TWOTOP秋葉原本店
8,800ZOA 秋葉原本店2F
8,800エディオン秋葉原本店3F
8,800パソコンショップ アーク
8,980ドスパラパーツ館1F
9,800オリオスペック
|SAMSUNGMZ-7TD250B/IT
(2.5インチSerial ATA-SSD,250GB,TLCチップ
 ,6Gbps対応,7mm)
15,580ソフマップ 秋葉原 リユース総合館1F
15,580ソフマップ 秋葉原 本館4F
15,800PC DIY SHOP FreeT
15,800TWOTOP秋葉原本店
15,800ZOA 秋葉原本店2F
15,800エディオン秋葉原本店3F
15,800パソコンショップ アーク
15,980ドスパラパーツ館1F
16,800オリオスペック
|SAMSUNGMZ-7TD500B/IT
(2.5インチSerial ATA-SSD,500GB,TLCチップ
 ,6Gbps対応,7mm)
36,580ソフマップ 秋葉原 リユース総合館1F
36,580ソフマップ 秋葉原 本館4F
36,800PC DIY SHOP FreeT
36,800TWOTOP秋葉原本店
36,800ZOA 秋葉原本店2F
36,800パソコンショップ アーク
36,980ドスパラパーツ館1F
37,800オリオスペック
写真写真
写真写真
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  新しい高速コントローラやTLC NANDフラッシュを採用、「ランダムアクセス速度向上」をウリとするSAMSUNG製SSDの新エントリーモデル。シリーズ名は「SSD 840」で、ソフト収録CD-ROMなどが付属する「ベーシックキット」が販売されている。容量は120GB/250GB/500GBの3モデル。

 SSD 840は6Gbps SATA対応の2.5インチ/7mm厚SSD。前モデル「SSD 830」からコントローラやフラッシュメモリが刷新され、ランダムアクセス性能が向上したのが大きな特徴。

 搭載コントローラは、SSD 830の「MCX」を改良したSAMSUNG独自の「MDX」。「ランダムアクセス専用コア搭載」をうたうトリプルコアなのは従来同様で、プロセッサがARM 9(クロック220MHz)からARM Cortex-R4(同300MHz)に変更、処理能力が向上したという。

 そして、NANDフラッシュもTLC(Triple Level Cell)タイプに変更。従来のMLC(Multiple Level Cell)が、1セルに2ビットのデータを記録していたのに対し、TLCでは1セルあたり3ビットのデータが記録できる。

 TLCはMLCより記録密度が高く、チップのダイサイズが抑えられるなどのメリットがある一方で、速度や寿命の面で劣るというデメリットもあるが、SSD 840では「Enhanced TLC」と呼ばれる高品位タイプを採用、さらに予備領域の確保(オーバープロビジョニング)などを行なうことで信頼性を確保したとされる。保証期間は3年間で、これはSSD 830と変わりない。

 NANDフラッシュは21nmプロセスの同社製「Toggle 2.0」を採用。従来の「Toggle 1.0」と比較して、転送速度が133Mbps→400Mbpsと3倍向上したとしている。

 そして、注目はランダムアクセス性能の高さ。SSD 830の512GBモデルと、SSD 840の500GBモデルを比較すると、4Kリード/QD32で80,000IOPS→98,000IOPS、QD1で6,100IOPS→7,900IOPS、4Kライト/QD32で36,000IOPS→70,000IOPS、QD1で25,000IOPS→29,000IOPSと、それぞれ向上している。

 なお、シーケンシャルアクセス性能については、リード520MB/s→540MB/s、ライト400MB/s→330MB/sと、リードは若干上昇、ライトは低下している。低容量モデルほどライト速度が低下しているので(250GBモデルは250MB/s、120GBモデルは130MB/s)、この点には注意が必要だろう(アクセス性能はいずれも公称値)。

 キャッシュメモリも同社製で、低電力タイプのDDR2メモリを採用。キャッシュ容量は、500GBモデルが512MB、250GB/120GBモデルが256MB。本体サイズは100×69.85×7mm。

 なお、MLC NANDフラッシュを採用し、リード100,000IOPS、ライト90,000IOPSというランダムアクセス性能(最大公称値)を持つ上位モデル「SSD 840 PRO」も発表済み。こちらのライト速度は公称390〜520MB/sと高速で、保証は5年間(条件あり)。こちらも近日発売とみられるが、「入荷は11月に入ってしまうかもしれない」(ショップ)とのこと。

□SSD 840ファミリー(ITGマーケティング)
http://www.itgm.co.jp/product/ssd840/

□関連記事
【2012年10月24日】Samsung「SSD 840/840 PRO」シリーズ(平澤寿康の周辺機器レビュー/PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20121024_567988.html
【2012年9月25日】Samsung、コンシューマ向けSSDの新製品を発表(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120925_562011.html
【2011年11月11日】SAMSUNG初の6Gbps SSD登場、3コアの独自コントローラ搭載
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111112/etc_samsung.html