今週見つけた主な新製品　(2013年7月13日)

　 H87チップセットを搭載し、IEEE 802.11ac無線LANに対応したASRock製のMini-ITXマザーボード。

　IEEE 802.11ac無線LAN以外の主な搭載デバイスは、DisplayPort/HDMI/DVI出力、1000Base-T LAN(Intelチップ採用)、7.1chサウンド、Bluetooth 4.0、eSATAなど。

　 オーバークロック仕様のRadeon HD 7950ビデオカード。メーカーはSAPPHIRE。

　採用コアはBoost動作対応のRadeoh HD 7950で、動作クロックはコア850MHz(ブースト時950MHz)/メモリ5,000MHz。搭載メモリはGDDR5 3GB。

　クーラーは2.5スロット占有の大型タイプのものが採用されている。

　 オーバークロック仕様のGeForce GTX 780ビデオカード。販売メーカーは玄人志向で、製造目カーはGALAXY。

　動作クロックはコア967MHz(ブースト時1,019MHz)/メモリ6,008MHzで、搭載メモリはGDDR5 3GB。

　 ゲーム向けにデザインされたGPU管理ツールが付属するELSA製のビデオカード。GeForce GTX 760搭載モデルと、GeForce GTX 660搭載モデルの2製品が発売されている。

　これらは、GeForce GTXファミリのGPUと、高い冷却性能と静粛性をうたう同社設計の冷却システム「S.A.C（Silent Air Cooling）」を搭載したビデオカード。

　ゲームオンが5日（金）に発売したWindows用MMORPG「ArcheAge」の推奨ビデオカードに認定されており、ゲームクライアントのインストールDVDや7日間分の無料プレイチケット、ゲーム内アイテムがもらえるチケットといった特典が同梱されている。

　さらに、コア/メモリクロックの調節などが行なえる同社独自のGPU管理ツール「GPU Optimizer」の特別版である「GPU Optimizer ArcheAge Edition」が付属しているのも特徴。

　画面がゲームをイメージしたデザインになっているほか、「パフォーマンスモード」「ビジュアルモード」「省電力モード」の3種類のプロファイルが、ArcheAgeのゲーム内のシーンにあわせてカスタマイズされているという。

　具体的には、通常版がGPU設定の変更のみを行なうのに対し、「ArcheAge Edition」では、NVIDIAコントロールパネル内の電力制御やアンチエイリアスなどのビジュアル調整も行なうとのこと。同社は「GPUのパフォーマンスを最適化することでさらに快適なゲームプレイ環境を提供する」とアピールしている。

　メモリやクロックなどの主要スペックは2モデル共通。搭載メモリはGDDR5 2GB、クロックはコア980MHz（ブースト時1,033MHz）、メモリデータレート6GHzで、映像端子はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI×2を備える。カードの厚さは2スロット分で、サイズは206×113×37mm。

　電源関連の必要スペックは、GTX 760モデルが推奨650W以上、6ピンコネクタ×2、GTX 660モデルが推奨500W以上、6ピンコネクタ×1。

　 B-CASカード不要のPC用地デジチューナー。メーカーはアイ・オー・データ。

　この製品は、USB 2.0接続のコンパクトな地上デジタル放送対応チューナーで、ソフトウェアによるいわゆる「地上RMP方式」を採用することにより、B-CASカードが不要となったのが最大の特徴。同社によれば同方式の採用は「業界初」という。

　同方式の正式名称は「コンテンツ権利保護専用方式」。番組コンテンツを暗号化によって保護する点はB-CAS方式と同じだが、受信機での復号に必要な暗号鍵を、物理的なカードなどではなく「鍵データ」として提供することで、ソフトウェア化を実現している。

　今回の製品は、接続したPCで地デジ番組が視聴・録画できるほか、同社製の無線LANルータのUSBポートに接続することで、ワイヤレスでの番組配信も可能。iOS/Android端末などで番組が視聴できるようになる。対応ルータは「WN-AC1600DGR」「WN-AG750DGR」など。

　なお、ワンセグ放送やデータ放送には対応しない。

　本体サイズ（約）は幅23×高さ75×奥行き10mm、重量は約16g。本体にはアンテナ入力端子が装備されており、付属の変換ケーブルを用いてF型端子（メス）に変換できる。付属のPC用視聴・録画ソフトは「mAgicTV GT」で、対応OSはWindows 8/7/Vista。

　 3.5インチベイに内蔵して使用する事もできるサイズの小型デジタルパワーアンプ「鎌ベイアンプMini」の新モデル。

　前モデルはヤマハ製のICチップを搭載していたが、今回発売されたモデルはMaxim integrated Products社製「MAXIM MAX98400A」を採用している。本体前面にはUSBポートを備えており、スマートフォンなどの充電が行なえるとされている。

　電源はACアダプタ給電対応で、3.5インチベイ内蔵時に使用する背面ブラケットやケーブルなどが付属している。

　 Intelのデータセンター向けSSD「DC S3500」シリーズに属する2.5インチSATA-SSD。容量は800GB、600GB、240GBの3モデル。

　公称値は、800GBモデルがリード500MB/s・ライト450MB/s、600GBモデルがリード500MB/s・ライト410MB/s、240GBモデルがリード500MB/s・ライト260MB/s。

　 最大4台のHDDを利用できるHDDスタンド。メーカーはMAIWOで、国内発売元は上海問屋。

　PCとの接続インターフェイスはUSB 3.0/eSATAで、RAID 0/1/3/5/10に対応。RAIDレベルは背面のDIPスイッチで切り替える仕組み。

　ボイスレコーダー機能を備えたUSBメモリの新モデル。メーカーはグローリッジで、容量は4GB。

　カラーはホワイトとブラックの2色。

　 独自アプリがプリインストールされたヤマダ電機ブランドの7インチAndroidタブレット。

　この製品は、Android 4.2や7インチのIPS液晶ディスプレイ（1,024×600ドット）、クアッドコアCPUのMediaTek MTK 8125（クロック1.2GHz）などを搭載したタブレット端末。メーカーはLenovoで、ヤマダ電機とレノボ・ジャパンが共同で開発したという。

　ディスプレイなどの主要スペックや搭載機能、本体デザイン・サイズは、Lenovoが海外で販売している「IdeaTab A3000」とほぼ同じで、この製品がベースと見られる。

　独自機能としては、プリインストールされている「YAMADA Multi SNS」用アプリや、音声対話アシスタント「デンちゃん」などがある。また、タッチペンが付属するほか、手書きメモアプリ「7notes with mazec」もプリインストールされている。

　本体サイズは194×120×11mm、重量は約345g。メモリ容量は1GB（LPDDR2）、ストレージ容量は16GB。主な搭載機能は無線LAN（IEEE 802.11b/g/n）、Bluetooth 4.0、GPS、フロントカメラ（30万画素）、リアカメラ（500万画素）、Micro USB、microSDカードスロット。

　付属品はUSBケーブル、タッチペンなど。

　 スマートフォン+ドッキングステーションからなるASUSの“合体スマホ”こと「PadFone Infinity」のストレージ容量64GBモデル。

　基本仕様は5月に発売された容量32GBモデルと同じで、IEEE 802.11ac対応の無線LANやフルHD液晶ディスプレイ、NFC、最新のSnapdragon CPUなどを備える。

　 「GALAXY S4」のコンパクトモデル入荷したのは直輸入品で、カラーはホワイトとブラックの2種類。

　なお、今回入荷したのは3Gモデルだが、最大100MbpsのLTEカテゴリー3にも対応したLTEモデルもラインナップされている。

　　GALAXY S4 miniは、4.3インチのSuper AMOLEDディスプレイ（540×960ドット）やクロック1.7GHzのデュアルコアプロセッサ、Android 4.2.2などを搭載したスマートフォン。メモリ容量は1.5GB、ストレージ容量は8GB。

　4月に登場した5インチディスプレイ搭載のGALAXY S4を、外観などをそのままに小型化したデザインが特徴で、ディスプレイ解像度やCPUなどのスペックはGALAXY S4より低いが、重量が130g→107g（3GデュアルSIMモデルは108g）と軽量化されている。

　本体サイズは124.6×61.3×8.94mm。なお、GALAXY S4は136.6×69.8×7.9mmで、GALAXY S4 miniのほうが厚みはある。このほか、バッテリー容量は2,600mAh→1,900mAhと減少している。

　また、GALAXY S4にあった、音楽などと一緒に写真を残せる「Sound & Shot」や写真管理の「Story Album」、翻訳コンパニオンの「S Translator」といった独自機能も搭載されている。

　主な搭載機能は無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n）、Bluetooth 4.0+LE、microSDカードスロット（最大64GB）、リアカメラ（8メガピクセル）、フロントカメラ（1.9メガピクセル）。センサー類は加速度センサー、光センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、地磁気センサーを備える。

　対応通信規格はGSM/GPRS/EDGE 850/900/1,800/1,900MHz、HSPA+ 850/900/1,900/2,100MHz。

　 iPhone 5やiPad miniのLightningコネクタに装着することで、アルコール濃度がチェックできるようになる検知器。メーカーはIPEGAで、発売元はサンコー。

　使い方は簡単で、iPhone 5などのLightningコネクタを持つ機器に装着後、側面の電源ボタンを押下し、検知器に向けて息を3〜5秒間吹きかけるという2ステップのみ。血中アルコール濃度(BAC)の結果が本体にあるディスプレイにデジタル数値で表示され、数値によってバックライトの色が緑(正常)/黄(注意)/赤色(危険)のいずれかに変化する。

　なお、iPhone 5やiPad miniからは検知器に給電を行うのみで、アプリを利用した連携機能は用意されていない。

　 スマートフォンと一体化できるゲームコントローラの新モデル。メーカーはMOGA。

　携帯ゲーム機スタイルでスマートフォンのゲームを楽しめる製品で、2個のアナログパッドやX/Y/A/Bボタン、L/Rボタン、スマートフォンを固定するための収納式アームなどを備える。

　スマートフォンとはBluetoothで接続する仕組みで、Android 2.3以上の端末がサポートされている。

　 HDMI出力端子や、キーボードなどを接続するためのUSB端子を備えたGALAXY S3/S4/Note 2向けのクレードル。

　スタンド部分は折りたたんで収納することが可能で、持ち運びを意識した構造になっている。

　 スマートフォンをワンタッチで取り付け可能な車載向けスマートフォンスタンド。

　スマートフォンを置くと、両サイドの固定用アームが自動で締まる仕組みを備えたモデル。本体の固定は吸盤式。

　 5ポートのUSB出力端子を備えたモバイルバッテリー。容量は11,000mAh。

　USB出力の仕様はポート毎に異なっており、内訳は1.3A出力×1、2.1A出力×1、1A出力×2、500mA出力×1。「合計3.1Aに収まる範囲であれば5台の機器を同時充電可能」(ショップ)とされている。

　 USBヘッダピン - SATA電源コネクタ変換ケーブル。ProjectMブランドの製品で、製造メーカーはアイネックス。

　USB 2.0ヘッダピンに繋ぐことで、SATA給電が行なえるケーブル。使用例としては、SSDへの給電や、NUCマザーボードでSATA給電などがあげられている。

　 EPS 12V用8ピン電源コネクタを45cm延長できるケーブル。メーカーはアイネックスで、カラーはブラック。

　 東プレ製キーボード「REALFOCRE」シリーズの英語配列/テンキーレスモデル。キー数は87で、カラーはホワイト/ブラックの2色。

　背面にDIPスイッチが用意されており、左CtrlキーとCaps Lockキーの入れ替えや、Windwosキーの有効/無効などの設定が行なえる。

　海外パッケージモデルは2010年3月に発売済み。

　 Thermaltakeのゲーミングキーボード「MEKA G-UNIT」のバリエーションモデル。

　全てのキーにバックライトを搭載した「Illuminated Edition」と、一部キーにバックライトを搭載し、筐体カラーがホワイトの「Combat White Keyboard」の2製品が発売されている。両モデル、キースイッチにはCHERRY製(現・ZF Electronics社製)の黒軸を採用し、20個のマクロキーも備える。キー配列は英語。

　このほか、2ポートUSBハブやマイク入力、ライン出力端子を本体背面に備える点や、最大46キーの同時押しに対応する点もウリ。

　 非伝導性や非腐食性をウリとするGELIDのサーマルグリス「GC-EXTREME」の容量1gモデル。数量限定品とされている。

　 KOOLANCE製の止水機能付き水冷用フィティングのブラックモデル。対応チューブ径や、オス/メスなどの違いなどで計6モデルが発売されている。

　 水冷キット向けのフローメーター。メーカーはKOOLANCE。

　同社の水冷キット向け制御基板TMS-205や表示パネルのDCB-FM01などと組み合わせて使用することで流量を表示できる。本体は金属製で、対応フィッティングはG1/4。

　 内部を“魅せる”のに好適というBitFenix製のATXケース。

　RONINはATXフォームファクタのミドルタワーケースで、「ケース内部を“魅せる”ことに主眼を置いた」（国内代理店のディラック）という設計が特徴。

　左サイドパネルにはアクリル製の窓が設けられており、内部が見えるようになっているが、一方で前側と下側を逆L字型に隠す「Stealth Cover」というカバーも装備されている。

　ディラックによれば、このStealth Coverは光学ドライブ/HDDベイやケーブル類を覆い隠すもので、これによってCPUやメモリ、ビデオカードなどの主要パーツを中心に見せることができるという。なお、後部の下側にある電源ベイもStealth Coverで覆われる。

　本体サイズは高さ483×幅205×奥行き505mm。電源スイッチやコネクタ部（USB 3.0×2、サウンドなど）は上面の前側に用意されている。

　ドライブベイ数は5インチ×3、3.5インチシャドウ×6（2.5インチシャドウベイと共用）で、5インチ−3.5インチ変換アダプタが1個付属する。

　ケースファン数は前面120mm×1、背面120mm×1で、上面や底面などにもファンが増設できる。また、上面には水冷キットのラジエータも搭載できるという。

　 実売価格が7,980円と安価なNUC対応ケース。メーカーはSilverStoneで、対応するNUCマザーボードは「D33217GKE」と「DCP847SKE」。ファンレス動作も可能とされている。

　本体はアルミ製で、上面カバーにあるヒートパイプでCPUの熱を筐体に放熱する冷却機構を採用している。なお、ファンレス動作も可能とされているが、「ファンレス時は筐体が70°程度の温度になる」(メーカー)という。

　本体サイズは幅106×高さ122×奥行き38mm。VESAマウントに装着するためのマウントキットが付属している。

　 SFX電源をATX電源対応ケースに取り付けるための変換ブラケット。メーカーはサイズ。

　アルミ製で、カラーはブラック。

　 10点マルチタッチ入力に対応したモバイル液晶ディスプレイ。メーカーはGeChicで、国内発売元はテックウインド。USB給電で動作し、バッテリーは非搭載。

　この製品は、15.6インチのノングレアTN液晶パネル（1,366×768ドット）を搭載したコンパクトなディスプレイで、On-Lapシリーズで初めてタッチ入力に対応したのが大きな特徴。センサーは投影型静電容量方式。

　Windows 8での使用時は最大10点のマルチタッチ入力が可能で、テックウインドは「Modern UIのユーザーエクスペリエンスを最大限に引き出せる」とアピールしている（Windows 7では2点タッチまで対応）。また、重量が約1.5kgと据え置き型ディスプレイより軽く、タブレット端末のように手元に置いて操作できるのもメリット。

　液晶パネルの主なスペックは、表面硬度7H、画素ピッチ0.252mm、輝度180cd/平方メートル、コントラスト比400:1、視野角が水平90度、垂直50度、応答速度8ms。

　本体サイズは430.4×248.3×9.9mm、重量は1,450gで、ステレオスピーカー（1W+1W）とヘッドフォン端子を装備。映像入力はHDMIとVGAに対応する（VGAケーブルは別売り）。また、給電用としてUSB 2.0ポートを計2基備えているが、同社によればUSBポート1基でも使用可能という。

　付属品はMicro HDMIケーブル、Micro USBケーブル、スタンドなど。

　 消費電力などの測定データをUSB経由でPCから確認する事ができる電力チェッカー。メーカーはサンワサプライ。

　PCやスマートフォンなどで消費電力を確認できる製品は、過去にも発売されているが、実売価格が2万円〜6万円前後と高価なモデルが多く、今回のように実売価格が7千円を切るモデルはあまり見かけない。

　この製品は、電気製品の消費電力を測定できる電力チェッカー。本体の側面にPC接続用のMicro USBコネクタを備えており、測定したデータをUSB経由でPCから確認することができる。データの確認には付属の専用ソフトを利用。測定データの保存も可能となっている。

　消費電力の測定は、従来の電力チェッカーと同じように、電気製品とコンセントとの間にこの製品を接続する仕組みで、消費電力（W）、積算電力量（kWh）、積算時間（Hour）、積算電力料金（円）、CO2換算（kg）の5つの項目が測定できる。

　付属品は、USBケーブル（USB - Micro USB）と専用ソフト。専用ソフトの対応OSは、Windows 7（64bit/32bit）、XPで、光学ドライブは8cm CDへの対応が必要。