1998年1月31日号
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そのほか今週気になった新しいモノ/動き
真っ黄色のリテールパッケージが目印で、価格は14,800円。ツクモパソコン本店IIと俺コンハウスで販売中だ。
□AOpen
http://www.aopen.com.tw/
[撮影:DS-20 協力:ツクモパソコン本店II]
VIAのチップを搭載したLANカードというだけでもかなり珍しいのに、そのカードは他にも見逃せない特徴を持っている。まず、とてもカードのサイズが小さい。長さはPCIバスのコネクタの終端までと最短で、高さに至っては一般的なカードの1/4程度しかない。とても細長いLANカードなのだ。そして、基板の色がまたAbaptek(IOI)のUltar2SCSIカードIOI-4206LVDの再来とでも言うべきか、真っ赤な色に染め上げられている。今度は「真っ赤なLANカード」というわけだ。もちろん各OS用のドライバもあり、2月中に入荷するとのこと。予定している販売価格も3,000円以下と安いので、発売されると結構人気が出るかも。
□VIA
http://www.via.com.tw/
・VT86C926 Amazon
http://www.via.com.tw/amazon.htm
[撮影:DIJE 協力:A-Master]
さて、そのリテールパッケージだけれども、PentiumII 333MHzはパッケージの外箱がちょっと変わっている。一見何も変わらないようだけれど、よく見ると、まず大きく印刷されている製品コピーが、今までの「The Power of Pentium Pro Processor Plus MMX Technology Capability」から「Power for Demanding Business and Home Applications」に変更されている。これは、いまさらPentiumProのMMX付きのようなことでアピールしても..という考えからの変更かもしれない。もう一つ気になるのは、パッケージ裏にあるサポート機能一覧の項目から、たった1つだけ削られたものがあるということ。今までは7つの項目が記されていたものが、6つになっている。削られた項目というのは「Supports Dual Processing」。これを単純に考えると、PentiumII 333MHzはデュアルプロセッサ運用を保証していない、ということになる。
ほかにも、目に見えるところでは今までのPentiumIIと違う点がPentiumII 333MHzにはある。今度はパッケージではなく、PentiumII本体の話で、カートリッジをコネクタ部分からのぞき込んで見比べてみると、明らかに一つ電子部品が削除されているのがわかる。何の部品かは判別ができないけれども、パターン上に載っている黄色いカバーの足つき部品がすっぽりなくなっている。これが何を意味するかは不明。
なにはともあれ、0.35から0.25ミクロンへと製造プロセスがかわったPentiumII 333MHzは、意外と目に見えるところも結構変わっている、というお話でした。
[撮影:DIJEとDS-20 協力:USER'S SIDE秋葉原店とツクモパソコン本店II]
RIVA128の強力なライバルになると見られているそのi740、すでにアキバではその片鱗が見られるようになっている。ピーシーアドバンスドが販売を開始したTMC(Taiwan MyComp)のVM357AというViRGE/GX2搭載ビデオカードの製品パッケージには、製品内容を表すチェック項目の中に「i740」の文字がしっかり刷り込まれている。チェック項目には、S3 ViRGE/GX2、3D Labs PermediaII、Rendition V220、Intel i740と4種類のビデオチップが印刷されていて、もちろんV357AではViRGE/GX2のところにチェックがつけられている。i740のパフォーマンスや価格は未だ未知数だけれど、これからすると、リリース間近であることはどうやら確かのよう。
VM357Aは4MB SGRAM搭載、230MHz RAMDAC内蔵、AGPバス用で11,800円。
□TMC(Taiwan MyComp)
http://www.mycomp-tmc.com/
[撮影:DC-2E 協力:ピーシーアドバンスド]
マザーボードは430TXチップセット採用で、ビデオチップにATI 3D Rage LT(VRAM 1MB)、サウンドはYAMAHA製のOPL3がオンボードということで、あとはメモリとCPU、FDDとCD-ROMドライブを足せば高性能な小型マシンが1台でき上がり、というわけ。NLXはまだケースもマザーボードも種類がないので、「汎用」としては使えないけれども、今後の動きには注目したいところ。
□ASUSTeK Computer(ASUS)
http://www.asus.com.tw/
[撮影:DC-2E 協力:ピーシーアドバンスド]
名前の通りアウトレット品や中古品などを扱うショップで、場所も近いDOS/Vパラダイス ガレージショップ Bargain in 秋葉原との兄弟店ということになる。オープニングセールでCPUの中古品を中心に格安販売していたせいもあってか、ビルのエレベーターはちょっとした待ち行列ができ、店内もけっこうな入り具合。商品の数はまだ少ないけれど、早くもPentiumII 333MHzリテールパッケージ版の中古が8万円台で置いてあったりして、ちょっとビックリ。
こまめに足を運べば、思わぬ掘り出し物も発見できるかもしれない要チェックのお店だ。それにしても、今アキバは中古市場がにぎやかだ。
□「DOS/Vパラダイス outlet秋葉原店」の地図と連絡先
http://www.dospara.co.jp/intro/outlet-map.html
[撮影:DS-20]
ホイールの1つは、本家Microsoft IntelliMouseと同じでボタンの中央に縦型についていて、もう1つはそのすぐ下に横型になって取りつけられている。もうおわかりと思うけれども、つまり、これは縦スクロール用のホイールしかないIntelliMoiuseを改良し、新たに横スクロール用にホイールを付け加えたという実に単純明解な製品。ちょっと違うのは、ホイールがクリックできないことで、代わりに3つめボタンが左側面の親指が当たる場所に取りつけられている。4D SCROLLWAREというドライバが付属し、さまざまな機能が利用できるほか、IntelliMouse完全互モードに切り替えることもできる。Windows 95のほか、NT 4.0にも対応している(ただし、NT 4.0の場合はIntelliMouse互換として動作し、横スクロール用ホイールは使えない)。なんといっても、パッケージ入りで価格が3,000円しないというのが魅力(最安値は2,700円)。現在3店舗で販売中だ。
□A-FOUR TECH(A4 TECH)
http://www.a4tech.com.tw/
・WinEasy
http://www.a4tech.com.tw/wheel.html
[撮影:DIJE]
これは、Pentiumのデュアルプロセッサ動作に対応したチップセットは430HXチップセットのみ、というこれまでの常識を打ち破るもの。確かに、Intelの資料では公式にデュアルサポートを明示しているのは430HXのみのようだけれど、実際にはIntel 82093AAというIO APIC(I/O Advanced Programmable Interrupt Controller)さえあれば、430TXでも実際には動作してしまうようだ。なにしろ、実際にその製品があり、取り寄せたA-MasterのテストではMMX Pentium 233MHzのデュアルで本当に動いてしまったというのだから間違いない。82093AAは、今までに製品化されている430FXのデュアルPentiumProマザーボードや430HXのデュアルPentiumマザーボードに必ず載っているコントローラーで、もちろんこのATX586にも搭載されている。
430TXでも動くのなら、デュアルPentiumでUSBとUltra ATAが使えるわけだが..。ATX586のスペックは、ATX/PCI×4/ISA×4/SIMM×2/DIMM×2。現在店内で展示中で、問い合わせ受付中。需要なくして供給なし。欲しいという人はバンバン問い合わせてみよう。
□TAKEN
http://www.taken.com.tw/
・ATX586
http://www.taken.com.tw/atx586.htm
□Intel
http://www.intel.com/
・82093AA IOAPIC
http://developer.intel.com/design/pcisets/datashts/290566.htm
[撮影:DIJE 協力:A-Master]
驚いたことに、フロンティア神代のホームページでは、2月1日からDVD-RAMドライブを搭載したオリジナルPCの予約受付を開始する、とのアナウンスが出ている。DVD-RAMドライブは先日松下電器が出荷を延期したばかりで、標準規格化も混沌としていることから、いつ出るのかわからない状態と思われていたのに..。
マシンの名は「Frontier Highgrade-LX #DVD Edition」といい、PentiumII 300MHz、64MB RAM、5.2GB HDD、AHA-2940UW、Ensoniq PCI Sound、日立製DVD-RAMドライブ搭載といったスペックになっている。DVD-RAMドライブは、DVD部が2倍速、CD-ROM部が8倍速で、5.2GBの書換可能DVD-RAMメディアが使える。先週末に聞いたところでは、日立側は「出荷のアナウンスはまだ行っていない」との返事だったけれど、2月に入ると何か動きがあるのかも?。
□フロンティア神代
http://www.urban.or.jp/home/frontier/
・Highgrade-LX #DVD Edition
http://www.urban.or.jp/home/frontier/seihin/hglxdvd.html