【 1999年7月10日号 】

マザーボードメーカーが着ぐるみでキャンペーンの怪挙?

Iwill君プラカード
Iwill君とじゃんけんIwillコースター

 快挙というべきなのか、あるいは怪挙というべきなのか、台湾マザーボードメーカーがアキバの街頭で着ぐるみを使ったキャンペーンを実施した。大手パソコンメーカーや家電メーカーがやることはあっても、パソコンのパーツメーカーが単独でこうしたキャンペーンをやるというのは、知る限りではこれが初めて(やっぱり快挙?)。

 この快挙(いや怪挙?)を成し遂げたのは、Iwillの日本法人として設立されたばかりの(株)アイウィルジャパン。着ぐるみはカラフルな衣装を着たIwillのマスコットキャラクターをイメージしたもので、人間が中に入り、コンプレッサーを使って内部に空気を送って膨らませる風船のようなタイプ。背丈は普通の人よりやや高い程度とはいえ、コンプレッサーで膨らませている分、かなり大きく見え、緑、黄、青といった原色を使ったカラーリングもあって街頭ではかなり目立った存在になっていた。「名前はなんというのですか?」と聞いてみたところ、「うーんと、じゃあIwill君ということで」。

 このキャンペーンは基本的にIwillの認知度向上が目的で、Iwillの紹介を書いたプラカードを持ってアピールしていたほか、着ぐるみとじゃんけんをして勝った人にはIwillのコースターをプレゼントするといった企画も行っていた。やっている本人達は仕事とはいえ、結構楽しんでいた様子で、自ら女子高生を呼び止めてじゃんけんを挑むなど、やや脱線気味なところも。

 気になるのはこのキャンペーンの効果のほど。これでIwill製品の売上増となっていれば、まさに快挙ということになるのだが。さて、「Iwill君効果」はいかに?

□アイウィルジャパン
http://japan.iwill.net/home/home.asp

[撮影協力:アイウィルジャパン]


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