MP3対抗?ソリッドオーディオプレーヤーのデモが始まる
7月下旬の発売がアナウンスされているハギワラシスコムの「SD-1」は、SolidAudio形式というNTTなどが中心に開発しているデジタル音楽データ形式をサポートした初めての携帯プレーヤー。著作権保護システムやネットワーク配信などの技術を盛りこんでいる点が特徴だ。その「SD-1」のデモ機が大型店を中心に設置されはじめ、現在誰でも自由に触って試聴できる状態になっている(試聴可能なのは一部ショップのみ)。
SD-1の大きさは、ちょうどType 2のPCカードを2枚重ねた程度で、軽く小さいのに驚かされる。メタリックなボディは、これまでの携帯MP3プレーヤーとは比較にならないほど綺麗に仕上がっており、高級感さえ漂わせるところは、さすがに国産といったところ。ショップでのデモ機設置は、販促用のディスプレイとセットになっており、いかにも「もう準備は万端」といった様子だ。
予定されている価格が約30,000円とやや高価な点が気になるところだが、ハードもソフトも国産の携帯用デジタルオーディオプレーヤーという点もあって、興味深い製品には違いない。製品には、Windows用とMacintosh用のエンコードソフトが同梱される。32MBのスマートメディアを使用すると、ハイクオリティモードで50分、スタンダードモードで100分記録できるとのこと。スマートメディアは「ID付き」のタイプを使用し、一部ショップでは予価を表示中。16MBが4,900円、32MBが11,500円、専用のSmartMediaライタは5,000円という。
音質や操作性など細かくチェックしてみたいという人は、アキバに足を運ぶべし。現在、ソフマップ1号店 Chicago Windows専門館とチチブ電気(ブロックD1-[b6])とT-ZONE本店で展示中。なお、試聴が可能なのはT-ZONE本店のみ。
□SolidAudio Project
http://www.solidaudio.jpn.net/
□SD-1(ハギワラシスコム)
http://www.hscjpn.co.jp/whatnew/new1.html
[撮影協力:T-ZONE本店]
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