Celeron 500/Pentium III 600の公認フライング販売開始

　Celeron 500MHzとPentium III 600MHzの輸入品フライング販売がはじまってから約2週間。いまだIntelから正式な製品発表が行われていないという状況の中、31日(土)には国内正規代理店ルートのリテールパッケージが一斉発売となった。

　これは国内正規代理店からショップに通知された販売解禁日が31日(土)となっていたためで、つまりは「公認フライング販売」ということになる。5月の「Pentium III 550MHz公認フライング販売」があってからというもの、正規ルート品の発売は正式発表直前の週末、というのが国内での実質的なパターンになったようで、海外経由の報道をみても、両CPUの正式発表はこの週明けに行われる予定になっている。

　Celeron 500MHzもPentium III 600MHzも、リテールパッケージの外観は従来通りで特に大きな変化はない。先週は「FOR UNIPROCESSOR SYSTEMS ONLY」の注記が新たに付けられたPACK DATE「7/11/99」のCeleron 400MHzリテールパッケージを紹介したが、Celeron 500MHzのリテールパッケージでも、PACK DATE「7/15/99」のものにはやはり「FOR UNI…」の注記がつけられていた。

　実売価格はCeleron 500MHzが21,999円～25,000円、Pentium III 600MHzが80,800円～94,800円。Pentium III 600MHzの最安値が突出して安くなっているため、Pentium III 550MHzとの逆転現象が起きている点は実に興味深い（詳細は「CPU最安値情報」参照のこと）。Pentium IIIの新たなライバルであるAthlonの登場も間近で、値動きの点ではまだまだいろいろありそうな気配だ。

[撮影協力:パソコン工房秋葉原1号店]