国内3,000枚限定の「黒いマザーボード」発売
プラチナプレートまでついた「コレクターズアイテム」
【Black Limited全景】 | 【ヒートシンク】 |
【プレート】 | 【開発者のメッセージ】 |
【黒いマザーボード】 | 【限定3,000枚出荷】 |
製品名は「AX6BC TypeR V.specII Black Limited」。アキバでは今週から16,500円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)で販売が始まっている。
●開発者名入りの黒いマザーボード
「AX6BC TypeR V.specII Black Limited」は、440BXチップセット搭載のマザーボードとしては定番と言われる製品の一つ「AX6BC TypeR V.specII」(海外名AX6BC PRO II)をベースにして開発された特別限定モデル。
基板は表も裏も全てブラックコーティングされ、まさに見た目は“黒いマザーボード”。そのうえ、チップセット用ヒートシンクの色も輝きあるシルバーを採用、「Black Limited」と刻印されたプラチナコーティングのプレートまでマザーボード上に貼り付けられている。単純に黒い基板を採用した製品ということであれば、過去にもマザーボードやサウンドカードなどで例があるが、シルバーの部品と組み合わせ、名前入りのプレートまで採用したという製品は珍しい(シルバーのプレートを採用した例はFREEWAYブランドの製品で過去に実績がある)。
また、プレートの左右には、やはりシルバーで加工された文字が刻まれており、左側には「AOpen AX6BC PRO II」という海外名の型番、右側には「WE DESIGN THIS BOARD WITH PRIDE…」というメッセージと共に「EVAN SHEU KEN CHENG ROBERT LEE」と開発者名が浮き彫りにされている。
マザーボードの機能的な仕様としては、ISAなしでPCIスロットが6本あること、豊富なFSB設定を持つこと、CPUのV-Core調整機能を持つなど、基本的には「AX6BC TypeR V.specII」の仕様をそのまま受け継いでいる。マニュアル等には記述がないため詳細は不明だが、ほかにもパッケージ上には「CPU V-Core電圧無段階調整機能」という目新しい記述もあり、パワーユーザー向けにさらなる改良が加えられている可能性もありそうだ。
●海外では「Millennium Edition」
なお、この製品は日本国内限定で3,000枚出荷とされているが、オーストラリアの「Overclockers Australia」が報じるところによれば、さらに「AX6BC PRO II Millennium Edition」というほぼ同仕様の製品がワールドワイドに2,500枚出荷されているいう。こちらはプレートに「Black Limited」ではなく「Millennium Edition」と刻まれている。この数が本当だとすると、結果的に日本一国向けの限定製品がワールドワイドの限定品の数をなぜか上回っていることになるが、これも日本国内のDIY市場の大きさを物語っている例だとすると納得もいく。
PCのユーザー層が広がり、色や外観デザインを重視したPCが増える中、自作PCユーザーにとっては、こうしたマザーボードの外観にこだわることが“見えないおしゃれ”というステータスになるのかも知れない。
□AX6BC TypeR V.specII(日本エイサー)
http://www.acer.co.jp/home/aopen/mb_ax6bc2.htm
□AOpen AX6BC-Pro II Millennium Edition(Overclockers Australia)
http://www.overclockers.com.au/images/millenniumbig.shtml
[撮影協力:クレバリー]
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