BURN-Proof対応CD-R/CD-RWドライブのサンプル版販売中

　最新CD-R/CD-RWドライブの“人柱”を志願する人には朗報だ。三洋電機が開発したバッファーアンダーランエラーを解消するBURN-Proof技術を採用したドライブが早くも入手可能になっている。BURN-Proof技術とはバッファーアンダーランによるCD-R/CD-RWの書き込み失敗を解消する技術で、例え書き込み中にバッファーアンダーランで一旦書き込みが途切れても、途切れたところから続きを書き込んでくれるという画期的なもの。

　販売が始まったのは、BURN-Proof技術と同時に11月に三洋電機から発表されたCD-R/CD-RWドライブ「CRD-BP2」。BURN-Proof技術に対応し、CD-Rは12倍速、CD-RWは4倍速、CD-ROMは32倍速に対応している。インターフェイスはSCSI。

　といっても、実際に販売されているのはメーカーが製品評価用に出荷しはじめたサンプル版で、正式な製品というわけではない。最初に「“人柱”を志願する人には」という条件を書いたのもそのためで、ドライブ自身にも「SAMPLE」と書かれたシールが貼り付けられている。そのシールにはファームウェアのバージョン番号も記されているのだが、このファームウェアが後で書き換えられるのかどうかは不明。対応した書き込みソフトなどは、CD-Rに記録されて添付されている。ただし、書き込み済みCD-RのC1/C2エラーをチェックできる同社製のツール「BURN-Proof Home Doctor」はこの中には含まれていない。

　販売を始めたのはPC-KIDS（ブロックE1-[b3]）で、価格は65,000円。同店では「テスト販売」だとしており、バルク品と同等の扱いで保証はしてくれるそうだ。いち早くBURN-Proof技術を試してみたいという人には、いいチャンスだ。来週にも少量再入荷する予定があるとのこと。また、同店ではTDKのOEMという12倍速書き込み対応をうたったCD-Rメディアの販売も始めている。価格は168円。

[追記] 13日(月)現在、既に完売しており「製品版の発売まではこのあとの入荷予定はない」(PC-KIDS)とのこと。なお、CRD-BP2を取り扱う大手流通関係者によると「サンプル版は手違いで一般向けに販売されてしまったもの」だそうで、「1月中旬以降の製品版発売まではもう流通しない筈」とのこと。

□CRD-BP2（三洋電機）
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/9911news-j/1109-2.html
□PC-KIDS
http://home.highway.ne.jp/pckids/

[撮影協力:PC-KIDS]