LGA1155に対応した新たなCPU3モデルが20日(日)に発売された。
発売されたのは普及価格帯のCore i3で、実売価格は1万円強。新たにTDP 35Wの低消費電力版も登場した。
具体的なラインナップは、Core i3-2120(クロック3.3GHz)、Core i3-2100(同3.1GHz)、Core i3-2100T(同2.5GHz)で、各店の価格はそれぞれ13,000円前後、11,000円前後、11,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ただし、LGA1155向けマザーボードは先月末からのリコールで販売停止状態。実質的に、マザーボードが買えない状態での船出となった。
●1万円強のSandy Bridge、35Wの低消費電力版も
今回登場したCore i3はLGA1155対応CPUの下位モデルで、LGA1156版Core i3-500のポジションを引き継ぐもの。コア数はデュアルで、いずれもHyper-Threading Technologyを搭載、最大4スレッドの実行が可能だ。内蔵GPUはDirectX 10.1対応のIntel HD Graphics 2000を搭載している。
LGA1156版Core i3から進化した点としては、システムバスの帯域の増加(2.5GT/s→5GT/s)、TDPの減少(73W→65W、i3-2100Tは35W)、GPUクロックの向上(733MHz→850MHz、最大クロックは1.1GHz)などが挙げられる。対応メモリはDDR3 1066/1333(最大容量32GB)。
今回確認した製品のsSpecは、i3-2120が「SR05Y」、i3-2100Tが「SR05Z」、i3-2100が「SR05C」。
また、TDP 35Wの低消費電力版が発売されたのも注目点。これまで発売されているデスクトップ版Sandy BridgeのTDPは65~95Wで、図抜けてTDPが低いかっこう。Mini-ITXマザーボードと組み合わせて使うなど、応用方法もありそうだ。