震災対策製品の販売状況を確認してみた:単三電池は普通に購入可能、懐中電灯やラジオも販売中
[3/19号]
東北地方太平洋沖地震が発生した3月11日(金)以来、電池や懐中電灯、ラジオなど、いわゆる震災関連製品が全国的に品薄気味とされている。

そこで弊誌では、秋葉原電気街での震災対策製品の入荷/販売状況を調査、まとめてみた。品薄とされる製品でも、秋葉原なら豊富に並んでいるものもあるので、必要な場合は参考にしてほしい。

なお、調査したショップはいずれも小規模店舗のため、すぐに品切れになってしまうこともある。定期的な再入荷もあるようだが、必要量のみ買うなどマナーにも気をつけたい。

●電池は単三なら容易に入手可能
単一/単二は品薄ながら入荷アリ

まず、電池類だが、ほとんど問題なく入手できるのが単三電池。

これについてはアルカリ/充電式ともに多数のショップが販売しており、種類は常時より減るものの、ごく普通に購入できる。注目されているエネループも問題なく購入可能だ。

一方、アキバでも品薄なのが単一/単二の両電池。これらは「懐中電灯など、防災機器で使われるため、品薄になっている」(ショップ)とされ、震災直後から多数の来店者が購入。単三電池を単一/単二に変換するアダプタを含め、一時は完全に姿を消した。

ただし、その後は断続的に入荷が見られる。

ショップによると「関西から取り寄せている」「通常使わない仕入れルートで確保した」などの工夫で在庫を確保したという。ここ数日間を見る限り、「単一でも、マンガンタイプなら秋葉原中を探せばなんとか購入できる」といった状態だ。

●懐中電灯やラジオも販売中

次に、懐中電灯やラジオだが、これらも秋葉原では購入可能。

特に懐中電灯は、LEDライトであれば、扱いがあるショップならばどのショップでも普通に購入できる。さすがに製品種類の選択は難しいが、単三電池で動作するタイプや太陽電池で充電できる製品も店頭に並んでいる。

なお、LEDライトは特殊電池を使って大光量を実現する趣味性の強い製品もある。こうした製品は、特に品薄の気配もなく、ごく普通に販売中。ただし、こうした製品は点灯時間が短いものが多く、その点には注意が必要。

また、ラジオも品薄気味だが、ショップによっては購入できる。ラジオに関しては、いまだ在庫店の多いワンセグTVで代用するという手も考えられるだろう。


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