●UPSは各所で販売中
また、停電で注目が集まるUPSはPC関連ショップの多くで販売中。
相場は185Wタイプで6千円前後、5,970円、300Wタイプで1万円~1万5千円前後から。ショップによると、「大容量タイプの売れ行きがいい」という。
なお、UPSには正弦波タイプと矩形波タイプの製品があり、矩形波タイプのUPSをActivePFCタイプのATX電源ユニットに接続するとPCが破損する恐れがある。PCに接続する場合は、電源ユニットを確認するか、正弦波タイプを購入する方が無難だろう。
●大きな値上がりは見当たらず
仕入価格は小幅に上昇
ちなみに、こうした際に気になる価格だが、弊誌が調査した主要ショップでは、特に大きな値上がりは見られず、いわゆる便乗値上げなどはない様子。
ショップでは「絶対に便乗値上げはしたくない」と話すスタッフも多く、心情的にもそうした値上げはしたくないようだ。ただし、実際に仕入れ価格が上がっているものもあり、それらは小幅に値上げせざる得ないという。
なお、言うまでもないが、こうした防災製品といえども、不要不急の購入は控えたい。
ショップ側でも「“ここにある電池、全部くれ!”というお客さんも来たが、事情を説明して、数個までにしていただいた」など、できるだけ多くの人に行き渡るよう配慮しているという。「身を守るための用意」として最低限の備えはどうしても必要だが、本当に必要な人の手に行き渡るよう、配慮して行動してほしい。
なお、今回の取材店や、各店での販売情報については「停電対策グッズ販売情報」も参照のこと。