やはりクアッドコア+GPU内蔵だが、Hyper-Threadingには非対応。Xeon E3-1260Lと比べると、動作クロックやキャッシュ容量もやや落ちるが、その分価格が安い(マザーボードセットで29,000円前後)のがメリットだ。
また、TDP 65W/クアッドコアのCore i7-2600S(同2.8GHz)も同時に登場している。
販売されているのはバルク品で、いずれもマザーボードとのセットでのみ販売。実売価格は、ASRock H67M-ITXとのセット例でCore i5-2500Tが28,980円、Core i7-2600Sが36,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●Core i5のクアッドコアでは最小TDP
両者の主なスペックは、i5-2500Tがクロック2.3GHz(Turbo Boost時3.3GHz)、コア数4(Hyper-Threading非対応)、キャッシュ容量6MB。i7-2600Sが2.8GHz(Turbo Boost時3.8GHz)、コア数4(Hyper-Threading対応)、キャッシュ容量8MB。いずれもグラフィックス機能(Intel HD Graphics 2000)を内蔵している。
対応マザーボードについてはドスパラパーツ館が店頭で告知中。
LGA1155用の省電力系CPUとしては、TDP 45WのXeon E3-1260L(クアッドコア/HT対応/2.4GHz/8MB)や、TDP 35WのCore i3-2100T(デュアルコア/HT対応/2.5GHz/3MB)、さらにCore i7としては省電力な65WのCore i5-2400S(65W/クアッドコア/2.5GHz/6MB)が登場している。
互換性などを検討する必要はあるが、省電力CPUの選択肢が徐々に増えてきた印象だ。