また、SSDとHDDを組み合わせてドライブを構築できるIntel Smart Response Technology(以下、SRT)が新たに搭載されたのも大きな特徴だ。
この機能は、SSDをHDDのキャッシュのように用いることで、大容量かつ高速のドライブが実現できるというもの。似たような機能を持つRAIDカードなどの製品はこれまでに発売されているが、Z68ではそうした製品を購入せずに機能が使用できるのがメリットと言える。
[ 以下、5/11~5/14更新 ]●発売は5社12製品、「画面出力無し」モデルも複数あり
発売を確認したのは、14日(土)時点でGIGABYTE5製品、ASRock3製品、MSI2製品、ASUS、Intel各1製品の5社12製品。
発売モデルの内訳はATX9モデル、microATX3モデルだが、中にはCPU内蔵GPUによる画面出力が行えない製品も複数あるため、購入時には注意が必要。
各製品の仕様については以下を参照のこと。
●SSDキャッシュ機能「SRT」は、BIOS更新が必要なケースも
なお、チップセットのウリであるSSDによるHDDキャッシュ機能「Intel Smart Response Technology」だが、店頭デモを準備している複数のショップで「設定を有効にしたら再起動できず、再起動するためには、いったん無効にした後、OSで再設定する必要があった」とのこと。
この不具合については、(マザーボードの代理店ではなく)Intelの代理店から「“出荷時のBIOSが対応していない場合がある”という告知があった」(ショップ)そうで、ASRockのようにベータ版の対応BIOSを公開しているメーカーや、Intel/MSIのように対応方法を説明するペーパーをショップで掲示する例もある状態。
GIGABYTEとASUSは「出荷時の状態でSmart Response Technologyが問題なく動作する」とそれぞれの代理店が告知しているため、全メーカーで同様の問題が起こるわけではないようだが、当面は気にしておいたほうが良さそうだ。