ド迫力の「ファンレス自作セット」が7月発売 / Core i7-2600さえファンレスOK、クーラー+ケース+電源セット
※(6/25更新)AKIBA PC DIY-EXPO 夏の陣での展示内容を追記

Core i7-2600のファンレスPCさえ自作できるという、ド迫力のファンレスPCケースキット「Set A40」のサンプルがオリオスペックに入荷した。メーカーは韓国NOFAN。

タワケースとCPUクーラー、電源がセットになっており、中でも巨大CPUクーラーが印象的だ。

販売可能な製品は7月初旬に入荷する予定で、予価は「36,000円ぐらい」(ショップ)とのこと。CPUクーラー単品も同時期に入荷する予定としている(価格未定)。また、このキットを使った同店ブランドPCの販売も検討しているという。

●特製クーラー、ファンレス電源、ATXケースの3点セット
TDP 100WまでファンレスOK

この製品のセット内容はATXタワーケース「CS-30」、CPUクーラー「CR-100A」、容量400Wの80 PLUS BRONZE電源「P-400A」の3点で、もちろんこれらは全てファンレス。別途用意したCPUやマザーボードなどを組み込むことで、ファンレスPCに仕立てることができる。

最大の特徴は、Core i7/i5やPhenom II X4といったTDPが比較的高いデスクトップPC向けCPUも使用できるとされている点で、TDP 100Wまで対応するという。対応プラットフォームとしてはLGA1155、Socket AM3などのほか、LGA775、Socket 939/940といった古いものも挙げられている。なお、LGA1366は含まれていない。

キットの中で特徴的なのは円形のCPUクーラー。大人の手よりも大きい巨大なもので、素材も一般的な板状フィンではなく、針金状のフィンとヒートパイプを使ったもの。一見、鳥かごなどを連想させる外見だ。本体サイズは幅222×高さ132mm、重量783g。

ただし、あまりに巨大なため「マザーボードの1番目のスロット(I/Oパネル側)を塞いでしまう」(マニュアル)ほか、2番目のスロットもギリギリに見える。メモリスロットについても「特に背が高いタイプは取り付けられない」(ショップ)とか。

CPUクーラーの性能については同店が検証を行なっており、Core i5-2500を組み込んでテストしたところ、CPU負荷100%の状態で10分間動作させた時のCPU温度は79~84℃程度(室温24℃)で、動作は安定していたとのこと。また、動作中、CPUクーラーはかなり暖かくなったが、針金部分は触れる程度だった。


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※上記価格は編集部独自調査によるものです。この価格で販売されることを保証するものではありません。
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