『X1 Application Software』として発売されたのが、この『キーボードトレーニング』。キャッチは「“コマンド”、“ステイツメント”に力がつく」とあり、BASICでよく使用する命令を素早く入力できるようになるためのタイピング練習ソフトだ。「早く、正確に打ち込めるようになればコンピュータはもっと面白くなりますよ」とあるのを見ると、雑誌のプログラムを少しでも早く入力したい、という当時のマイコン族の思いが伝わってくる。中身もゲームというよりは、表示された単語を入力するだけなので、それほど楽しくない。ちなみに、製造元のクレジットとしてソフトウェアハウス ディー・アイ・エスの記名があるが、残念ながらどのようなソフトハウスなのかは分からなかった。