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2008年08月05日
おおっ、「タコ足くん」だ…………(オヤジ向け)
これをみて、祝一平というライター氏が20年ぐらい前に提唱したネタアーキテクチャ「タコ足くん」を思い出しちゃったのは私だけ?
「ピクセルシェーダー800個」なGPUもでていることだし。
ちなみに「タコ足くん」って、要するに「(専用チップではなく)超たくさんのCPUを載っけてグラフィック性能を強化しよう」というコンセプト。
当時の(普通の)パソコンは、画面描画をすべてCPUがやっていましたが、「タコ足くん」第一段階では、画面描画用にメインCPUと同じCPUを別搭載、第二段階では上下半分ずつ1個のCPUを、その次は4分割で1個ずつ、次には8分割で1個、最終的には1ピクセル=1CPU、という具合。
当時書かれていたメリットは、「フルプログラマブルなので、レイトレーシング(当時の3D描画手法。静止画1枚書くのに12時間、なんてザラでした)も数秒で完了」というもの。これだけ聞くと「おおおぉ、なんて超先進的」なんて思っちゃいますが、当時はいわゆるウィンドウアクセラレータ(GPUのご先祖様)の前夜で、なんだかグラウンド一周して帰ってきた気もしないでもない(苦笑
ま、ネタアーキテクチャなんで当然ですが:p
ちなみに氏、液体窒素冷却とか、マイクロコードのRAM化とかも空想してて、なかなかその筋なライターさんでした。
そういえば、「CPUパッケージを立方体化、上下左右に直接つなげてマルチCPU」なんて事も書いてましたが、各社の技術者さま、こゆのもお一つどうでしょう?:p