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2009年08月01日
神田川に落ちておぼれかかった猫の救出劇
Twitterで中継した通り、秋葉原で7月31日にちょっとした珍事件が発生した。昌平橋に警察と消防が駆けつけ、ある救出劇が展開されたのだが、それは神田川で溺れかかった猫の救助活動だった。
そのときの様子をここでまとめておこう。
取材中に昌平橋付近を通りかかると、消防車とパトカーが赤色灯を回したまま止まっているのが見えた。「お?事件か」と近寄ってみると、橋の上で多数の野次馬が身を乗り出して神田川を見つめている。しかし川には特に人が落ちている様子もないし、特別異変は見られない。野次馬達もしきりに「なんなの?」と様子を伺っている。
そのうち警官と消防のチームが作られ、何やら網を持ち出して堤防の上をゆっくり散歩でもするかのように歩き始めた。不思議なことにまるで彼等に緊張感が見られない。
50mほど彼等が進むと、網を降ろしてなにか茶色い小さなものをすくい上げ始めた。距離があるため、それがなんなのかさっぱりわからない。
ゆっくりとした足取りで彼等が橋まで戻ってくると、網には茶色い動く物が…。「猫じゃん!」野次馬の一人がつぶやくと、周囲は一気に和みモード。どうも猫が堤防から神田川に落ちて、川辺りでじっとしていたところを助けたということらしい。周囲から「よく頑張った!」の声があがる(たぶん猫に対して?)。
びしょ濡れの猫は網の中でもがいていたが、TV取材班らしきスタッフがカメラを向けると、救出チームは撮影に配慮してか、網をぶら下げたままじっと静止。その後、警官が橋にいる野次馬の近くまでよって網に入った猫を見せるサービス?も。
これで事件解決、猫は解放されるかと思いきや、この後なぜかびしょ濡れで網に入れられたままパトカーに乗せられて護送…。まるで猫が逮捕?のイメージ(笑)。
1年前の無差別殺傷事件以降、秋葉原はまるで厳重警戒態勢のように警察がパトロールし、ものものしい雰囲気が続いているが、このときばかりはほんわかムード。ドジな野良猫のおかげで、7月最後の秋葉原はちょっと和んだ。