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2010年04月29日
Phenom II X6 1090T BEの電圧を下げてみた
Phenom II X6 1090T BEの定格クロック(3.2GHz)動作時の動作電圧を下げてみました。
Prime95でテストしながら安定動作の下限を探ってみたところ、1.125Vまでは下げることに成功。1.125Vを下回ると3.2GHz動作が難しくなるようで、1.1V前後では負荷がかかるとOSが不安定になり、1V前後では電圧を設定した瞬間にPCがフリーズしました。
1.125Vに動作電圧を下げた時の消費電力ですが、思っていたよりも大きな差が!
上が定格の3.2GHz(1.3V)動作時のPC全体の消費電力で、下が3.2GHz(1.125V)動作時のPC全体の消費電力。動作電圧を0.175V下げたことで50Wも消費電力に下がる結果に。PCの構成は両者で全く同じなので、負荷時のCPU消費電力が50Wも下がったことになります。
BlackEditionなのでオーバークロックに目が行きがちですが、性能を犠牲にせずに低消費電力で使うのも面白いかもしれません。
□テストPC環境
・CPU Phenom II X6 1090T BlackEdition
・マザーボード MSI 890GXM-G65
・メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 2GB×2枚
・ビデオカード ELSA GLADIAC 988 GT 512MB(GD988-5123ERGT)
・HDD WesternDigital WD3200AAKS