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2010年06月25日
FF XIVベンチマークをテストしてみた -CPUコア数編-
現在多くの人がテストしているFINAL FANTASY XIV オフィシャルベンチマーク(以下FF14ベンチ)ですが、どの部分がスコアに影響するのか調べてみました。
今回はコア数(スレッド数)によるスコアの違いをテストしています。結論から言うと、FF14向けにCPUをアップグレードする場合、物理コアが4コア以上のCPUを購入する方が良さそうです。
テストに使用したPCの環境は以下の通り。
□テストPC環境
・CPU Corei i7-920(2.66GHz,4コア)
・マザーボード GIGABYTE GA-X58A-UD5(X58+ICH10R)
・メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 2GB×3枚
・ビデオカード MSI R5850 Twin Frozr II (Radeon HD 5850)
・ストレージ ACARD ANS-9010×4台 + LSI MegaRAID SAS 9260-8i
・OS Windows 7 Ultimate(64bit)
GA-X58A-UD5は使用するコア数を選択できるので、その機能を利用して2コア動作時と4コア動作時の違いと、Intel Hyper Threading Technology(以下HTT)をON/OFFした時の差をテストしています。
以下がコア数HTT ON/OFFを切り替えた際のスコア。
2コアと4コアでスコアに大きな開きがあり、HTTの有無は誤差程度で効果がかなり薄い模様。エンコードだとHTTは効果を発揮するんですけどね……。
個人的に感想になりますが、2.66GHzのCore i7-920でそこそこなめらかに動いているので、とにかく安く済ませたい場合はCore i5-750 (2.66GHz)、多少予算にゆとりがある場合はCore i7-930 (2.80GHz)やCore i7-860 (2.80GHz)あたりがコストパフォーマンスの高いモデルになりそうな気がします。
ちなみに、描画中に負荷がかかるのは4スレッドまでなので、6コアなどのCPUはスコア的には影響が小さいかも?ただし、画面が切り替わる際に(ロード時)には6スレッドに負荷がかかるので、スコアに出てこない部分で6コアが優位になるシーンはありそうです。
描画時 | ロード時 |
なお、スコアの下に表示されているLOAD TIMEですが、ストレージの速度が影響しているかと思いきや、実は別の要因で変動している模様。今回利用しているストレージは1GB/s超えのRAMDISKですが、LOAD TIMEはHDDなどと変わりません。今回の環境ではCPUのスレッド数が増えると時間が短くなる傾向がみられたので、CPU周りの要因で変化する項目なのかも?Core i7-980X EEがあればいろいろ検証できるんですけどねー、貸出してもらえないかなぁ……。
次回はCPUとビデオカードをオーバークロックして、スコアにどのような影響が出るかテストしてみたいと思います。
□ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク(スクウェア・エニックス)
http://www.finalfantasyxiv.com/media/benchmark/jp/
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