週刊3Dプリンタニュース

雪印コーヒーの萌えキャラ「ゆきこたん」が3D化、モデリングデータ公開中

〜エディタ付きの3D共有サイトやビジネスコンテストも開催中〜

 今回の週刊3Dプリンタニュースは、雪印コーヒーの擬人化キャラ「ゆきこたん」のモデリングデータが公開されたニュースと、3Dデータを手軽に作れる3Dデータ共有サイト「Qubrick」がオープンしたニュース、そして3Dプリンタを活用するビジネスアイデアのコンテストに関するニュースの3本をお届けする。

雪印コーヒーの擬人化キャラ「ゆきこたん」の3Dデータが無償公開

ゆきこたん
オレたちのゆきこたんプロジェクトのトップページ
ダウンロードしたゆきこたんフィギュアのSTLデータをMakerWareに読み込んだところ

 雪印メグミルクは2月17日、特設サイト「オレたちのゆきこたんプロジェクト」で、「ゆきこたん」の3Dデータの公開を開始した。

 オレたちのゆきこたんプロジェクトは、雪印コーヒー生誕50周年を記念して、公式ブランドキャラクターを作ろうというプロジェクトであり、昨年4月から6月にかけて、擬人化キャラクター「ゆきこたん」のイラストコンテストが行われた。

 イラストコンテストには6,843点もの作品が集まり、その中で1位として選ばれたのがCH3氏作のゆきこたんである。ゆきこたんのイラストを元に原型師の遮那かんし氏がフィギュア化を行ったのだが、今回そのゆきこたんフィギュアの3Dデータが公開された。公開された3DデータはSTL形式であり、そのまま各種3Dプリンタでの出力が可能。

 サポート部分がかなり多くなりそうな形状なので、サポートの付き方などをチェックするためのデータとしても使えそうだ。

「3Dエディタ」付きの3Dデータ共有サイト「Qubrick」がオープン

Qubrickのトップページ。オープンして間もないので、まだ投稿されている3Dデータの数はそれほど多くはない
3Dエディタ機能で作成された3Dデータも公開されている
3Dエディタでは、キューブを並べて3Dデータを作成することができる
3Dエディタで作成したSTLデータをMakerWareに読み込んだところ

 キューブリックは2月13日、3Dデータ共有サイト「Qubrick」のβ版をオープンした。

 他人が作成した3Dデータをダウンロードしたり、自分で作成した3Dデータをアップロードして公開するための3Dデータ共有サイトは、国内でも複数立ち上がっているが、Qubrickは、3Dデータのダウンロードやアップロードを行えるだけでなく、Webブラウザ上で簡単に3Dデータを作成できる「3Dエディタ」機能が用意されていることが特徴だ。3D CADソフトや3D CGソフトに比べて、作成できる3Dデータの自由度は低いが、その分操作が簡単であり、誰でも手軽に3Dプリンタ用の3Dテータを作れることが魅力だ。

 Qubrickの3Dエディタ機能は、キューブ(立方体)を並べていくことで、3Dデータを作成するもので、ドットを並べて絵を描くドット絵の3Dバージョンといった感じだ。ブロックには色を付けることも可能で、UnDo機能やReDo機能も備えている。作成した3Dデータは、ログイン(会員登録は無料)して保存できるほか、3Dプリンタでの出力に対応したSTL形式でのダウンロードも可能だ。

「3Dプリンタを活用するビジネスアイデア」のコンテスト開催中優秀賞は事業化も

3Dプリントで世間を驚かす企画募集

 ビジネスアイデアのコンテストサイト「コトナス」で、「3Dプリントで世間を驚かす企画」コンテストが開催中だ。

 このコンテストを企画した株式会社アイジェットでは、いちはやく石膏粉末タイプの3Dプリンタを導入して、3Dプリント出力サービスなどを行ってきた。同社は、このコンテストで3Dプリンタを使ったビジネスアイデアを募集し、優秀なアイデアについては実際に事業化したいと考えている。

 最優秀となる金賞受賞者には賞金5万円が贈られるほか(銀賞は3万円、銅賞は1万円)、副賞として受賞者自身を3Dプリントしたフィギュアがプレゼントされる。締め切りまでは後20日以上あるので、3Dプリンタでこんなことをやってみたいというビジネスアイデアがある方は、応募してみてはいかがだろうか。

「冬」がテーマのモデリングコンテストが実施中

第1回3Dモデリングコンテスト

 アドウェイズ・ラボットが運営する3Dデータ共有サイト「DELMO」で、第1回3Dモデリングコンテストが開催されている。このコンテストのテーマは「冬」。

 3月16日までのDELMOにアップロードされた3Dデータの中から優秀な作品を決定するというもので、コンテストの審査対象となるのは、作品タイトルまたはコメント欄に「冬」という文字が入った3Dデータ。最優秀賞1名、優秀賞1名、入賞3名が選ばれる予定で、最優秀賞には、賞金20万円とShade 3D Professionalが贈られるほか、DMM 3Dプリントの協力により、そのデータを業務用3Dプリンタで出力したものがプレゼントされる。

 さらに、優秀賞には賞金5万円とShade 3D Standard、入賞には賞金1万円が贈られる。版権のあるキャラクターや乗物等を使用した場合は、選考対象外となるが、DELMOのマスコットキャラであるデルモちゃんやデルモロボの使用は自由とのこと。

(石井 英男)