パワレポ連動企画

SSDの買い方指南(2) ~主要SSD 26選~

DOS/V POWER REPORT 10月号

 このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌10月号の特集記事「損しないSSDの買い方」をほぼまるごと掲載する。

 第二回目の今回は、SSDの主要26製品を紹介、各製品の基板写真やCrystalDiskMarkのスコア、実売価格などを掲載する。

 なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 10月号は絶賛発売中。10月号では今回の特集のほか、売れ筋電源12モデルを比較・検証する「電源オールスターバトル」や、ドライブベイ用お役立ちアイテム 20選、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事が載っている。また、最新&定番のビデオカードを掲載した「最新&定番ビデオカード 140」が小冊子として付いてくるなど、盛りだくさんの内容だ。


- DOS/V POWER REPORT 2014年10月号 Special Edition -


SSD主要26製品ラインナップ

ADATA Technology Premier Pro SP900 M.2

ADATA Technology Premier Pro SP900 M.2
M.2 2280版より短い2242版もある
基板画像

 コストパフォーマンスで定評のある同名の2.5インチ版の構成をそのままM.2に変更した製品。コントローラがSF-2281なので、圧縮できないデータの書き込みは現在のトップクラスの製品からするとやや遅めだ。なお、「ASP900NS34」の型番から始まる姉妹品は、まだ選択肢が少ないモジュール長42mmの「M.2 2242」タイプ。

【搭載コントローラなど】
・LSI SandForce SF-2281VB4-SPC
・M.2(Serial ATA 3.0)
・ADATA Technology製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ASP900NS38-512GM-Cを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
ASP900NS38-512GM-C512GB
R:550MB/s / W:530MB/s30,000円前後
ASP900NS38-256GM-C256GB
R:550MB/s / W:530MB/s16,000円前後
ASP900NS38-128GM-C128GB
R:550MB/s / W:530MB/s9,000円前後

ADATA Technology Premier SP610

ADATA Technology Premier SP610
最大1TBモデルを含む低価格シリーズ
基板画像

 産業用SSDで使われていたSilicon Motion製コントローラをコンシューマ用SSDに採用した価格重視の製品。JMicron製「JMF-661」を採用した1世代前の「SP600」よりも格段に性能が向上し、一線級のリード性能を確保。半面、ライト性能はかなり控えめ。とくに256GB以下のモデルの書き込みの遅さには注意が必要だ。

【搭載コントローラなど】
・Silicon Motion SM2246EN
・Serial ATA 3.0
・ADATA Technology製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ASP610SS3-256GM-Cを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
ASP610SS3-1TM-C1TB
非公開
R:560MB/s / W:450MB/s54,000円前後
ASP610SS3-512GM-C512GB
非公開
R:560MB/s / W:450MB/s25,000円前後
ASP610SS3-256GM-C256GB
非公開
R:560MB/s / W:290MB/s15,000円前後
ASP610SS3-128GM-C128GB
非公開
R:560MB/s / W:150MB/s8,000円前後

CFD販売 S6TNHG6Q

CFD販売 S6TNHG6Q
東芝コントローラに第2世代19nm NAND
基板画像

 東芝製最新SSD「HG6」シリーズを自作PC市場向けにリパッケージした製品。同社の「Q Series Pro」と同じ東芝純正コントローラ、省スペース化された第2世代19nmプロセスのNANDメモリを採用している。ランダムアクセス性能の向上を売り文句にしているが、現行SSD全体としては特別速いわけではない。

【搭載コントローラなど】
・東芝 TC358790XBG
・Serial ATA 3.0
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※CSSD-S6T256NHG6Qを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
CSSD-S6T512NHG6Q512GB
非公開
R:530MB/s / W:500MB/s29,000円前後
CSSD-S6T256NHG6Q256GB
非公開
R:530MB/s / W:490MB/s15,000円前後
CSSD-S6T128NHG6Q128GB
非公開
R:530MB/s / W:490MB/s8,500円前後

Intel Solid-State Drive 730

Intel Solid-State Drive 730
コンデンサで停電時でも安心
基板画像

 同社のデータセンター向けSSD「Solid-State Drive DC S3700」を一般ユーザー向けにチューンした製品。コントローラのクロックを400MHzから600MHzへアップするなどの工夫を加えて、性能を向上させている。基板上の2個のコンデンサは、停電時などに処理中の書き込み処理を完了するための非常電源的なものだ。

【搭載コントローラなど】
・Intel PC29AS21CA0
・Serial ATA 3.0
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※SSDSC2BP240G4R5を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SSDSC2BP480G4R5480GB1GBR:550MB/s / W:470MB/s42,000円前後
SSDSC2BP240G4R5240GB512MBR:550MB/s / W:270MB/s25,000円前後

Kingston Technology HyperX FURY SSD

Kingston Technology HyperX FURY SSD
容量を絞り安価にしたゲーマー向け
基板画像

 コントローラは同社のロゴを印字した「CL13824Z」だが、中身は「HyperX 3K」と同じLSI SandForce SF-2281だ。ライト性能は公称500MB/sをうたっているものの、ランダムデータを書き込むと性能はあまり出ない。突出した特徴はないが、手頃な価格を武器にしたコストパフォーマンス優先の製品だ。

【搭載コントローラなど】
・Kingston CL13824Z
・Serial ATA 3.0
・Kingston Technology製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※SHFS37A/240Gを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SHFS37A/240G240GB
R:500MB/s / W:500MB/s13,000円前後
SHFS37A/120G120GB
R:500MB/s / W:500MB/s8,500円前後

Kingston Technology SSDNow V300

Kingston Technology SSDNow V300
手頃な価格とほどほどの性能のバランスが◎
基板画像

 「HyperX FURY SSD」と同じくSF-2281と19nm NANDをベースにした製品だが、コントローラのチューニングの度合いの違いからか、公称読み書き性能はFURYよりもそれぞれ50MB/s遅い。最近のSSDにしてはめずらしく60GBという小容量モデルも用意されているので、古いノートPCを低予算で復活させるのに役立ちそうだ。

【搭載コントローラなど】
・LSI SandForce SF-2281VB2-SPC
・Serial ATA 3.0
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※SV300S37A/240Gを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SV300S37A/480G480GB
R:450MB/s / W:450MB/s31,000円前後
SV300S37A/240G240GB
R:450MB/s / W:450MB/s15,000円前後
SV300S37A/120G120GB
R:450MB/s / W:450MB/s9,000円前後
SV300S37A/60G60GB
R:450MB/s / W:450MB/s8,000円前後

Micron Technology Crucial M550

Micron Technology Crucial M550
データの壊れにくさにも注力した設計
基板画像

 CrucialブランドのSSDのうち、メインストリームの2.5インチ版。基板設計は先代「M500」とほぼ一緒だが、コントローラが変更されたことでメモリセルをRAIDアレイのように使い、信頼性と速度を実現する技術「RAIN」(Redundant Array of Independent NAND)を搭載。1TBの大容量モデルが用意されている点にも注目だ。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9189-BLD2
・Serial ATA 3.0
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※CT256M550SSD1を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
CT1024M550SSD11TB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s52,000円前後
CT512M550SSD1512GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s33,000円前後
CT256M550SSD1256GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s18,000円前後
CT128M550SSD1128GB
非公開
R:550MB/s / W:350MB/s11,000円前後

Micron Technology Crucial MX100

Micron Technology Crucial MX100
同期NANDでこの価格、新プライスリーダー
基板画像

 長期間プライスリーダーとして君臨していたSamsung Electronics「840 EVO」を下回る価格で流通し、一躍売れ筋トップに躍り出た。同社の「M550」と内部基板やコントローラは同一。16nm世代のNANDメモリの採用(256GB以上)が安さの理由だ。シーケンシャルライトがやや遅いが、それ以外はM550とほぼ同等の性能。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9189-BLD2
・Serial ATA 3.0
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※CT256MX100SSD1を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
CT512MX100SSD1512GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s23,000円前後
CT256MX100SSD1256GB
非公開
R:550MB/s / W:330MB/s13,000円前後
CT128MX100SSD1128GB
非公開
R:550MB/s / W:150MB/s8,000円前後

OCZ Storage Solutions Vertex 460 SATA 3 2.5" SSD

OCZ Storage Solutions Vertex 460 SATA 3 2.5" SSD
小容量モデルでも書き込みが速い!!
基板画像

 OCZが東芝に買収されてから初の製品。1世代前の「Vertex 450」とコントローラは同じだが、NANDメモリを20nmから東芝製19nmに変更。公称スペックの最高値はパフォーマンス志向の製品としては普通だが、120GBモデルの書き込み性能が420MB/sと非常に高いのがほかの製品にはないポイントだ。

【搭載コントローラなど】
・Indilinx Barefoot3 M10
・Serial ATA 3.0
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※VTX460-25SAT3-240Gを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
VTX460-25SAT3-480G480GB
非公開
R:545MB/s / W:525MB/s35,000円前後
VTX460-25SAT3-240G240GB
非公開
R:545MB/s / W:525MB/s20,000円前後
VTX460-25SAT3-120G120GB
非公開
R:530MB/s / W:420MB/s10,000円前後

Philips & Lite-On Digital Solutions Plextor M6e PCI Express SSD

Philips & Lite-On Digital Solutions Plextor M6e PCI Express SSD
M.2非対応マザーでもPCI-E SSDが使える
基板画像

 PCI Express x2スロットに挿すことで、M.2スロットを持たないシステムでもPCI Expressに直結する超高速SSDが利用できる。Option ROMを搭載しているため、幅広い環境でOSの起動ドライブとすることができる。SSD本体はカードにM .2接続されているため、取り外してM.2対応マザーに接続しても動く(ただし保証外)。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9183-BNP2
・M.2(PCI Express 2.0 x2)
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ PX-AG256M6eを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
PX-AG512M6e512GB1GBR:770MB/s / W:625MB/s57,000円前後
PX-AG256M6e256GB512MBR:770MB/s / W:580MB/s29,000円前後
PX-AG128M6e128GB256MBR:770MB/s / W:335MB/s19,000円前後

Philips & Lite-On Digital Solutions Plextor M6S SSD

Philips & Lite-On Digital Solutions Plextor M6S SSD
定番Marvell製コントローラ採用
基板画像

 この製品も「Crucial M550」などと同じく、サーバーグレードの「Marvell 88SS9188」を採用する。19nmプロセスのNANDメモリなど共通点は多いが、メモリチップやファームのチューニングの差からか、読み書き性能の傾向は微妙に異なる。パッケージは簡素で、7mm厚SSDを9mm厚にするスペーサが付属しない点は注意が必要。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9188-BJM2
・Serial ATA 3.0
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ PX-256M6Sを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
PX-512M6S512GB
768MB
R:520MB/s / W:440MB/s32,000円前後
PX-256M6S256GB
512MB
R:520MB/s / W:420MB/s17,000円前後
PX-128M6S128GB
256MB
R:520MB/s / W:300MB/s9,000円前後

Samsung Electronics 840 EVO

Samsung Electronics 840 EVO
TLCタイプでも独自の工夫で高速化
基板画像

 自社製3コアコントローラにTLCタイプのNANDメモリという組み合わせは本製品のみ。TLCは本来書き込みが遅いが、予備領域の一部を高速キャッシュとして使う「TurboWrite」を実装することで低価格ながら高いパフォーマンスを獲得している。専用ツールを利用すればメインメモリを活用してさらに高速化できるなど独自の工夫が光る。

【搭載コントローラなど】
・Samsung S4LN045X01-8030
・Serial ATA 3.0
・Samsung製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ MZ-7TE250B/ITを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
MZ-7TE1T0B/IT1TB
1GB
R:540MB/s / W:520MB/s48,000円前後
MZ-7TE750B/IT750GB
1GB
R:540MB/s / W:520MB/s45,000円前後
MZ-7TE500B/IT500GB
512MB
R:540MB/s / W:520MB/s26,000円前後
MZ-7TE250B/IT250GB
512MB
R:540MB/s / W:520MB/s15,000円前後
MZ-7TE120B/IT120GB
256MB
R:540MB/s / W:520MB/s8,500円前後

Samsung Electronics 850 PRO

Samsung Electronics 850 PRO
SATA接続SSDの最新進化形がここに!
基板画像

 32層のセルを垂直に積層する新世代のNANDメモリ「V-NAND」を採用。コントローラは840 EVOと同様3コアの「MEX」を搭載し、2コアをシーケンシャルに、1コアをランダムアクセスに使う。これらによって、読み書きともにSerial ATAの限界に迫る性能を実現した。また、1日40GB書き換えても10年使えることをうたう。

【搭載コントローラなど】
・Samsung S4LN045X01-8030
・Serial ATA 3.0
・Samsung製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ MZ-7KE256B/ITを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度予想実売価格
MZ-7KE1T0B/IT1TB
1GB
R:550MB/s / W:520MB/s89,000円前後
MZ-7KE512B/IT512GB
512MB
R:550MB/s / W:520MB/s51,000円前後
MZ-7KE256B/IT256GB
512MB
R:550MB/s / W:520MB/s27,000円前後
MZ-7KE128B/IT128GB
256MB
R:550MB/s / W:470MB/s17,000円前後

SanDisk Extreme Pro SSD

SanDisk Extreme Pro SSD
性能もさることながら10年保証はデカい!
基板画像

 24時間365日、高い読み書き性能を維持するとうたう独自のキャッシュ技術「nCache Pro」を採用したパフォーマンス志向の製品。今時は少数派になりつつあるオーバープロビジョニング領域を持ち、通常のSSDの保証期間が3~5年なのに対し、本製品は10年と長い。ランダム4KBライトはやや遅いが、そのほかの数値は高レベルだ。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9187-BLD2
・Serial ATA 3.0
・SanDisk製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ SDSSDXPS-240G-G25を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SDSSDXPS-960G-G25960GB
非公開
R:550MB/s / W:515MB/s60,000円前後
SDSSDXPS-480G-G25480GB
非公開
R:550MB/s / W:515MB/s36,000円前後
SDSSDXPS-240G-G25240GB
非公開
R:550MB/s / W:520MB/s20,000円前後

Silicon-Power Computer & Communications Slim S55

Silicon-Power Computer & Communications Slim S55
SSDキャッシュ向きの小容量モデルあり
基板画像

 240GB版が最安1万2,000円程度で流通するなど、コストに敏感な人にオススメの製品がコレ。その分ランダムアクセス(とくに4KB)性能は今一つだが、シーケンシャルは読み書きともに高性能。容量は下が32GBまで揃っているので、SRTのようなSSDキャッシュ用として使うのもよいだろう。

【搭載コントローラなど】
・PHISON PS3108-S8-I
・Serial ATA 3.0
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※SP240GBSS3S55S25を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SP480GBSS3S55S25480GB
非公開
R:550MB/s / W:440MB/s22,000円前後
SP240GBSS3S55S25240GB
非公開
R:550MB/s / W:440MB/s14,000円前後
SP120GBSS3S55S25120GB
非公開
R:550MB/s / W:440MB/s8,500円前後
SP060GBSS3S55S2560GB
非公開
R:550MB/s / W:440MB/s6,000円前後
SP032GBSS3S55S2532GB
非公開
R:550MB/s / W:440MB/s未発売

Silicon-Power Computer & Communications Slim S60

Silicon-Power Computer & Communications Slim S60
SF-2281搭載の低価格モデル
基板画像

 公称書き込み性能は同社の「Slim S55」よりも上だが、中身はおなじみSF-2281ベースなので圧縮不可のデータの書き込みはSlimS55よりも遅くなる。ランダム性能はSlim S55同様今一つなので、コントローラの好みだけで選んでもよいだろう。同社は7mm厚という点も推しているが、今となっては特別な長所ではない。

【搭載コントローラなど】
・LSI SandForce SF-2281VB4-SPC
・Serial ATA 3.0
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※SP240GBSS3S60S25を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SP480GBSS3S60S25480GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s24,000円前後
SP240GBSS3S60S25240GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s12,000円前後
SP120GBSS3S60S25120GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s8,000円前後
SP060GBSS3S60S2560GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s6,000円前後

Transcend Information MTS800

Transcend Information MTS800
SSD370をM.2仕様に再設計
基板画像

 Serial ATA 6Gbps接続のM.2 SSD。下の「SSD370」とコントローラは同じだが、M.2 2280の小さなモジュールに仕立てるためにメモリチップは異なる。写真の256GBモデルの場合、Micron Technology製の512Gbitチップが表裏に付いている。ただチップ構成の違いは性能には関係しないようだ。

【搭載コントローラなど】
・Transcend TS6500
・M.2(Serial ATA 3.0)
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※TS256GMTS800を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
TS512GMTS800512GB
非公開
R:570MB/s / W:450MB/s40,000円前後
TS256GMTS800256GB
非公開
R:570MB/s / W:450MB/s19,000円前後
TS128GMTS800128GB
非公開
R:570MB/s / W:450MB/s10,000円前後
TS64GMTS80064GB
非公開
R:570MB/s / W:450MB/s7,500円前後
TS32GMTS80032GB
非公開
R:570MB/s / W:450MB/s4,500円前後

Transcend Information SSD370

Transcend Information SSD370
大手メモリメーカーも低価格SSD業界に参戦
基板画像

 ADATAやSilicon-Powerと並ぶ低価格SSDの雄、Transcendによる2.5インチSSD。かつての低価格SSDとは異なり、低速な非同期メモリではないため、シーケンシャルリードは第一線級の性能が出る。評価機のNANDメモリは見慣れないロゴが印刷されているが、中身はMicron(IM Flash Technologies)の128Gbit品と思われる。

【搭載コントローラなど】
・Transcend TS6500
・Serial ATA 3.0
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※TS256GSSD370を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
TS1TSSD3701TB
非公開
R:570MB/s / W:470MB/s49,000円前後
TS512GSSD370512GB
非公開
R:570MB/s / W:470MB/s23,000円前後
TS256GSSD370256GB
非公開
R:570MB/s / W:310MB/s13,000円前後
TS128GSSD370128GB
非公開
R:570MB/s / W:170MB/s7,500円前後
TS64GSSD37064GB
非公開
R:520MB/s / W:90MB/s5,500円前後
TS32GSSD37032GB
非公開
R:260MB/s / W:40MB/s4,000円前後

ADATA Technology Premier Pro SP920

ADATA Technology Premier Pro SP920
性能のチューニングより価格を優先した設計
基板画像

 「Premier SP610」より上位グレードの製品。中身はMarvell製コントローラにIMFT製のNANDメモリと、ほかのメーカーでも見られる構成に変更されている。この製品もPremier SP610同様に240GBモデル以下だとライト性能が著しく下がる傾向がある。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9189-BLD2
・Serial ATA 3.0
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※ASP920SS3-256GM-Cを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
ASP920SS3-1TM-C1TB
非公開
R:560MB/s / W:500MB/s未発売
ASP920SS3-512GM-C512GB
非公開
R:560MB/s / W:500MB/s未発売
ASP920SS3-256GM-C256GB
非公開
R:560MB/s / W:360MB/s14,000円前後
ASP920SS3-128GM-C128GB
非公開
R:560MB/s / W:180MB/s8,000円前後

Intel Solid-State Drive 530

Intel Solid-State Drive 530
人気のIntel製メインストリーム向け
基板画像

 2012年に発売された「Solid-State Drive 520」は25nmプロセスのNANDメモリだったが、後継品の530は20nmにシュリンク。コントローラはSF-2281のOEMなので、ピーク性能は上位モデル「Solid-StateDrive 730」におよばない。保証期間はやや長めの5年。

【搭載コントローラなど】
・Intel BF29AS41BB0
・Serial ATA 3.0
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※SSDSC2BW240A4K5を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SSDSC2BW480A4K5480GB
R:540MB/s / W:490MB/s29,000円前後
SSDSC2BW360A4K5360GB
R:540MB/s / W:490MB/s未発売
SSDSC2BW240A4K5240GB
R:540MB/s / W:490MB/s17,000円前後
SSDSC2BW180A4K5180GB
R:540MB/s / W:490MB/s14,000円前後
SSDSC2BW120A4K5120GB
R:540MB/s / W:480MB/s9,000円前後
SSDSC2BW080A4K580GB
R:540MB/s / W:480MB/s13,000円前後

Intel Solid-State Drive Pro 2500

Intel Solid-State Drive Pro 2500
ハードウェアレベルで暗号化に対応
基板画像

 ビジネス向けの製品であるため、性能よりも管理機能を強化してあるのが特徴。AES方式(256bit)のハードウェア暗号化機能のほか、Windows 7以降のセキュリティ仕様「eDrive」にも対応する。さらに純正の管理ツールを使えば、SSDの状態を遠隔で監視することも可能。

【搭載コントローラなど】
・Intel BF29AS41BB0
・Serial ATA 3.0
・SK Hynix製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※SSDSC2BF240A5を使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
SSDSC2BF480A5480GB
R:540MB/s / W:490MB/s未発売
SSDSC2BF360A5360GB
R:540MB/s / W:490MB/s未発売
SSDSC2BF240A5240GB
R:540MB/s / W:490MB/s未発売
SSDSC2BF180A5180GB
R:540MB/s / W:490MB/s未発売
SSDSC2BF120A5120GB
R:540MB/s / W:480MB/s未発売

Micron Technology Crucial M550

Micron Technology Crucial M550
2.5インチ版M550のM.2スロット対応版
基板画像

 「Crucial M550」のM.2モデル。内部接続はSerial ATA 6Gbpsであるため、M.2スロットにSerial ATAの信号が通っていないマザーボードでは動作しないので注意したい。基板面積の制限から、2.5インチ版には用意されていた1TBモデルが存在しない。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9189-BLD2
・M.2(Serial ATA 3.0)
・IM Flash Technologies製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマークは未計測
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
CT512M550SSD4512GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s38,000円前後
CT256M550SSD4256GB
非公開
R:550MB/s / W:500MB/s18,000円前後
CT128M550SSD4128GB
非公開
R:550MB/s / W:350MB/s12,000円前後

OCZ Storage Solutions RevoDrive 350

OCZ Storage Solutions RevoDrive 350
専用ヒートシンクは超高性能の証!
基板画像

 基板上に4基(240GBは2基)の「SF-2282」とRAIDコントローラを搭載し、RAID 0アレイを構築することで最大転送速度1.8GB/sをうたう製品。PCI Express 2.0 x8接続を必要とするため、スロット形状がx16でもx4動作だと性能が出ないなど、マザーボード側にも注意したい。

【搭載コントローラなど】
・LSI SandForce SF-2282VB1-SCC
・PCI Express 2.0 x8
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※RVD350-FHPX28-480Gを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
RVD350-FHPX28-960G960GB
R:1,800MB/s / W:1,700MB/s160,000円前後
RVD350-FHPX28-480G480GB
R:1,800MB/s / W:1,700MB/s95,000円前後
RVD350-FHPX28-240G240GB
R:1,000MB/s / W:950MB/s60,000円前後

OCZ Storage Solutions Vector 150 SATA 3 2.5" SSD

OCZ Storage Solutions Vector 150 SATA 3 2.5" SSD
キャッシュメモリのクロックが違う!
基板画像

 「Vertex 460 SATA 3 2.5" SSD」より実売価格にして5,000円程度高い上位版。基板設計や搭載コントローラなどは共通だが、キャッシュメモリのクロックがVertex 460の667MHzに対し、本製品は800MHzと高速なものが使われている。ただし実際の性能差は小さい。

【搭載コントローラなど】
・Indilinx Barefoot 3 M00
・Serial ATA 3.0
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※VTR150-25SAT3-240Gを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
VTR150-25SAT3-480G480GB
非公開
R:550MB/s / W:530MB/s44,000円前後
VTR150-25SAT3-240G240GB
非公開
R:550MB/s / W:530MB/s24,000円前後
VTR150-25SAT3-120G120GB
非公開
R:550MB/s / W:450MB/s14,000円前後

Philips & Lite-On Digital Solutions Plextor M6M

Philips & Lite-On Digital Solutions Plextor M6M
低消費電力&高速復帰で小型ノートPCにも最適
基板画像

 NUCやノートPCに適したmSATA SSD。スリープ時2mWの低消費電力駆動と、100msの高速復帰をウリにしている。コントローラは同社製「Plextor M6S SSD」と共通だが、NANDメモリは19nm製造のもの。公称性能では128GB版はこちらのほうが速い。

【搭載コントローラなど】
・Marvell 88SS9188-BJM2
・mSATA(Serial ATA 3.0)
・東芝製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※PX-256M6Mを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
PX-512M6M512GB
768MB
R:520MB/s / W:440MB/s35,000円前後
PX-256M6M256GB
512MB
R:520MB/s / W:440MB/s17,000円前後
PX-128M6M128GB
256MB
R:520MB/s / W:340MB/s10,000円前後
PX-64M6M64GB
128MB
R:520MB/s / W:160MB/s7,500円前後

Samsung Electronics 840 EVO

Samsung Electronics 840 EVO
mSATA SSDでも1TBモデルを用意
基板画像

 人気SSD「840 EVO」のmSATA版。大容量化が容易なTLCの特性をうまく活かし、mSATAで1TBを実現。さらに性能も2.5インチ版と同じと、mSATAで大容量&高速SSD環境を構築したい人には現状ベストの選択肢だ。2.5インチ版と同様メモリキャッシュ機能も利用できる。

【搭載コントローラなど】
・Samsung S4LN045X01-8030
・mSATA(Serial ATA 3.0)
・Samsung製フラッシュメモリ(同期)

ベンチマーク結果
※MZ-MTE250B/ITを使用
型番容量バッファ用メモリ公称最高速度実売価格
MZ-MTE1T0B/IT1TB
1GB
R:540MB/s / W:520MB/s58,000円前後
MZ-MTE500B/IT500GB
512MB
R:540MB/s / W:520MB/s30,000円前後
MZ-MTE250B/IT250GB
512MB
R:540MB/s / W:520MB/s17,000円前後
MZ-MTE120B/IT120GB
256MB
R:530MB/s / W:520MB/s9,500円前後

[Text by 加藤勝明]



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(AKIBA PC Hotline!編集部)