パワレポ連動企画
SSD使いこなし術 ~基本設定編~
【SSDの買い方指南(6)】
(2014/9/10 12:05)
このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌10月号の特集記事「損しないSSDの買い方」をほぼまるごと掲載する。
第六回目の今回は、SSDの性能を引き出すために行うべき基本設定を紹介する。
なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 10月号は絶賛発売中。10月号では今回の特集のほか、売れ筋電源12モデルを比較・検証する「電源オールスターバトル」や、ドライブベイ用お役立ちアイテム 20選、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事が載っている。また、最新&定番のビデオカードを掲載した「最新&定番ビデオカード 140」が小冊子として付いてくるなど、盛りだくさんの内容だ。
- DOS/V POWER REPORT 2014年10月号 Special Edition -
SSDをシステムドライブとして使うときに便利な設定
2、3年前に比べれば安くなったとはいえ、SSDの容量単価はHDDに比べればずっと高く、1台あたりの容量は少ない。そんなSSDを、システムドライブとして使う場合に便利なワザを紹介する。また、Windows 7を使い続けているユーザーが注意したい設定にも注目だ。
ドキュメントやデスクトップを別ドライブに移動する
最近はデジタルカメラの画素数が増え、ファイルのサイズも大きくなっている。何も考えずにため込んでいけば、容量の少ないSSDはすぐに一杯になってしまう。
そこでオススメなのが、ドキュメントやデスクトップなどシステムフォルダの一部を、自作PCに接続している大容量HDDに移動するテクニックだ。こうした個人ファイルは、一般的に頻繁にアクセスするものではないので、リード/ライト性能が低いHDD側に保存しても不都合は感じにくい。
休止状態をOFFにして利用できる容量を増やす
メモリを増設すると、SSDの空き容量が少なくなる。これは休止状態を利用するための「hiberfil.sys」というシステムファイルの容量が増えるからだ。休止状態に移行する際には、メモリの内容をシステムドライブ上に保存しなければならない。その際に空き容量が足りないというトラブルを防ぐため、あらかじめ必要な領域を予約しているのだ。
なお、休止機能が高速スタートアップ機能など新機能に絡むWindows 8/8.1では、休止機能をOFFにしないほうがよい。
Windows 7ではSSDの設定を確認
Windows 7が発売された2009年10月当時は、SSDは非常に高価なパーツであり、現在のように「システムドライブはSSD一択」という共通認識はなかった。そのためWindows 7のSSDへの対応は、完璧なものとは言えない状況だ。とくにちょっと古めのSSDを使っている場合、SSDには必要のない機能が有効になっていることも多い。メンテナンスの一環として、一通りチェックしておこう。
まずデータの断片化を解消するデフラグだが、SSDでは断片化の影響が非常に少ないこと、そしてデフラグ作業自体がSSDの書き込み寿命を縮めるだけなので不要だ。あらかじめよく使うファイルを先読みしておくスーパーフェッチとプリフェッチも、リード性能がHDDに比べて段違いに高いSSDでは不要な設定である。またSSDの性能を回復させるTrimは、Windows 8以降では自動で行なわれるが、Windows 7ではメーカー製のメンテナンスツールを使って手動で行なう(※1)。
なおTrimに限らず、こうした手動での設定作業は、SSDへの最適化が進んだWindows 8/8.1では基本的に必要ない。
[Text by 竹内亮介]
※1 9月11日16時40分に以下を追記
Windows 7では、「ごみ箱を空にする」などのアクションを行なわないとTrimコマンドが送信されないため、Windows 8以降と同じように運用したい場合はメーカー製ユーティリティなどに頼る必要があります。
【DOS/V POWER REPORT 10月号は8月29日(金)発売】
★巻頭特集「損しないSSDの買い方」はもちろん、売れ筋電源を計12モデル比較する「電源オールスターバトル」、ドライブ用お役立ちアイテム 20選、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載
★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 紙版は小冊子「最新&定番ビデオカード 140」付き
★ 電子版は割安な税別926円
★ 電子版では小冊子の電子版も完全収録
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