パワレポ連動企画

SSD使いこなし術 〜データ移行編〜

【SSDの買い方指南(10)】

DOS/V POWER REPORT 10月号

 このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌10月号の特集記事「損しないSSDの買い方」をほぼまるごと掲載する。

 第十回目の今回は、SSDへのデータ移行手段を紹介する。

 なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 10月号は絶賛発売中。10月号では今回の特集のほか、売れ筋電源12モデルを比較・検証する「電源オールスターバトル」や、ドライブベイ用お役立ちアイテム 20選、橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事が載っている。また、最新&定番のビデオカードを掲載した「最新&定番ビデオカード 140」が小冊子として付いてくるなど、盛りだくさんの内容だ。


- DOS/V POWER REPORT 2014年10月号 Special Edition -


500GBクラスが安くなった今だから!
SSDの引っ越しワザを紹介

 大容量SSDに引っ越しするには、OSやアプリの再インストールや、データファイルの移行作業が必要だ。これがめんどうで引っ越しを躊躇しているユーザーも多いのだが、実はいくつかの方法を使うことで、比較的簡単に引っ越しできる。

移行ソフトを使ってOSごと引っ越す

システムを丸ごとコピー、多機能な市販ソフトがオススメ

 まず紹介したいのは、市販のバックアップ&リストアソフトやSSDの付属ソフトを使った引っ越し作業だ。

 作業は非常に単純だ。新しく買ってきた大容量SSDを、今使っている自作PCに接続し、ソフトを使って引っ越し作業を行なう。するとシステムドライブの内容が新SSDにそのままコピーされる。作業前に、システムドライブと新SSDのみを接続した状態にすることも忘れないようにしたい。うっかりデータ用のHDDに、システムドライブの中身をコピーするトラブルを防ぐためだ。あとは新SSDから起動するように、UEFIの設定を変更すればよい。普段から使っているアプリの数が多く、引っ越し作業で煩わしさを感じてきたユーザーにオススメだ。

【市販ソフトを使った引っ越しはどんな人に向いている?】

  • OSの再インストールはめんどう
  • 普段から使っているソフトや、移行が必要なファイルが多い

【どんな作業が必要?】

1.新しいSSDを自作PCに接続する
2.ディスクのクローン機能でSSDの中身を移行
3.新しいSSDと古いSSDを置き換えてケーブルも挿し換える
4.起動設定を変更すると今までの環境が新しいSSDから起動する

 付属ソフトと市販ソフトのどちらを使うかだが、汎用性や「その後」を考えると、市販ソフトをオススメしたい。と言うのも付属ソフトでは、そのメーカーのSSDが接続されていないと、インストールすらできないことがある。USBの外付けHDDケースに組み込むと、そのメーカーのSSDであるという認識をしてくれないことも多いのだ。市販ソフトでは、こういったトラブルはない。

 また市販ソフトでは、イメージファイルを作成してシステムドライブの状況をファイルとして保存できる機能、自動で決まった時刻にバックアップしてくれるスケジュール機能、ファイル単位でのバックアップやファイル同期機能など、さまざまな機能が利用できる。引っ越し後もOSを安全に利用するための備えが、市販のバックアップ&リストアソフト1本で整うのだ。

OSのバックアップやリストアに関する便利機能が満載
市販のバックアップ&リストアソフトは、ディスククローン機能のほかにもOSをしっかりと守ってくれる便利な機能をいくつもサポートする
多機能なバックアップ&リストアソフト
Acronis True Image 2014
スケジュールや差分・増分バックアップなどバックアップに関する基本機能はもちろん、変更が加わるたびにバックアップを行なう「ノンストップPCバックアップ機能」や、ディスク丸ごとのクローン機能をサポート
クラウドを利用して、一般的なファイルやイメージファイルを自動でバックアップする機能も利用できる。クラウドのイメージファイルから直接リストアする機能もある

True Image 2014を利用したSSDの引っ越し作業

【実際に512GB SSDへの引っ越しで空き容量が364.4GB増えた】

実際にIntelの「Solid-State Drive 330 SSDSC2CT120A3K5」(120GB)から、Micron Technologyの「Crucial MX 100 CT512MX100SSD1」(512GB)に引っ越ししてみた。MicrosoftのOffice2013 Professionalや、PCMark 8、3DMarkなどをインストールすると、120GBSSDの空き容量は62.6GBだった。しかし引っ越した後は空き容量は427GBに増えた。これなら音楽ファイルを保存したり、PCゲームをインストールしたりしても余裕がある。

クラウドを併用して新SSDに再インストール

ファイル同期サービスで安全確実なファイル移動

 新しいSSDには古い環境を引き継ぎたくない、というユーザーもいるだろう。そんな「引っ越しは常にOSの再インストールから」というユーザーにオススメなのが、ファイル同期サービスを使ったファイルのバックアップ&リストアだ。

 重要なファイルは、普段からファイル同期サービスを使ってアップロードしておく。こうすれば、新SSDへの引っ越し作業は非常にシンプルなものとなる。新SSDを接続して最新OSをインストールしたら、ファイル同期サービスにアップロードされたファイルが同期されるのを待つだけでよい。

【クラウドを併用した引っ越しはどんな人に向いている?】

  • 最新OSはやはりクリーンインストールしたい
  • 日常的に利用しているソフトは少ない

【どんな作業が必要?】

1.ファイル同期サービスでファイルを同期済みにしておく
2.自作PCに新しいSSDを接続し、OSをセットアップ
3.よく使うアプリをインストール
4.ファイル同期ツールのクライアントをインストールし、ファイルの同期が終了するのを待つ

 ファイル同期サービスが便利なのは、引っ越しのときだけではない。クラウドにアップロードされたファイルは、サービス提供業者が構築したさまざまなバックアップシステムにより保護されている。ファイルを変更すれば即座に反映されるなど、世代管理も万全だ。手動で管理するよりはるかに安全に、ファイルを保存できる。

ネットにアップロードすればファイルを安全に保存できる

 ファイルがクラウド上にあるので、インターネット経由でさまざまな場所からアクセスできる。モバイルノートPCやタブレットで、必要なファイルをダウンロードし、旅行先で作業を継続することも可能だ。

スマートホンや別PCでもファイルを閲覧できる
MicrosoftのOneDriveは、OSから標準のファイル置き場の一つとして扱われるなど、OSとの連係性が高い。Windows 8.1ユーザーならオススメ
ファイル同期サービスでは、自宅のPC以外の端末からでもファイルを閲覧できる。外出先で、スマートホンやモバイルノートPCを使って作業を継続することも可能だ
主なファイル同期サービス一覧

[Text by 竹内亮介]



DOS/V POWER REPORT 10月号は8月29日(金)発売】

★巻頭特集「損しないSSDの買い方」はもちろん、売れ筋電源を計12モデル比較する「電源オールスターバトル」、ドライブ用お役立ちアイテム 20選、橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載

★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 紙版は小冊子「最新&定番ビデオカード 140」付き

★ 電子版は割安な税別926円
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(AKIBA PC Hotline!編集部)