パワレポ連動企画
SSDのお悩みズバっと解決!!
【SSDの買い方指南(11)】
(2014/9/23 12:05)
このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌10月号の特集記事「損しないSSDの買い方」をほぼまるごと掲載する。
第十一回目の今回は、SSDに関する様々な悩みを解決するお役立ちアイテムを紹介する。
なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 10月号は絶賛発売中。10月号では今回の特集のほか、売れ筋電源12モデルを比較・検証する「電源オールスターバトル」や、ドライブベイ用お役立ちアイテム 20選、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事が載っている。また、最新&定番のビデオカードを掲載した「最新&定番ビデオカード 140」が小冊子として付いてくるなど、盛りだくさんの内容だ。
- DOS/V POWER REPORT 2014年10月号 Special Edition -
お悩み1:SSDを取り付ける2.5インチベイがない
SSDを導入したいけど、PCケースに2.5インチドライブを装着できるベイがない、もしくは空きがない。そんな場合もお役立ちアイテムで切り抜けることができる。
PCケースの12cm角ファン用スペースにSSDを2台搭載できる
-親和産業 SS-N120BPMT
PCケースのケースファン増設用スペースに2台のSSDを搭載できるユニット。12cm角ファン取り付け用のネジ穴を利用して固定する。
【Specification】
対応ドライブ:2.5インチSSD×2、本体サイズ(W×D×H):120×120×30mm(実測)
拡張カードスペースにSSDを固定できる
-親和産業 SS-NMTPCI
拡張カードの形状をしたSSD増設用アイテム。1枚分の拡張カード固定部にSSDを1台固定できる。搭載するスロットの位置や種類は選ばない。
【Specification】
対応ドライブ:2.5インチSSD×1、本体サイズ(W×D×H):80×108×20mm(実測)
3.5インチベイにSSDを2台搭載できる
-オウルテック OWL-BRKT06
3.5インチベイにSSDを2台搭載できるようにするユニット。3.5インチベイを有効利用したい人は要注目のアイテムだ。
【Specification】
対応ベイ:3.5インチ、対応ドライブ:2.5インチSSD/HDD×2、本体サイズ(W×D×H):115×78×20mm(実測)
5インチスリムベイに2.5インチSSDを1台搭載
-サンコー 光学ドライブをSSDやHDDにできちゃうキット(DRBYHK25)
5インチスリムベイにSSDを搭載できるようにするユニット。取り外したスリム光学ドライブをUSB接続できるようにする外付けドライブケースも付属している。
【Specification】
対応ベイ:5インチスリム、対応ドライブ:2.5インチSSD/HDD×1、本体サイズ(W×D×H):122×127×12mm(実測)、重量:49g
お悩み2:Serial ATA 3.0ポートが足りない
現在では、Serial ATA 3.0ポートを持たないマザーボードはほとんど見かけなくなったが、Intel B85/H81チップセット搭載マザーボードなど、Serial ATA 3.0ポートとSerial ATA 2.5ポートの両方を搭載するマザーボードはまだ多い。そういったマザーボードを使用していてSerial ATA 3.0ポートが足りなくなったときにぜひ活用したいのが、Serial ATA 3.0拡張カードだ。
下のテスト結果は、最新のSSDを使用して、Serial ATA 3.0拡張カードに接続した場合とマザーボードのSerial ATA 2.5ポートに接続した場合の性能を比較したものだが、この結果を見ても分かるとおりその差は歴然としている。
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-4770K(3.5GHz)、マザーボード:ASUSTeK B85M-G(Intel B85)、メモリ:Micron Technology Crucial BALLISTIX BLT2K8G3D1608ET3LX0(PC3L-12800 DDR3L SDRAM 8GB×2)、システムSSD:Micron Technology Crucial m4 CT128M4SSD2(Serial ATA 3.0、MLC、128GB)、検証用SSD:CFD販売 SSD S6TNHG6Q CSSD-S6T256NHG6Q(Serial ATA 3.0、MLC、256GB)、OS:Windows 8.1 Pro 64bit版
低コストでSerial ATA 3.0ポートを増設
-エアリア TWIN TURBO HYBRID TYPE.B
Serial ATA 3.0ポートを2基増設できるPCI Express x1接続の拡張カード。内部ポートと外部ポート(eSATA)をそれぞれ2基ずつ搭載しているが、同時に利用できるのは2ポートまで。基板上のジャンパで有効にするポートを設定できる。
【Specification】
対応スロット:PCI Express 2.0 x1、インターフェース:Serial ATA 3.0×2、eSATA(Serial ATA 3.0)×2(同時利用できるのは2ポート)、コントローラ:ASMedia 1061、サイズ(W×D):70×60mm
ポートマルチプライヤーに対応したSerial ATA 3.0拡張カード
-アユート Project M PCIX2-4PSATA3
ポートマルチプライヤー対応のSerial ATA 3.0拡張カード。PCI Express 2.0 x2接続でSerial ATA 3.0ポートを4基追加できる。ブラケットが付属しており、Low Profileにしか対応しないPCケースでも使用できる。
【Specification】
対応スロット:PCI Express x2、インターフェース:Serial ATA 3.0×4、コントローラ:Marvell 88SE9230、サイズ(W×D):非公開
PCI Express x4接続で同時転送時の速度低下を抑制
-エアリア TTH QUATTRO
Serial ATA 3.0ポートを4基増設できる拡張カード。ポートを同時に利用した際に帯域が不足しないようにPCI Express x4接続が採用されている。内部の4基、eSATAの2基は基板上のジャンパで切り換えて使用可能。
【Specification】
対応スロット:PCI Express x4、インターフェー:Serial ATA 3.0×4・eSATA(Serial ATA 3.0)×2(同時利用できるのは4ポート)、コントローラ:Marvell 88SE9230、サイズ(W×D):90×69mm
お悩み3:M.2 SSDを活用したい
Intel 9シリーズチップセットでM.2 SSDが正式にサポートされたが、最新マザーボードのすべてがM.2に対応しているわけではない。また、マザーボードに搭載されているM.2スロットのほとんどはPCI Express x2接続で、最新のPCI Express x4接続のSSDの性能を活かし切ることはできない。ここでは最新のM.2 SSDなどを活かすことができるアイテムを紹介しよう。
PCI Express x4接続の高速M.2 SSDの性能を活かす
-Bplus Technology M2P4A V1.0
M2P4A V1.0は、M.2 SSDをPCI Express x4スロット接続で利用するためのアダプタカードだ。PCI Express接続に対応したSocket3 M.2 SSDを搭載できる。注目はPCI Express x4接続である点。Z97/H97マザーボードに搭載されているM.2スロットの多くはPCI Express x2接続のため、下記のテスト結果のとおり、PCI Express x4接続の高速M.2 SSDの性能を十分に活かし切れない。しかし本カードを使用すれば、最大20Gbpsの実力を発揮できる。
【Specification】
対応スロット:PCI Express 2.0 x4、インターフェース:M.2(KeyM、Type 2230/2242/2260/2280)×1、サイズ(W×D):120×120mm(実測)
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-4770K(3.5GHz)、マザーボード:ASUSTeK Z97-PRO(Intel Z97)、メモリ:Micron Technology Crucial BALLISTIX BLT2K8G3D1608ET3LX0(PC3L-12800 DDR3L SDRAM 8GB×2)、システムSSD:Micron Technology Crucial m4 CT128M4SSD2(Serial ATA 3.0、MLC、128GB)、検証用SSD:Samsung Electronics XP941 MZHPU512HCGL(M.2[PCI Express 2.0 x4]、MLC、512GB)、OS:Windows 8.1 Pro 64bit版
内部Serial ATA接続のM.2 SSDを2台搭載できる
-Bplus Technology M2PS
KeyBもしくはKeyB/Mの内部Serial ATA接続のM.2 SSD 2台をマザーボード上のSerial ATAポートに接続できるようにするアダプタ。PCI Express x1スロットに搭載し、電源はここから供給する。
【Specification】
対応インターフェース:Serial ATA 3.0×2、インターフェース:M.2(KeyB、KeyB/M、Type 2230/2242/2260/2280/22110、Socket 2)×2、サイズ(W×D):非公開
Serial ATA接続のM.2 SSDを2.5インチSSD形状に変換
-Bplus Technology SSDM2 Enclosure V1.3
KeyBもしくはKeyB/MのSerial ATA接続のM.2 SSDを2.5インチSSD形状に変換するアダプタ。自作市場では旧世代製品となりつつあるSocket2 SSDを最新環境で利用できるお役立ちアイテムだ。
【Specification】
対応インターフェース:Serial ATA 3.0、インターフェース:M.2(KeyB、KeyB/M、Type 2230/2242/2260)×1、サイズ(W×D×H):70×100×8mm
M.2 SSDをUSB 3.0ストレージとして使う
-Bplus Technology U3M2M/U3M2B
M.2 SSDをUSB 3.0ストレージ化できるケース。小型、軽量で持ち運びやすいのが特徴。PCI Express接続M.2 SSD向けのU3M2MとSerial ATA接続M.2 SSD向けのU3M2Bの2モデルが用意されている。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:M.2(Key M、Key B/M、Type 2240/2260/2280)×1、サイズ(W×D×H):37.5×98.5×10mm、重量:23.5g(M.2 SSD 非搭載時)
お悩み4:mSATA SSDを活用したい
Intel 8シリーズチップセット世代のマザーボードでは、多くの製品がmSATAをサポートしていたが、M.2やSATA Expressといった高速ストレージインターフェースのサポートが目玉となっているIntel 9シリーズチップセット搭載マザーボードでは、mSATAをサポートする製品はほとんどなくなっている。そんな状況の今、mSATA SSDを持て余している人もいるのではないだろうか。ここでは、mSATA SSDを再利用できる便利アイテムを紹介しよう。
mSATAスロット2基とSerial ATA 3.0ポートを増設できる
-エアリア TTH LIMOUSINE
mSATAスロット2基を増設できる拡張カード。RAID 0/1/10に対応。OSの起動にも対応しているので、2台のmSATA SSDでRAID 0を構築して高速ストレージシステムを作ることができる。mSATA SSDを最新環境で活用したい人に最適なアイテムだ。HyperDuo機能を搭載しており、HDDと組み合わせてmSATAをキャッシュにすることで、高速かつ大容量のストレージを実現することもできる。なお、Serial ATA 3.0ポートも4基装備するが、mSATAスロット2基と合わせて同時利用できるのは4基まで。
【Specification】
対応スロット:PCI Express x4、インターフェース:mSATA(Serial ATA 3.0)×2、Serial ATA 3.0×4(同時利用できるのは4ポート)、コントローラ:Marvell 88SE9230、サイズ(W×D):160×969mm、重量:64g
mSATA SSDを2.5インチSSD化
-アユート ProjectM PM-MSATA257
mSATA SSDを2.5インチSSD化するアルミケース。本製品を利用すればmSATAスロットがないマザーボードでもmSATA SSDを使うことができる。当然ながらネジ穴も2.5インチSSDと同じなので、2.5インチシャドーベイに搭載できる。
【Specification】
対応インターフェース:Serial ATA 3.0、インターフェース:mSATA×1、サイズ(W×D×H):70×101×7mm、重量:60g
mSATA SSDをUSB 3.0ストレージに
-アユート ProjectM PM-MSATAU3-BK
mSATA SSDをUSB 3.0接続の外付けストレージにできるケース。2.5インチHDDの半分以下のコンパクトサイズなので、持ち運びに便利な高速USBストレージを作ることができる。Windows 8/8.1環境で高速転送を行なうUASPにも対応。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:mSATA×1、サイズ(W×D×H):44×77×8.5mm、重量:22g
mSATAをIDE接続ドライブに変換
-アユート ProjectM MSATA2IDE25
mSATAを2.5インチIDEコネクタ(44ピン、5V駆動)に接続できるようにする変換基板。古いノートPCなどのHDDをSSD化することができる。換装についての保証や相性保証はないので上級者向けだ。
【Specification】
対応インターフェース:2.5インチIDE(44ピン、5V駆動)、インターフェース:mSATA×1、サイズ(W×D×H):57×45×7mm、重量:非公開
お悩み5:余ったSSDを活用したい
余ったSSDは、2.5インチに対応した外付けドライブを利用してポータブルドライブにするのが、一番簡単かつ有効な活用法だ。その外付けドライブケースだが、SSDの性能を活かすならUSB 3.0対応が必須なのは言うまでもないが、Windows 8/8.1環境で使用するのであれば、Windows 8からサポートされているUASP(USB Attached SCSI Protocol)対応のものを選びたい。
UASPはUSB接続を使って高速転送を行なう仕組で、下のテスト結果のとおり、Windows8/8.1環境下においては、対応
製品と非対応製品では性能が大きく変わってくる。
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-4770K(3.5GHz)、マザーボード:ASUSTeK Z97-PRO(Intel Z97)、メモリ:Micron Technology Crucial BALLISTIX BLT2K8G3D1608ET3LX0(PC3L-12800 DDR3L SDRAM 8GB×2)、システムSSD:Micron Technology Crucial m4 CT128M4SSD2(Serial ATA 3.0、MLC、128GB)、UASP対応2.5インチ外付けケース:オウルテック OWL-EGP25S/U3、UASP非対応2.5インチ外付けケース:玄人志向 GW2.5TL-U3、OS:Windows 8.1 Pro 64bit版
UASP対応2.5インチSSD/HDDケース
-ノバック 2.5”SATA はい~るKIT USB3.0 UASP+
7mm厚、9.5mm厚の2.5インチSSD/HDDに対応したUSB 3.0接続ドライブケース。UASPに対応しており、Windows 8/8.1環境では、最新SSDの性能を十分に発揮させることができる。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):75×129×13mm、重量:約64g
ドライバーレスで簡単組み立て
-オウルテック OWL-EGP25S/U3
ドライバーレスで、3ステップ、5秒でドライブを搭載できることがウリの2.5インチSSD/HDDケース。手軽さを重視する人にオススメの製品。未使用時に自動停止するECOモード機能も搭載している。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):76×127×16mm、重量:約70g
放熱性の高いアルミボディを採用
-オウルテック 黒角MINI OWL-ESL25S/U3
7mm厚、9.5mm厚のSSD/HDD、12.5mm厚のHDD、12.8mm厚のSSDと幅広いドライブに対応した2.5インチSSD/HDDケース。放熱性の高いアルミボディを採用している点も魅力。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):79×124×17mm、重量:約65g
USBの接続状況が分かるLEDを搭載
-センチュリー シンプルBOX2.5 USB3.0 SATA6G
工具不要で組み立てられるセンチュリーのドライブケース「シンプルBOX」シリーズの2.5インチSSD/HDD対応モデル。USBの接続状況(USB 3.0かUSB 2.0か)を知らせるLEDを搭載する。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):74×120×13mm、重量:約42g
玄人志向のUASP対応モデル
-玄人志向 GW2.5UASP-SUP3
玄人志向のUASP対応2.5インチSSD/HDDケース。厚さ10mmまでの2.5インチSSD/HDDに対応する。同じようなパッケージでUASP非対応のモデル(GW2.5TL-U3)も併売されているので注意したい。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):180×136×42mm、重量:約65g
アルミ製コンパクトケース
-MARSHAL MAL251UASPS
質感の高いアルミを採用したコンパクトサイズの2.5インチ外付けケース。7mm厚、9.5mm厚の2.5インチSSD/HDDに対応。ブラックとレッドも用意されている。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):74×120×13mm、重量:約42g
番外編1:ちょい接続なら変換アダプタが便利
たまにPCに接続するという用途で、転送速度にもこだわらないというのであれば、SATA-USB 3.0変換アダプタを利用する手もある。2.5インチドライブ以外でも使える汎用性の高さも魅力だ。
光学ドライブも接続可能
-サンワサプライ USB-CVIDE3
2.5/3.5インチSerial ATAドライブをUSB 3.0接続に変換するアダプタ。光学ドライブにも対応している。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5/3.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):67×40×15mm、重量:約70g
番外編2:プラスαの機能を搭載したSSD対応外付けケース
単にPCに接続できるだけではツマラナイ。何か役立つプラスα機能を搭載した外付けケースが欲しい。そういう人のために、ここでは一味違う機能を搭載したSSD対応外付けケースを紹介しよう。
SSDをWi-Fiモバイルストレージにできる
-センチュリー どこで~もWi-Fi BOX CDWF25U3
無線LAN機能を持つUSB 3.0接続2.5インチSSD/HDDケース。バッテリを内蔵しており単体駆動も可能。本製品を利用すればSSDを無線接続のモバイルストレージにすることができる。ドライブ内のデータにはPCだけでなくAndroid/iOS端末からもアクセスでき、専用アプリでドライブ内の映像や音楽の再生、ビジネス文書、PDFファイルなどの閲覧、ファイルの受け渡しを行なうことができる。USB 3.0の転送速度を高速化するUASPには対応していない。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、無線LAN:IEEE802.11b/g/n、同時アクセス可能数:最大5台、本体サイズ(W×D×H):82×139×29mm、重量:約65g
PCレスでクローニングを行なえる
-センチュリー 裸族のお立ち台DJ クローンプラスSATA6G
PCレスでクローニングが行なえるUSB 3.0、eSATA接続対応のクレイドル。3.5インチHDDおよび2.5インチSSD/HDDに対応。クローニングは本体のボタンを押すだけで実行できる。USB 3.0の転送速度を高速化するUASPにも対応している。
【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、eSATA、インターフェース:2.5/3.5インチSerial ATA×2、本体サイズ(W×D×H):148×72×132mm、重量:約550g
古いPCでも、SSDを導入すればWindows 8.1を十分動かすことができる
Windows Vista世代など7、8年前のマシンではWindows 8.1はまともに動かないと思っている人も多いようだが、システムドライブをSSDにすれば十分動かすことができる。
下のテスト結果は、2006年作成のCore 2 Duo E6600搭載マシンのSSD換装前後の性能を比較したものだが、ストレージ性能が大幅に向上したことで、システムの総合性能も大幅に改善していることが分かる。PCMark 7の3,101というスコアは現行のBay Trail-D搭載システムに近いスコアで、Windows 8.1を実用レベルで動かす能力があることを示している。
カテゴリ | 製品名 |
---|---|
CPU | Intel Core 2 Duo E6600(2.4GHz) |
マザーボード | ASUSTeK Computer P5K(Intel P35) |
メモリ | ノーブランド PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2 |
ビデオカード | NVIDIA GeForce 8800 GTリファレンスカード |
HDD | Seagate Technology Barracuda 7200.11 ST3500320AS (Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB) |
さらなる高速化を目指すならスイッチチップ搭載のSerial ATA 3.0カードを導入
Core 2 Duo対応のマザーボードは基本的にSerial ATA 2.5にしか対応していないので、Serial ATA 3.0対応の最新SSDの性能をフルに発揮できていない。その対応策としてはSerial ATA 3.0カードを導入するという手がある。ただし気を付けなければならないのは、マザーボードがサポートしているPCI ExpressがGen 1なので帯域が2.5GT/sしかなく、PCI Express 2.0 x1接続のSerial ATA 3.0カードを導入しても性能を発揮させることはできないこと。右で紹介しているようなPCI Expressのレーン数を増やすスイッチチップを搭載したモデルを選択する必要がある。
[Text by 滝 伸次]
【DOS/V POWER REPORT 10月号は8月29日(金)発売】
★巻頭特集「損しないSSDの買い方」はもちろん、売れ筋電源を計12モデル比較する「電源オールスターバトル」、ドライブ用お役立ちアイテム 20選、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載
★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 紙版は小冊子「最新&定番ビデオカード 140」付き
★ 電子版は割安な税別926円
★ 電子版では小冊子の電子版も完全収録
【電子販売ショップ】
- Impress Japan(PDFで購入可能)
- http://www.impressjapan.jp/books/1114110108.php
- Amazon.co.jp (Kindle版)
- http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00N3IJ8DQ/impresswatch-14-22/
- Google eBookstore
- https://play.google.com/store/books/details?id=WRpZBAAAQBAJ
- Newsstand
- https://itunes.apple.com/jp/app/dos-v-power-report/id877524169?mt=8
- 雑誌オンライン
- http://www.zasshi-online.com/magazine/ProductDetail/?page=1&dcode=dosvpowerreport5140829
- 富士山マガジン(最新号にリンクします)
- http://www.fujisan.co.jp/product/1879/
- 楽天kobo
- http://rakuten.kobobooks.com/
- honto
- http://honto.jp/ebook.html
- マガストア
- http://www.magastore.jp/
- Reader Store
- http://ebookstore.sony.jp/
- ポンパレeブックストア
- http://ponpare-ebook.jp/
- BookLive!
- http://booklive.jp/
- auブックパス
- http://www.bookpass.auone.jp/