パワレポ連動企画
ワンポイントカスタマイズで手軽に性能アップ!
【完全保存版・UEFI大事典(5)】
(2016/2/9 11:55)
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年3月号」の第2特集「完全保存版・UEFI大事典」を掲載する。
本特集で使用しているASUSTekマザーボード「Z170-A」にはオーバークロックや省電力をUEFIから簡単に使用することが出来る。第5回目ではその機能を使い、どの程度性能に影響するか試してみる。
本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年3月号は全国書店、ネット通販にて1月29日(金)に発売。第1特集は最近小型PCが人気だけど、パーツ選択の自由度や組み込みやすさはやっぱりこっちだよね?「『高性能』と『自由度』に反応するあなたには、今も昔もコレ 自作するならやっぱりATXケースでしょ!」。このほか本コーナーで紹介する第2特集や、凝り性の人には勧められない危険なゲームを紹介「世界中で大ブーム!! オトナも遊べる! Minecraft事始め」、USBが遅いのは過去の話「話題の10Gbps規格を活用しよう! 採れたてUSB 3.1対応デバイス24」、定番の容量を外し、あえて小容量や大容量の製品をまとめて紹介「アップグレードに、リプレースに、効果は抜群! 大容量&小容量SSD」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の特別付録は「自作PCアクセサリ&周辺機器ギャラリー2016」。思わず手が出る、あんな物、こんな物、集めてみました!
【DOS/V POWER REPORT編集部よりお知らせ】
本特集ではASUS製の人気マザーボード「Z170-A」のUEFIセットアップを解説していますが、3月11日発売予定の書籍「BIOS/UEFI完全攻略読本 Skylake&Windows 10対応版」では、Intel X99チップセット搭載の「X99-A」や、IntelZ97チップセット搭載の「Z97 PRO GAMING」、AMD A88Xチップセット搭載の「A88X-GAMER」を加え、主要プラットフォーム四つのUEFIセットアップの主要な設定項目を詳細に解説しています。こちらも合わせてご予約下さい。
-完全保存版・UEFI大事典-
ワンポイントカスタマイズで手軽に性能アップ!
超簡単!ワンポイントカスタマイズで手軽に性能アップ!
ASUSTeK Z170-AのUEFIセットアップには、簡単操作でお手軽に性能アップや省電力化を実現できる機能が搭載されている。それらを一通り試してみた。
その1 自動OC機能「TPU」の効果は?
まずはAi TweakerメニューにあるASUSTeK独自の自動OC機能「TPU」を試してみた。
メニューは2段階で「TPU I」が空冷向け、「TPU II」が水冷向けとされている。Core i7-6700Kで実行したところ、TPU Iは実質100MHzアップとかなりセーフティな設定で、CINEBENCHのスコアも定格比2.5%前後のアップと小幅だ。TPU IIは1 ~ 4コアアクティブ時4.6GHz動作と攻めた設定で、スコアも定格比10%以上アップと効果が高かった。
その2 お手軽省電力機能「EPU」を試す
ASUSTeKの多くのマザーボードは電力管理用のカスタムチップ「EPU」を搭載する。これがデジタルVRMを中心にシステム全体の電力を管理しており、UEFIセットアップのAi Tweakerメニューにある「EPU Power Saving Mode」を有効にすることで簡単に省電力化が可能だ。
アイドル時は微妙だが、高負荷時は7.5Wとはっきりと消費電力が下がっており、PCMark 8のスコアにもほぼ影響がない。効果的な省電力化方法と言える。
その3 OSの起動時間を短縮する
UEFIには起動時に不要なデバイスの初期化(POST)をスキップする「Fast Boot」という機能がある。また、Z170-Aでは、POST中の入力受け付け時間も指定できる。設定の効果を見るため起動時間を比較した。
Fast Bootのみ有効にした場合は0.1秒の短縮と微妙な結果だが、受け付け時間を0秒にすると順当な結果が得られた。なお、この設定では起動直後のキー入力ではUEFIセットアップに入れなくなるので注意したい。
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-6700K(4GHz)
マザーボード;ASUSTeK Z170-A(Intel Z170)
メモリ:Micron Crucial CT4K4G4DFS8213(PC4-17000 DDR4 SDRAM 4GB×4 ※2枚のみ使用)
グラフィックス機能:Intel Core i7-6700K内蔵(Intel HD Graphics 530)
SSD:Micron Crucial m4 CT128M4SSD2(Serial ATA 3.0、MLC、128GB)
電源:Corsair RM550(550W、80PLUS Gold)
OS:Windows 10 Pro 64bit 版
アイドル時:OS起動10分後の値
高負荷時:OC 検証ではCINEBENCH実行時の最大値
省電力検証ではPCMark 8- Home Accelerated実行時の最大値
電力計:Electronic Educational Devices Watts Up? PRO
[Text by 鈴木雅暢]
【DOS/V POWER REPORT 2016年3月号は1月29日(金)発売】
★第1特集「『高性能』と『自由度』に反応するあなたには、今も昔もコレ 自作やるならやっぱりATXケースでしょ!」
★第2特集「Skylake&Windows 10 環境の最適設定、知ってます? 完全保存版・UEFI大事典」
★特別企画「世界中で大ブーム!! オトナも遊べる! Minecraft事始め」「話題の10Gbps規格を活用しよう! 採れたてUSB 3.1対応デバイス24」「アップグレードに、リプレースに、効果は抜群! 大容量&小容量SSD」
★連載「最新自作計画」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「思わず手が出る、あんな物、こんな物、集めました!自作PC アクセサリ&周辺機器ギャラリー 2016」(雑誌のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
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【関連書籍】
★DOS/V POWER REPORT編集部による書籍「BIOS/UEFI完全攻略読本 Skylake&Windows 10対応版」が3月11日(金)に発売予定
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