パワレポ連動企画
【Haswell Refresh徹底紹介(1)】新CPU&新マザーボードを攻略せよ
~自作PCはもっと速くなる~
(2014/5/29 12:05)
このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌7月号の特集記事「Haswell Refresh&Intel 9シリーズマザーボードを攻略せよ!」をほぼまるごと掲載する。
今号の特集は、先日発売されたばかりの「Haswell Refresh」と「Intel 9シリーズマザーボード」を徹底攻略。新旧CPUの性能差を確認し、さらに最新マザーボードの新機能をチェックしていく。
第1回目の今回は概要編。Haswell RefreshとIntel 9シリーズ搭載マザーボードが、従来製品と比べて何が変わったのかを紹介している。興味のある方は、是非一読をお勧めしたい。
なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 7月号は現在発売中。7月号の内容は、約40ページにわたる今特集のほか、Windows 8.1 Updateの改良点や旧OSからのアップデートの解説、自作ユーザーのかゆいところに手が届く「逸品ケーブル図鑑」、髙橋敏也の改造バカ一台などが掲載。また、PC自作Q&A事典 2014とGIGABYTE POWER REPORTが付録として付いてくるなど、盛り沢山だ。
- DOS/V POWER REPORT 2014年7月号 Special Edition -
Haswell Refreshと9シリーズチップセット搭載マザーボードで自作PCはもっと速くなる
CPU市場が一気に活性化ストレージも発展の予感
2014年5月11日、「Haswell Refresh」(開発コードネーム)と呼ばれる第4世代Coreシリーズの新モデルがIntelから一斉に発売された。先代のHaswellからのアップデートは少ないものの、ハイエンドのCore i7からローエンドのCeleronまで、幅広いレンジに一斉に新モデルが投入されたことで、CPU市場はにわかに活気付いている。
このHaswell Refreshに合わせて、Intel 9シリーズチップセット(Z97/H97)も用意された。Z97/H97では、新たにPCI Express接続のM.2がサポートされ、高速なPCI Expressをストレージインターフェースとして利用できるようになったこと、PCI Expressストレージからの起動ができるようになったことが新しい。ストレージのケーブルレス接続という概念も浸透が見込まれ、PCストレージは一気に発展する可能性がある。
これに伴い、Z97/H97チップセットを搭載する新世代のマザーボードも各社から続々と投入されている。メインストリーム向けの新チップセットのデビューだけに、各社とも力を入れている。Intel 9シリーズの新機能に対応するだけにとどまらず、別途付加機能を追加することで高速化や拡張性、あるいは使い勝手を強化したり、デザインや演出面で差別化を図ったりしている。
本特集では、新CPU、そして新マザーボードについて、その性能、機能を整理するとともに、周辺パーツへの影響も含め、今後の自作PCの方向性を探っていく。
Haswell Refreshで何が変わる?
Haswell Refreshは、文字どおりHaswell(第4世代Coreシリーズ)のリフレッシュ版だ。
ソケットは同じLGA1150で、マイクロアーキテクチャやプロセスルールの更新といった大きな変更は加えられていない。ただ、動作周波数が底上げされており、各グレードのHaswell Refreshは、現行のモデル(Haswell)より動作周波数が高い。
たとえば、Haswell Refresh最上位のCore i7-4790(定格3.6GHz / Turbo Boost時最大4GHz)は、Haswell(倍率ロックあり)の最上位モデルのCore i7-4771(定格3.5GHz / Turbo Boost時最大3.9GHz)より、定格/最大ともに動作周波数が100MHzずつ高くなっている。
【まとめ】
・現行のHaswellから目立った変更はない
・動作周波数が底上げされている
9シリーズチップセットで何が変わる?
M.2でPCストレージが一気に加速する
Intel 9シリーズの最大の特徴は、ストレージインターフェースとして標準でPCI Express接続のM.2をサポートしたこと。最大転送速度は1GB/s(PCI Express 2.0 x2)と、Serial ATA 6Gbpsの1.67倍。ストレージインターフェースは高速化が待たれていただけに待望の実装だ。PCI Expressからの起動に対応したのも使い勝手の上で大きい。PCストレージの高速化を妨げていた要因が解消されたことで、一気に普及する可能性が出てきた。
続々登場予定の「魅惑のCPU」に対応
Intel 9シリーズは、未発表CPUに対応することがすでに分かっている。一つは開発コードネーム「Devil's Canyon」と呼ばれるオーバークロック向けCPU。Haswell Refreshがベースだが、Z97との組み合わせでCPU倍率が変更でき、さらにヒートスプレッダ、TIM(グリス)もOCを意識したものになると言う。
また、「Pentium Anniversary Edition」と呼ばれる倍率アンロックの記念モデルの登場も予告されている。
【まとめ】
・Serial ATAよりも高速なM.2 SSDを正式にサポート
・次世代CPUにも対応予定で将来性が高い
Z97/H97チップセット比較
[Text by 鈴木雅暢]
【DOS/V POWER REPORT 7月号は5月29日発売】
★第1特集「Haswell Refresh&Intel 9シリーズマザーボードを攻略せよ!」はもちろん、第2特集「Windows 8.1 Updateの正しい出会い方」や髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載
★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
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