パワレポ連動企画
長く使うSkylakeハイエンドマシン ~水冷型~
【25年目のPC自作スタンダード(4)】
(2015/11/3 17:05)
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2015年12月号」の総力特集「25年目のPC自作スタンダード」を掲載する。
前回完成したSkylake搭載のハイエンドマシン。そのままでも十分に強力なPCだが、第4回目からはその基本構成を元に用途別のバリエーションを展開していく。まず最初は簡易水冷クーラーを取り付けて、さらなるオーバークロックを目指す「水冷型」の登場だ。温度や騒音値の比較も掲載したので、簡易水冷と空冷で迷っている方は参考にしていただきたい。
本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2015年12月号は全国書店、ネット通販にて10月29日(木)に発売。PC自作の面白さを再検証する総力特集のほか、最新ゲームを楽しむにはどのくらいのビデオカードが必要?「秋の夜長はこの装備で楽しむ! 最新&定番ゲーム快適プレイ環境はコレだ!!」、11acももはや標準? お手頃製品を紹介「5,000円から買える便利アイテム IEEE802.11ac+1000BASE-T対応無線LANルーター」、そろそろ活躍の季節「大型液晶、無線にNFC……ますます便利に 最新インクジェットプリンタ31選」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の特別付録は「“ CPU進化の系譜”ポスター」。印刷可能なPDF版のダウンロードコードも付属しているので、ラミネートすればお風呂場でもCPUの系譜を堪能できるぞ!
-25年目のPC自作スタンダード-
“PC/AT互換機”の最先端はここにある!
よいものを長く使う!
王道を行くSkylakeハイエンドマシン ~水冷型~
■水冷型
簡易水冷キットの導入でOC時の冷却性能を高める
基本構成ではサイドフロータイプの空冷クーラーを採用したが、大型のラジエータを備えた水冷キットならば、冷却性能の向上が期待できる。
ここではOCでの運用を前提に、Cooler MasterのNepton 280Lを導入した。空冷でのOCは4.7GHz動作が限界だったが、4.8GHz動作ももう少し冷却性能があれば可能だったので、早速チャレンジした。CPUコア電圧を1.425Vまで上げることで、4.8GHzでのベンチマーク完走を確認。
これが限界だったが、100MHz上限を伸ばせたのは大きな収穫だ。
水冷と空冷での動作音、CPU温度を比較する
空冷クーラー(H5 ULTIMATE)利用時と水冷クーラー(Nepton 280L)利用時の動作音とCPU温度を、デフォルト設定での動作時(4.2GHz)とOC設定時(4.7GHz/1.33V)の両方で比較した。
静音性に関してはどの状態でも空冷のほうが優れている。Nepton 280Lは最大回転速度が2,000rpmと高速な14cm角ファンを2基搭載しているほか、目立たないとはいえポンプの動作音も含まれるためだ。
一方、温度はどの状態でも水冷のほうが低い。とくにOCの高負荷時は差が顕著に出ている。
水冷の常用設定を探る
OCで4.8GHz動作は可能だったが、これはあくまでもギリギリ。できるだけ低い負担で高速動作するよう、電圧、クロック、VRM設定をいろいろ試した。
クロックを4.6GHzに下げるとCPUコア電圧はかなり低くても動く。さらに、VRM設定も下げる方向で試し、CPUコア電圧はAutoのままLoad-line CalibrationをLevel 2にする設定がもっとも温度も電力も低かった。
常用するなら少し余裕を見て、1段階上のLevel 3あるいはLevel 4くらいの設定が目安になる。
【検証環境】
OS:Windows 10 Pro 64bit版
アイドル時:OS起動10分後の値
高負荷時:3DMark- Fire Strike 10分ループ中の最大値
室温:24℃
各部の温度:使用したソフトはHWMonitor 1.28で、CPUはCPU TemperaturesのPackage、GPUはVideo Card Temperaturesの値
電力計:Electronic Educational Devices Watts Up? PRO
暗騒音:30dB
動作音測定距離:ケース正面から20cm
【問い合わせ先】
Cooler Master Technology:03-5215-5650(アスク)/http://www.coolermaster.co.jp/
[Text by 鈴木雅暢]
【DOS/V POWER REPORT 2015年12月号は2015年10月29日(木)発売】
★通巻256号記念企画「自作PCクロニクル」
★総力特集「PC/AT互換機”の最先端はここにある!25年目のPC自作スタンダード」
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