パワレポ連動企画

【マザーボード100選 2016(13)】アッパーミドル部門 その3

~その他のエントリー製品 Part.B~

DOS/V POWER REPORT 2016年1月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年1月号」の総力特集「価格帯別・最強マザーをここに決定 マザーボード100選 2016」を掲載する。

 第13回目では前回に続きアッパーミドル部門にエントリーされていたマザーボードを紹介していく。

 本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年1月号は全国書店、ネット通販にて11月28日(土)に発売。人気と実用性を兼ね備えたお薦めマザーボードを決定する総力特集をはじめ、ASUSのプロ向け資料を限定公開!読み方も解説したダウンロード特典「ASUSTeKレビュアーズガイド マザーボード&ビデオカード編 英語版」、ネット配信の嵐が日本上陸!サービス内容や使いやすさも比較した「ネット配信端末が地上波を駆逐する? Fire TV vs. 第4世代Apple TV」、いつの間にやら豊富なラインナップ「こんなにあるって知ってました!? Amazonベーシック特選品」、スマホ使いなら持っていると便利、マジお勧め「容量・サイズ・機能で選べる 最新モバイルバッテリ28選」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の特別付録は「ドカンと大レビュー!マザーボード&ベアボーン超図鑑 2016」。……えっ、この厚みで付録なんですか!?


-マザーボード100選 2016-
価格帯別・最強マザーをここに決定


アッパーミドル部門 その他のエントリー製品 その2

 この部門はZ170搭載モデルの主戦場。

 細かく仕様が違うモデルが多数存在するので、製品選択の際には、基本ハードウェア仕様、機能などをよく見きわめる必要がある。


GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GA-Z170X-UD5(rev.1.0)

-機能満載のスタンダード上位モデル

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
I/Oパネル

Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-27700 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×4●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×2、SATA Express×3、SATA 3.0×2、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×7、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×2●実売価格:25,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

【ライターコメント】

・滝 伸次
 高性能回路を搭載し、トレンド機能を満載するなど、品質、機能ともに高いレベルでまとめられた1枚。現状、実用性重視という面で言うとUD5 THより使いやすいかも。

・石川ひさよし
 GA-Z170X-UD5 THと名前は似ているが構成は大きく異なる。Thunderbolt 3には対応しないが、M.2スロットなどのインターフェースは本機のほうが充実している。


GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GA-Z170X-UD3(rev.1.0)

-中位モデルながら基本機能が充実

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
I/Oパネル

Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-27700 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×3●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×2、SATA Express×3、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×7、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:22,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

【ライターコメント】

・滝 伸次
 上位モデルのGA-Z170X-UD5との主な違いはPCI-E x16スロットの金属補強がされていないこととSATA 3.0ポートが2基少ない点など。コスト重視派は要注目の1枚だ。

・石川ひさよし
 OC機能など省かれた機能があるが、拡張スロットレイアウトやIntel製USB 3.1コントローラ、2基のM.2スロットなどはUD5と同じでコストパフォーマンスがよい。


Micro-Star International
Z170A GAMING M5

-ゲームもそれ以外もよくばりたい方に

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
I/Oパネル

Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×4●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×2、SATA Express ×2、SATA 3.0×2、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:28,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

【ライターコメント】

・滝 伸次
 MSIのZ170搭載ゲーミングモデルの中位版。ゲーマー向け機能もさることながら、PCI Express接続のM.2 SSDを用いたRAID 0/1の対応がうたわれている点に注目。

・石川ひさよし
 上位モデルと比べるとOC用のボタンやフェーズ数などが簡略化されているが、定格運用であれば問題なし。Killer LANやサウンド機能は上位モデルと同等でコスパがよい。


Micro-Star International
Z170A GAMING PRO

-好みの色で彩れるゲーミングマザー

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
I/Oパネル

Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×3、PCI×1●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×1、SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:21,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

【ライターコメント】

・滝 伸次
 サウンド機能やネットワーク機能が強化されている点も魅力だが、ボードを光で彩れるギミックが搭載されている点がおもしろい。こういう遊び心のある製品は歓迎したい。

・石川ひさよし
 ゲーミングPCではLEDによる電飾に魅力を感じる方も多い。本製品は、そうした「デコレーション」マザーの中でも最廉価クラスでかつ発光面積の広さで群を抜いている。


Micro-Star International
Z170A TOMAHAWK

-廉価仕様のゲーミングモデル

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
I/Oパネル

Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×3、PCI×2、M.2(Socket 1)×1●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×1、SATA 3.0×6、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.0×6、USB 2.0×4● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:20,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

【ライターコメント】

・滝 伸次
 このクラスのZ170マザーとしてはめずらしくCPUのPCI-E 3.0x16レーンの分割に対応していないなど、価格重視の機能削減が目立つ。少し割高感がある。

・石川ひさよし
 上位モデルと比べるとLANコントローラなどのグレードが低く、OC向けの仕様も省かれている。ゲーミング向け機能はオーディオやホットキーなどが中心。


ASUSTeK Computer
CROSSBLADE RANGER

-Socket FM2+ CPUの限界に挑める

Socket FM2+ / AMD A88X / ATX
I/Oパネル

Specification
●対応CPU:A10、A8、A6、A4、Athlon●メモリスロット:PC3-21300 DDR3 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI ×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0※Socket FM2+ CPU使用時 x16×2(X16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 2.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 2.0 x1×2、PCI×2●主なインターフェース:SATA 3.0×8、USB 3.0×6、USB 2.0×8● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:24,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

【ライターコメント】

・滝 伸次
 Socket FM2+ CPU対応マザーボードでは希少な、高品質、高性能モデル。極冷にも対応しており、Socket FM2+ CPUの限界に挑むことができる。

・石川ひさよし
 選択肢が少ないAMD A88X搭載マザーの中でさらに貴重なゲーミングモデル。地味なところでLANチップは安定性重視のIntel製。こうした選択もマニア心をくすぐる。


【問い合わせ先】

GIGA-BYTE TECHNOLOGY:03-3350-5418(旭エレクトロニクス)/http://www.gigabyte.jp/
Micro-Star International:web-jp@msi.com(エムエスアイコンピュータージャパン)/http://jp.msi.com/
ASUSTeK Computer:info@tekwind.co.jp(テックウインド)/http://www.asus.com/jp/


[Text by 滝 伸次]


DOS/V POWER REPORT 2016年1月号は2015年11月28日(土)発売】

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★特別企画「ネット配信端末が地上波を駆逐する? Fire TV vs. 第4世代Apple TV」「こんなにあるって知ってました!? Amazonベーシック特選品」「容量・サイズ・機能で選べる 最新モバイルバッテリ28選」
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(AKIBA PC Hotline!編集部)