パワレポ連動企画
【マザーボード100選 2016(18)】ミドルレンジ部門 その4
~その他のエントリー製品 Part.C~
(2015/12/15 17:05)
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年1月号」の総力特集「価格帯別・最強マザーをここに決定 マザーボード100選 2016」を掲載する。
第18回目では、ミドルレンジ部門にエントリーされていたマザーボードを紹介していく。LGA1151だけでなくSocket FM2+やCPUオンボードのマザーボードも登場だ。
本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年1月号は全国書店、ネット通販にて11月28日(土)に発売。人気と実用性を兼ね備えたお薦めマザーボードを決定する総力特集をはじめ、ASUSのプロ向け資料を限定公開!読み方も解説したダウンロード特典「ASUSTeKレビュアーズガイド マザーボード&ビデオカード編 英語版」、ネット配信の嵐が日本上陸!サービス内容や使いやすさも比較した「ネット配信端末が地上波を駆逐する? Fire TV vs. 第4世代Apple TV」、いつの間にやら豊富なラインナップ「こんなにあるって知ってました!? Amazonベーシック特選品」、スマホ使いなら持っていると便利、マジお勧め「容量・サイズ・機能で選べる 最新モバイルバッテリ28選」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の特別付録は「ドカンと大レビュー!マザーボード&ベアボーン超図鑑 2016」。……えっ、この厚みで付録なんですか!?
-マザーボード100選 2016-
価格帯別・最強マザーをここに決定
ミドルレンジ部門 その他のエントリー製品 その3
ミドルレンジ帯のマザーは“予算は少ないがよいものが欲しい”人のための製品が揃っている。
しかしこのゾーンは玉石混交であるため自分にとってベストの製品の見きわめが難しい。まずは目の付けどころを整理しよう。
■ASRock
B150M Pro4
-microATX好きに“ 刺さる”独特な設計
Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-17000 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×2●主なインターフェース:SATA 3.0×6、USB 3.0×6、USB 2.0×2● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:13,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・加藤勝明
M.2スロット非搭載の点は残念だが、PCI Expressスロットのみ、さらにx1スロットはすべてエッジフリー仕様にするなど、玄人好みの設計が光る。microATXなのも◎。
・編集部 遠山健太郎
M.2スロットもUSB 3.1もないように機能面はシンプルだが、エルナー製オーディオコンデンサやIntel製LANコントローラを搭載など、低価格でも品質は悪くない。
■Micro-Star International
B150A GAMING PRO
-どハデな発光機能をシンプルなB150と組み合わせる
Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-17000 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×2、PCI×3●主なインターフェース:SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.0×6、USB 2.0×4● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:17,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・加藤勝明
H170A GAMING PROと同じ、基板エッジ部にLEDを仕込んだゲーミングモデルだが、価格差はわずか1,000円程度。RAID非対応などデメリットのほうが気になる。
・編集部 遠山健太郎
Intel製のLANを搭載、サウンドも高品質と上位モデルと同じこだわりが詰め込まれているが、チップセットがローエンドクラスだけにもう少し価格が下がってほしいところ。
■Micro-Star International
B150M MORTAR
-ハデさはない! それがよい!!
Specification
●対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット:PC4-17000 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×2、M.2(Socket 1)×1●主なインターフェース:SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB 2.0×4● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:13,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・加藤勝明
強度を増したPCI Express x16スロットや背面CMOSクリアボタンなど、渋い設計が光る。M.2スロットもあるが無線LANモジュール用のSocket 1タイプなのが残念。
・編集部 遠山健太郎
低価格かつmicroATXという貴重なゲーミングモデル。M.2スロットは無線LAN用、USB 3.1はなしと機能的には寂しいが、ノイズ対策の施されたサウンド機能は悪くない。
■ASRock
FM2A88X Extreme6+
-AMDの現実を考えさせられる1枚
Specification
●対応CPU:A10、A8、A6、A4、Athlon●メモリスロット:PC3-20800 DDR3 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0※ Socket FM2+ CPU使用時 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 2.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 2.0 x1×2、PCI ×2●主なインターフェース:SATA 3.0×7、eSATA(SATA 3.0)×1、USB 3.0×6、USB 2.0×8● LAN:1000BASE-T×1●そのほか:HDMI IN×1●実売価格:14,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・加藤勝明
安価ながらコンデンサなどのチョイスやPOST LEDといった装備は充実。だが2013年登場という現実に驚く。2年近く前の製品が同じ価格帯で流通しているのだ。
・編集部 遠山健太郎
2013年発売だけにM.2やUSB 3.1はないが、この価格帯で10フェーズの電源部、長寿命のコンデンサといった装備は豪華。AMDのCPUを使うなら今でも有力候補だ。
■ASUSTeK Computer
A88X-GAMER
-A88Xが今風のゲーミングマザーに
Specification
●対応CPU:A10、A8、A6、A4、Athlon●メモリスロット:PC3-19200 DDR3 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0※ Socket FM2+ CPU使用時 x16×1、PCI-E 2.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 2.0 x1×2、PCI×3●主なインターフェース:SATA 3.0×8、USB 3.0×4、USB 2.0×10● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:17,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・加藤勝明
Socket FM2+では希少な低価格ゲーミングマザー。サウンドまわりが豪華などコスパは高いが、ファン回転数制御機能が「Fan Xpert 3」ではなく「2」なのは残念。
・編集部 遠山健太郎
Intel製のLAN、ノイズ対策が施され、ヘッドホンアンプも備えるサウンド機能など、ASUSTeKのゲーミングモデルらしい作り。マルチGPUをしないなら十分だ。
■ASRock
N3700M
-PCI-Eスロットをどう活かすかがポイント
Specification
●対応CPU:Pentium N3700(1.6GHz)●メモリスロット:PC3/PC3L-12800 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●ディスプレイ:HDMI ×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x1(x16形状)×1、PCI-E 2.0 x1×2●主なインターフェース:SATA 3.0×2、USB 3.0×4、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:15,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・加藤勝明
PCI Express x16スロットがあるが、内部接続はx1のためビデオカードには向かない。ファイルサーバーはもちろん、拡張スロットにテレビキャプチャを挿すのもアリだ。
・編集部 遠山健太郎
最上位のBraswellであるクアッドコアのPentium N3700をオンボード搭載しながら、CPUクーラーはファンレスなのが魅力。性能は悪くないが安いとは言えない。
【問い合わせ先】
ASRock:03-3768-1321(マスタードシード)/http://www.asrock.com/
Micro-Star International:web-jp@msi.com(エムエスアイコンピュータージャパン)/http://jp.msi.com/
ASUSTeK Computer:info@tekwind.co.jp(テックウインド)/http://www.asus.com/jp/
[Text by 加藤勝明]
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