パワレポ連動企画
【PCパーツ100選 2016(2)】CPU部門 その2
~その他のエントリー製品 vol.1~
(2016/1/5 11:30)
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年2月号」の総力特集「主要9ジャンル+α 執筆陣の投票で選ばれた買いの製品はどれだ!? PCパーツ100選 2016」を掲載する。
第2回目では、リコメンドはとれなかったものの、多くの支持を集めたCPUを紹介していく。
本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年2月号は全国書店、ネット通販にて12月26日(土)に発売。様々な分野のオススメパーツを決定する総力特集をはじめ、ラジエータを置くスペースが必要だけど、かわりにCPUソケット周辺はすっきりする簡易水冷の新製品を紹介!「ニューカマー3製品を徹底比較 本当に使える水冷クーラーはこれだ!」、ゲームで差が付くかもしれない高機能モデルが豊富!「話題作が豊富な今こそ揃えたい 鉄板ゲーミングデバイス 26」、すぐ隣だから30cmあれば十分なあなたや、上の階とつなげるので30mは欲しいというあなたに捧げる「あなたのマイナーニーズを狙い撃ち☆「短い」ケーブル&「長い」ケーブル集めました」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の付録は豪華二本立て! あの素晴らしいパーツをもう一度「時代を作った名品が月替わりピンナップで!名パーツカレンダー 2016」と、これから自作を始める方には是非読んでいただきたい「パーツの役割や組み立て手順が分かる!保存版PC自作スタートブック2016」だ。
-PCパーツ100選 2016-
執筆陣の投票で選ばれた買いの製品はどれだ!?
勢力図がガラリ一変
CPU部門
2015年のCPU市場は大きく動いた。後半に開発コードネーム「Skylake」こと第6世代Coreプロセッサが登場し、ラインナップもほぼ出揃い、2014年はもちろん、2015年前半ともガラリと勢力図が変わっている。
この機会にきっちりと整理して把握しておこう。
■Intel
Core i7-5820K
実売価格:51,000円前後
もっとも身近なLGA2011-v3 CPU
LGA2011-v3のエントリーモデル。6コア12スレッドのマルチスレッド性能やシステムバスを経由せず28レーンのPCI Express 3.0が使える点はLGA1151系CPUにはない魅力。
価格自体は前年より上昇しているものの、LGA1151版Core i7との価格差は少なく、DDR4メモリの値下がりもあり、むしろ導入しやすくなっている。
■Intel
Core i7-6700
実売価格:40,000円前後
バランス型ハイエンドとして人気
Core i7-6700Kとは定格クロックで600MHzの差があるが、Turbo Boost時は4コア負荷時で300MHz、2コア負荷時では100MHzの差に縮まり、OC機能が不要であれば価格差ほどの差はない。
電力、発熱面でも扱いやすく、性能、コストも含めてバランスがよい。読者投票でも6700Kに次ぐ支持を得ているのもそうした理由だろう。
■Intel
Core i3-6100T
実売価格:17,000円前後
TDP 35Wの省電力デュアルコア
TDP 35Wの省電力モデルで小さいPCケースにも搭載しやすい。
ただ、状況に応じて動作クロックが調整されるCore i5以上と違い、Turbo Boost機能を持たないCore i3では、単純に動作クロックを通常より500MHz低くすることで電力と発熱を抑えている。通常モデルもTDP 51Wと低いので、実売価格とクロックをよく見比べて判断したほうがよいだろう。
■Intel
Core i5-5675C
実売価格:36,000円前後
省電力も魅力のGPU性能番長
開発コードネーム「Broadwell」こと第5世代CoreプロセッサのCore i5モデル。48基のEUとeDRAMを搭載する内蔵GPUの性能はCore i7-5775Cと並びIntel CPUではトップ。
第6世代では作れないPCを作れるというメリットがある上、5775Cよりも省電力でコストパフォーマンスでも上回るため需要は根強い。
■Intel
Core i7-5960X Extreme Edition
実売価格:140,000円前後
8コア16スレッドの最上級CPU
Intelのコンシューマ向けCPUの頂点に立つモデル。コンシューマ向けとして唯一8コアを内蔵し、圧倒的なマルチスレッド性能を誇る。
価格も圧倒的だが、このモデルを所有することは自作派にとって特別な意味があるはずだ。
■Intel
Core i7-5930K
実売価格:76,000円前後
40レーンのPCI Expressが魅力
PCI Express 3.0が40レーン使える点が5820Kとの決定的な違い。
フルレーンのデュアルGPU、3-way以上のマルチGPUとM.2 SSD RAIDを両方使うなど、性能に強いこだわりを持つウルトラハイエンドユーザー向けのモデル。
■Intel
Core i5-6600
実売価格:29,000円前後
定格ではCore i5最高性能
Core i7の6700Kと6700は最大動作クロックが異なるが、Core i5の場合は6600Kと6600の最大動作クロック同じで、ともに定格ではCore i5としては最高性能だ。
OCをしないなら当然こちらが買いだ。
■Intel
Core i5-6500
実売価格:27,000円前後
ミドルレンジは予算に応じて選ぶ
ミドルレンジのCore i5はモデル数が多く、通常モデルだけでも6600、6500、6400と3種類があるが、価格設定は絶妙。
買い得感に差が出ないよう見事に性能差で調整されており、予算に応じて安心して選べる。
【問い合わせ先】
Intel:0120-868686(インテル)/http://www.intel.co.jp/
[Text by 鈴木雅暢]
【DOS/V POWER REPORT 2016年2月号は2015年12月26日(土)発売】
★総力特集「主要9ジャンル+α 執筆陣の投票で選ばれた買いの製品はどれだ!? PCパーツ100選 2016」
★特別企画「ニューカマー3製品を徹底比較 本当に使える水冷クーラーはこれだ!」「話題作が豊富な今こそ揃えたい 鉄板ゲーミングデバイス 26」「あなたのマイナーニーズを狙い撃ち☆ 「短い」ケーブル&「長い」ケーブル集めました」
★連載「最新自作計画」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「時代を作った名品が月替わりピンナップで!名パーツカレンダー 2016」「パーツの役割や組み立て手順が分かる! 保存版PC 自作スタートブック 2016」(紙版のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)
★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
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