「本当にすごい感動したので嬉しいです」（FM/Ceros選手）

グランドチャンピオンシップの注目点

公式インタビューの様子

　FMの勝因は「2敗した時点で心が折れなかった」ことと、「3戦目を境にトップ、ミッド、ADキャリーというチームの背骨となる役割を担った選手たちのパフォーマンスと連携が格段に上昇した」ことが挙げられる。

　トップのYutapon選手が序盤から高いパフォーマンスを発揮して試合を安定化させ、ミッドのCeros選手とADキャリーのRokenia選手がその土台の上で主導権を奪うような積極的なチャレンジをしたことで勝利への道筋をつくったと言えるだろう。

　なお、グランドチャンピオンシップのMVPに輝いたのはCeros選手。4戦目では「フィズ」を使ってRPGに非常に大きな圧力をかけ続け、5戦目では序盤からRPGに何度も狙われていたにも関わらず終盤では集団戦ですさまじいダメージを叩き出した。1戦目から4戦目までターゲットバンされ続けるほど、FMの中で最も大きな存在感を放っていた選手である。

　ではここで、試合終了後に行われた公式インタビューの模様を見てみよう。

Yutapon選手

――まずはYutapon選手、トップというロールだったわけですが、戦ってみていかがでしたか。

[Yutapon選手]今回急きょトップをやるということになったので不安もあったんですけど、それなりにやることができて良かったです。

――チャンピオンプールの広さがYutapon選手をトップに選ぶことになったんだと思いますが、誰から言われたんですか。

[Yutapon選手]色々試したんですよ。そしてチーム全員でベストのロールというのを全体で決めた感じですね。

――今回バチバチの集団戦がたくさんありましたが、最終戦では見事に制しました。そして大逆転の優勝です。2敗してからの3連勝、気持ちはいかがですか。

[Yutapon選手]0：2だったときは精神的にけっこうやばかったんですけど、2：2まで持っていったときはもうこの後は絶対に負けないなという気持ちでした。

――100万円の使い道は何に使いますか。

[Yutapon選手]そうですねぇ、まあ特に使わないので貯金します（笑）。

――最後に、今日はたくさんの方に来ていただいています。そしてお父さんお母さんも熱心なYutapon選手ファンらしいですからね。ファンの皆さんにひとことお願いします。

[Yutapon選手]IWCI今度こそは勝ってくるので応援よろしくお願いします。

Astarore選手

――続きましてAstarore選手、最終戦あやうく「ACE」されるところでしたけれども「エッコ」で粘りを見せましたね。かわしてかわして避けて避けて、何とか粘りました。あなたの活躍が優勝への流れを生みました。今の感想をお聞かせください。

[Astarore選手]あのプレイは正直あまり関係なかったかな、と（苦笑）。まあでも勝てて嬉しかったです、本当に。

――他にもジャングラーとして良い動きをトータルでしていたと思うんですけれども、最初追い込まれたときはどんな気持ちでしたか。

[Astarore選手]0：2のときはどうなるのかなこれ、と思いました。でも結果勝てて良かったです。

――そこから良い動きを見せて勝利を積み重ねて日本一となったわけですけど、最後勝利をもぎ取った瞬間というのはどんな気持ちでしたか。

[Astarore選手]本当に嬉しかった、ただそれだけです。本当に嬉しかったです。

――最後にファンの方がいっぱいいるのでひとことお願いします。

[Astarore選手]本当に今日は応援ありがとうございます。

Rokenia選手

――ではRokenia選手、今日はペンタキルを出しました。あなたの活躍から流れが一気に変わりました。そして優勝をもぎ取りました。優勝の感想、率直な気持ちをお聞かせください。

[Rokenia選手]もう本当に何の思いもなくこのまま負けていくんだなぁというふうに最初のほうは思っていたんですけれども、何とかチームメイトが一丸となって頑張って勝てたように思います。

――それでは最後にファンの皆さんにひとことお願いします。

[Rokenia選手]僕のファンというのが果たしているのかどうか分からないんですけでども、次も他の試合に出ていかなきゃいけないので、準備を一生懸命頑張りたいと思います。

KazuXD選手

――そしてKazuXD選手、本当に今シーズンは色々な仕事をやって忙しかったと思いますけれども、この一年間を振り返ってみていかがでしたか。

[KazuXD選手]シーズン1は本当に選手として全部活躍したんですけど、シーズン2からは体制を変えてアナリストを兼業しながらも結局はファイナルはサポートとして出て、本当にチームとして大変だったんですけど、僕はロールもやることも全部チームのためにやっていくので……やっていきます（苦笑）。なんかすみません、本当に嬉しくて過呼吸です（笑）。

Ceros選手

――さあ、そしてMVPのこのイケメンでございます、Ceros選手！本当に今回かなりOzone RampageもCeros選手のことをターゲットバンしたりだとか集中攻撃をしたりだとか、狙われる存在となりました。相当やっぱり大変だったんじゃないですか。

[Ceros選手]バンに関しては、僕はプールに自信があるのでそこまで気にしていませんでした。

――また今回2連敗から始まったわけです。そして2週間前も悔しい思いをしました。もう精神的にはどん底だったと思います。どうやってこの3勝をもぎ取ったんですか。

[Ceros選手]0：2のときは本当に落ち込んでたんですけど、うちのマネージャーさんと通訳さんが無駄に元気なので、その二人に励まされてこの3勝をもぎ取りました。

――どんな声をかけられたんですか。

[Ceros選手]もうなんか二人でひたすら盛り上がってましたね（笑）。2：2のときなんかは、僕らは普通のテンションなんですけど二人が本当にテンション高くて、それに励まされた形ですね。

――本当に良い表情が見えてきたんですけれども、本当に素晴らしい戦いを見せてくれました。優勝をもぎ取ったときの瞬間はどうでしたか。

[Ceros選手]すごい感動しましたね、こんな素晴らしい体験は二度とないんじゃないかってぐらい。トルコで勝ったときと同じかそれ以上、本当にすごい感動したので嬉しいです。

――僕も足の震えが止まらないほど素晴らしい戦いを見せてくれました。たぶんファンのみんなも鳥肌が立ったり興奮していると思います。ファンのみなさんに最後にひとことお願いします。

[Ceros選手]これからもファンを魅了するようなプレイを続けていくので、応援よろしくお願いします。

LGraN氏

――さあ、そしてまたあの男はきっと泣いてると思います。これは泣きますよ。LGraNさん、本当にあなたは面白いものを見せてくれましたよ。最後の最後まで魅せますね、DetonatioN FocusMe。大逆転優勝、本当におめでとうございます。

[LGraN氏]本当にありがとうございます。2連敗したときは僕もあきらめてました。でも選手の前ではそれは見せられないので、Ceros選手が言うように無駄に元気に騒いでました（笑）。

――今シーズンはプロゲーマー化して、そしてディフェンディングチャンピオンとして臨んだこのLJL2年目です。本当に色々なプレッシャーだったり重圧があったと思うんです。それを見事に最後の最後で払いのけました。率直な感想をお聞かせください。

[LGraN氏]ひとことで本当に嬉しいです！ありがとうございます！

――最後にファンのみなさんにひとこと言って終わりにしましょうか。

[LGraN氏]本当にシーズン2はDetonatioN FocusMeは不甲斐ない結果ではあったんですけども、グランドファイナルで優勝してそしてIWCI、必ずWCSに出場できるように勝ちに行きたいと思います。応援のほどよろしくお願いします。