eスポーツ/ LJL 今週末の見どころ ～
シーズン2最終ラウンド、上位チームRPG vs FMの直接対決～

ついに最終ラウンドを迎えるLJLシーズン2。残すはプレイオフと決勝戦のみとなり、決勝戦で勝利したチームがシーズン2の王者となる。

　全10ラウンドを6チームが総当たりで戦うLeague of Legendsの日本独自リーグ「LJL 2015」シーズン2。

　今週、ついに最終ラウンドを迎える。すでに3位以下の順位は確定しており、残すはOzone Rampage（以下RPG）とDetonatioN FocusMe（以下FM）の「1位争い」のみとなった。そしてラウンド10で、ついにこの2チームが直接対決を行う。

シーズンを通してKDAレートの高かったRPG。現在の「KD数」はRPGが103、FMが37で、その差は66となっている。

　しかしこの「1位争い」直接対決、実は1位はRPGでほぼ確定しているのが現状だ。もしRPGが勝てば9勝1敗で文句なしのリーグ1位だが、FMが勝ったとしても「KD数」つまり「キル数」マイナス「デス数」の差が大きいためこれを覆すのは厳しい。しかしながらシーズン2で良い成績を収めた2チームの直接対決は非常にハイレベルで熱い戦いが期待されるため、注目の一戦であることに間違いない。

メンバーやロールのチェンジを駆使してきたApeX R Gamingだが、開幕戦と同メンバー同ロールで挑んだラウンド9で大健闘した。

　他に注目のチームといえば、ApeX R Gaming（以下ApeX）だ。最下位チームながら、先週ラウンド9でFMに対しあと一歩のところまで迫る熱い戦いを繰り広げた。今週の対戦相手はRabbitFive（以下RF）。先週から再びフルメンバーとなり実力を誇示したRFに対し、ApeXがどのような戦いを見せるのか期待したい。

第1試合DetonatioN FocusMe vs Ozone Rampage

シーズンを通して素晴らしい活躍を見せているCeros選手。「eスポーツWatch」でもこれまで3度のヒーローインタビューに選ばせていただいた。

　現在ランキング1位のRPGと2位のFMの「1位争い」直接対決。もしRPGが勝てば9勝で1位確定だが、FMが勝てばペナルティポイントと「KD数」によって順位が決定する。現在のところペナルティポイントは両チームともに0だが、「KD数」の差が大きいため、FMのランクアップは非常に厳しい状況だ。

　今年の通算対戦成績は2：1でFMがリードしているが、前回ラウンド5の直接対決ではRPGに軍配が上がっている。今シーズン首位街道をひた走ってきたRPGとシーズン1王者のFMの直接対決は、LJLファンにとって非常に楽しみな一戦である。

第2試合CROOZ Rascal Jester vs Immortals 7th heaven

ジャングラーのSSuN選手とともにImmortals 7th heavenをけん引している韓国人ミッドレーナーAlvingo選手。

　プレイオフ進出を決めたImmortals 7th heaven（以下7h）と入れ替え戦行きとなったCROOZ Rascal Jester（以下RJ）の対戦。両チームとも「今後を見据えた」戦いができるかどうかに注目だ。

　シーズン2優勝を目指す7hとしては、今週勝って良い流れでプレイオフに臨みたいところ。一方のRJとしても、今シーズンの2勝がApeX戦のみというのは少しさみしい成績といえる。入れ替え戦の日程はしばらく先になるが、良いイメージでシーズン2を締めくくるには、ぜひ勝利しておきたいところだ。

第3試合RabbitFive vs ApeX R Gaming

ミッドに復帰したRabbitFiveのEstelim選手。「eスポーツWatch」のヒーローインタビューでも「ミッドが一番楽しい」と語っていた。

　先週ラウンド9で「復帰」を果たした両チームの対戦である。RFはADキャリーのZerost選手の復帰にともないEstelim選手がミッドに復帰。フルメンバーで見事勝利を収めている。この勢いで今週も勝利したいところである。

　一方のApeXはAyask選手がトップ、Lilly選手がサポートに戻り、ミッドのUtautai選手が復帰。勝負に敗れはしたものの、FMを相手に50分に及ぶ死闘を繰り広げた。現在9連敗中のApeXがどのような戦いを見せるのか、LJL初勝利の目標は達成できるのか、注目だ。

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[写真提供　株式会社SANKO]