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eスポーツ結果レポート:
シーズン2全ラウンド終了、RPGが1位

~LJL2015 SEASON2 ROUND10試合結果~

LJLシーズン2は特にレベルの高い試合が多かった。キャプチャはCROOZ Rascal JesterのジャングラーInu選手のバロンスティール。
9勝1敗の成績でLJLシーズン2で1位の座についたOzone Rampage。プレイオフの勝利チームと決勝戦で対戦する。

 League of Legendsの6チームが総当たりで戦う「eスポーツ」日本独自リーグ「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015」(以下LJL)シーズン2。今週ついに最終となるラウンド10が行われ、Ozone Rampage(以下RPG)とDetonatioN FocusMe(以下FM)の「上位チーム直接対決」に注目が集まった。

 ラウンド10で勝利したのはRPG、Immortals 7th heaven(以下7h)、RabbitFive(以下RF)となり、先週同様、対戦相手に比べてランキングの高いチームが順当に勝利を重ねる結果となった。

 全10ラウンドを戦いぬいた6チームのランキングであるが、残念ながら6位となってしまったApeX R Gaming(以下ApeX)と5位のCROOZ Rascal Jester(以下RJ)は、入れ替え戦行きとなる。4位のRFはプレイオフには出られないものの、来シーズンのLJL出場枠は確保している状況だ。

 3位の7hは、来週のプレイオフで2位のFMと対戦し、その勝利チームが決勝戦で1位のRPGと対戦。そこで勝利して初めてシーズン2優勝となる。LJLシーズン2優勝はどのチームになるのか、今後も目が離せない。

 では、それぞれの試合について詳しく見ていこう。

対戦カード
●ラウンド10
DetonatioN FocusMe ×―○ Ozone Rampage
CROOZ Rascal Jester ×―○ Immortals 7th heaven
RabbitFive ○―× ApeX R Gaming
【ランキング(ラウンド10終了時点)】
順位チーム名勝数-敗数
1位(→)Ozone Rampage9-1
2位(→)DetonatioN FocusMe7-3
3位(→)Immortals 7th heaven7-3(ペナルティ1)
4位(→)RabbitFive5-5(ペナルティ1)
5位(→)CROOZ Rascal Jester2-8(ペナルティ1)
6位(→)ApeX R Gaming0-10(ペナルティ3)

第1試合:DetonatioN FocusMe vs (○)Ozone Rampage

両チームの通算対戦成績は2:2の同率。前シーズンはFMが強さを見せていたが今シーズンはRPGの強さが光った。
今週のKDAランキングもOzone RampageのMMeron選手が15.60で1位となった。ちなみにtei選手も9.67で3位にランクイン。

 現在ランキング1位のRPGと2位のFMの「上位チーム」直接対決。

 今年の通算対戦成績は2:1でFMが上回っているものの、直近のラウンド5ではRPGが勝利している。シーズン2で良い成績を収めた2チームの直接対決に、ファンの期待が集まった。

 序盤は静かな立ち上がりとなったが試合開始12分、RPGがドラゴンを確保すると少数戦でも2キルをゲットし試合をリードする。中盤、タワー狙いのFMに対しドラゴンを確保していくRPG。さらに集団戦からドラゴンもタワーもゲットし、RPGが優位を築く。30分を過ぎたころようやくFMが集団戦で勝利し始めるものの、RPGが着実にオブジェクトを獲得。38分にはバロンバフを受けたRPGが集団戦に勝利し両チームの差は1万ゴールドに。最後はダメ押しの5ドラゴンで一気にパワーをつけたRPGが勝利を果たした。

 これによりRPGが9勝1敗を記録し、文句なしのリーグ1位の座を獲得、決勝戦に直行することとなった。一方のFMは7勝3敗という成績でラウンド2を終えた。

第2試合:CROOZ Rascal Jester vs (○)Immortals 7th heaven

Immortals 7th heavenのADキャリーMueki選手が集団戦で見事なパフォーマンスを見せ、チームを勝利に導いた。
来週のプレイオフでDetonatioN FocusMeと戦うImmortals 7th heaven。最終ラウンドの勝利の勢いに乗ったまま、プレイオフでも勝利したいところだ。

 プレイオフ進出を決めた7hと入れ替え戦行きとなったRJの対戦。今週勝って良い流れでプレイオフに臨みたい7hと、良いイメージでシーズン2を締めくくって入れ替え戦に備えたいRJの、それぞれの「今後を見据えた戦い」が注目となった。

 序盤から7hがガンクやソロキルを決め、ドラゴンやタワーも獲得。7hが優位に試合を展開する。タワーやドラゴンなどのオブジェクトを着実に獲得していく7hだったが、試合開始27分、RJのInu選手が見事なバロンスティールを決め、バロンバフを活かして集団戦にも勝利。RJが巻き返しを図るかに見えた矢先の31分、7hが集団戦で相手を全滅させドラゴンもゲット。さらにバロンや追加のドラゴンを確保した7hがそのまま攻め込み、勝利を果たした。

 これにより7hは7勝3敗でシーズン2を締めくくった。さらに来週は、プレイオフでFMと対戦する。一方のRJは4連敗。最終的にRJの勝利はApeX戦の2勝にとどまった。

第3試合:RabbitFive(○) vs ApeX R Gaming

序盤からのトップレーンの優位を活かしたRabbitFiveが中盤以降で強さを見せつけ、最終ラウンドを勝利で締めくくった。
前シーズンは準優勝だったが、今シーズンは4位という結果に終わったRabbitFive。フルメンバーで戦える試合があまりにも少なかった。

 先週ラウンド9で「復帰」を果たした両チームの対戦。

 特にApeXがFMを相手に繰り広げた50分に及ぶ接戦は、ファンの間で大きな話題となった。一方のRFも、8試合ぶりにフルメンバーで戦った試合で快勝している。この2チームがどのような戦いを見せてくれるのか、期待の一戦となった。

 序盤からトップレーンはRF、ミッドレーンとボットレーンはApeXが優位な状況となる。試合開始13分、ApeXが1キルからタワーとドラゴンを確保し、優位に試合を進めるかに見えた。しかし中盤、RFが集団戦に勝利しはじめ、タワーやドラゴンを順調に獲得。29分には両チームの差が1万ゴールド以上開く展開に。31分にはRFが相手チームを全滅させてからインヒビターを破壊。最後はバロンバフを活かして一気に攻め込んだRFが勝利を果たした。

 これによりRFが5勝5敗でシーズン2を締めくくった。一方ApeXは念願のLJL初勝利を果たすことができぬまま、全敗を喫した。しかしラウンド終盤で、記憶に残るプレイを見せることには成功したと言えるのではないだろうか。

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プレイオフは来週7月18日(土)

 来週7月18日(土)18時からプレイオフが行われる。

 シーズン2でランキング3位となったImmortals 7th heavenとランキング2位のDetonatioN FocusMeが「Bo5」で対戦。先に3勝したほうが決勝戦に進むこととなる。

シーズン2における両チームの対戦成績は1:1で、まさにプレイオフ直接対決で決着がつく格好だ。果たして決勝戦でOzone Rampageと戦うチームはどちらになるのか、注目だ。

編集部より

AKIBA PC Hotline!では、「eスポーツを観戦する」ことにフォーカスした新コーナー「eスポーツWatch」を開始しました。現在の盛り上がりの中心となっている、League of Legendsをメインに、選手たちの戦いとドラマをお届けします。チームのインタビューや観戦ガイドなど、eスポーツを楽しく見る情報満載でお届けしていきますので、みなさまよろしくお願いします。

[写真提供 株式会社SANKO]

(AKIBA PC Hotline!編集部)