「未発表CPU」の小型ベアボーンを参考展示Shuttle最安のモデルになる?
「DX30」には今後登場予定の新型CPUを搭載する予定。 法人ニーズにも対応するためPS/2ポートやRS232端子も備える。 最初に紹介するのが、小型ボディを採用したベアボーン「DX30」だ。詳細仕様は残念ながら非公開だが、今後発売予定の未発表CPUが搭載されるという。
「最新CPUを搭載するベアボーンキットのなかでは最安クラスの製品になる予定。しかも、同価格帯の競合製品は樹脂製ボディが一般的だが、“DX30”ではメタルシャーシを採用する」(同社)としている。
「DX30」で採用しているシャーシは、その昔、Mobile Radeonを搭載したベアボーンキットで採用していたものを利用しているそうで、最新のCPUと過去の資産を組み合わせることでコストパフォーマンスの高いベアボーンキットを目指しているとのことだ。
参考展示されていた「DX30」をチェックすると背面にRS232端子などが並んでいた。これは法人向けニーズにも対応するためのもので、様々な用途に対応するためのものだという。
発売時期に関しては年内の投入が予定されている。
DX30のフロントパネル。USB 3.0端子を2基配置している。 手に持ってみたところ、モックアップかと思うほど軽かった。NUCクラスのPCよりは一回り大きい。 【DX30をどう思いますか?】
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NUC対抗の小型PCを再設計ベアボーンチームが改良し、組みやすさなどを改善
NUCを意識した「XPC nano」シリーズの新型「NC02U」。 HDMI、DisplayPortを搭載。また、有線LANやUSB 3.0端子2基と、RS232端子も搭載する。 続いて、NUCを意識した小型ベアボーンキット「XPC nano」シリーズにも新作が登場だ。
「NC02U」は14cm四方の超小型モデルで、昨年登場した「NC01U」の後継にあたる製品。「NC01U」はGPUなどを搭載した後付けの拡張ユニットを用意し、ニーズにあわせてオプションを脱着できる仕組みだったが、今回のモデルはコスト面で折り合いがつかなかったため、残念ながら後付けユニットとのドッキング機構は採用が見送られたという。
「今回は外付けユニットによる拡張機能は用意していないが、今後のモデルでは採用する可能性もある。ただし、それは02ではなく03(さらに次のモデル)になるかもしれない」(同社)とのことだ。
また、前モデルにあたる「NC01U」はノートPC開発チームによるものだったが、「NC02U」はベアボーンキット開発チームが担当。組みやすさなど細かい部分も改良されているという。
「NC-02U」では、Celeron 3855U搭載モデルのほかに、Core i3-6100U、i5ー6300U、i7ー6500U搭載モデルをラインナップ。前モデルとは異なり、Celeronモデルでも4K出力に対応。最大メモリ搭載量も16GBから32GBに拡張されている。また、背面のmini DisplayPortはフルサイズのDisplayPortに変更されている。
14cm×14cmのボディは非常にコンパクト。厚みは前モデルの29mmから49mmに変更となった。 こちらが従来モデルの「NC01U」。GPUユニットと一体になった状態。 「NC01U」用に用意されていたさまざまな拡張ユニット。 XPC nanoシリーズの利用例。デジタルサイネージでの用途を想定して大画面テレビに映像を出力していた。 【新型XP nanoをどう思いますか?】
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定番のXPC cubeがデュアルLAN対応に3.5インチベイ×4基と大型ビデオカード対応は継続
Ethernt端子が2基に増えた「SZ170R8V2」が登場予定 Shuttleらしいキューブ型のベアボーンキットとして定番となっている「XPC cube」シリーズ。
日本市場でも定番となっている最新の「SZ170R8」の後継モデル「SZ170R8V2」が展示されていた。主な違いはEthernet端子が2基になるのが違いで、4基の3.5インチHDDが搭載できる点や、大型ビデオカードが搭載できる点など、拡張性の高さは踏襲されるとのこと。
同社によると、キューブ型ベアボーンPCは12年間同じフレームを使っていたそうで、「SZ170R8」がフルモデルチェンジにあたる製品だったとのことだ。5インチベイユニットはなくなったものの、ストレージベイの増加や大型ビデオカードが搭載できるようになった点など、改良が望まれていた点を反映したものだという。また、この改良により本体前面にファンが搭載可能になり、動作温度を5℃下げることができるようになったという。
SZ170R8V2のほかに、同シャーシを利用したH170搭載モデルの発売も予定されており、Z170搭載モデルはパフォーマンス重視のユーザー向け、H170搭載モデルはコストパフォーマンス重視のユーザー向けの位置づけになるという。
ちなみに、発売の予定はないが、SZ170R8のクリアパネル搭載機の展示も行われており、大型ビデオカードが搭載できる点など、内部構造を確認できるようになっていた。
「Z170R8V2」の背面。Ethernet端子が2基あるのがわかる。 基本的な構造は前モデルの「SZ170R8」から引き継がれる。 SZ170R8のクリアパネル搭載モデル。残念ながら発売の予定はない。 5インチベイがなくなったため、大型ビデオカードが搭載可能な構造になった。 【SZ170R8V2をどう思いますか?】
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組み込みモデルも積極展開店頭案内やサイネージとして……
タッチ操作ができるAll-in-Oneをサイネージや受付端末として展開している。 15.5インチディスプレイを採用する「X50V5」はスタンドに立てかけられていた。 Shuttleというと、ベアボーンPCというイメージが強い方が多いだろう。しかし、同社によると、PCだけでなく法人向けのソリューションも数多く手がけてるという。
多くの方が訪れたことがあるであろう、飲食店やショップなどの店頭にあるデジタルサイネージや、タッチ液晶を採用した受け付け用のデバイスとして多くの企業から採用されているという。蓋を開けてみるとShuttleロゴが出て来るものも多いそうだ。
All-in-OneタイプのデスクトップPCを利用したものや、小型PCを利用したものなどその種類は多彩。店頭での販売例は少ないが、同社では今後、このような法人向けのソリューションビジネスにも力を入れていくそうだ。
23.6インチのデスクトップPC「DH3SL01」。4セルのバッテリーも搭載している。 「XPC cube SZ170R8」にMatroxのグラフィックカードを取り付けて9面のサイネージを構成。 こちらは「NC02U」を利用して薬局の受付をイメージ。 【Shuttleの組み込み向けモデルをどう思いますか?】
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