M.2で最大2TBのSSD「SX8000NP」シリーズを展示ADATA製SSDは3D NAND搭載品にフルモデルチェンジ
コスパに優れるというDRAMレスSSD「SU700」。 ADATAからもNVMe対応の高速SSDが登場、最大2TBモデルを用意するというM.2 SSD「SX8000NP」の実機デモが実施されていた。
デモされていたのは480GBモデルだったが、リード2,398MB/s・ライト509.3MB/sと高速性をアピール。「SX8000」はU.2モデルも予定されており、こちらは試作基板のもの(1TB)がリード1,847MB/s・ライト798.3MB/sだった。同社によるとSSDは容量が増えるとコントローラーの性能をフルに使えるため、ライト性能がアップするそうだ。
2.5インチSSDでも、コントローラの性能をフルに発揮するには一定以上の容量が必要になるが、おそらくM.2 SSDでも同様の傾向があり、M.2 SSDコントローラにはまだ伸びしろがあるということだと思われる。発売は8月末とのこと。ただし、2TBのような大容量品も同時発売になるかどうかは不明。
NVMe対応SSDはもう一種、エンタープライズ向けのU.2 SSD「SR1020」も展示されていた。こちらもベンチマークの値が公開されており、リード2,459MB/s、ライト1,156MB/sとなっていた。
なお、ADATA製SSDは順次3D NANDに移行するようで、MLC、TLC問わず3D NAND採用があちこちでアピールされていた。
3D TLC NAND採用モデルの代表的なモデルとしては、DRAMレスの「SU700」シリーズの試作機が展示されており、高コストパフォーマンスモデルとして市場に投入予定。DRAMレスのモデルはSSD黎明期から存在するが、今回登場するのは最新世代のコントローラを搭載するモデル。コストパフォーマンスと合わせ、性能面や使い勝手の面での進化にも期待したい。なお、発売時期に関しては、3D NANDの製造が潤沢になる夏から秋以降を予定しているそうだ。
エンタープライズ向けのU.2 SSD「SR1020」。 スタンダードな2.5インチSSDも3D NAND採用品に移行。 ADATAは全グレードで3D NAND採用をアピール。 SSDの新モデルはほぼすべてのモデルが動作する状態で展示されていた。 【ADATAのU.2/M.2 SSDをどう思いますか?】
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ラインナップを拡充したゲーミングメモリ性能やデザインで選択可能
LED搭載のゲーミングモデル「XPG DAZZLE」。 メモリ展示エリアでは、同社が展開しているゲーミングブランド「XPG」の新製品や実機デモなどが行われていた。
ゲーム用途を強く意識したハイエンドモデルとしては、「XPG DAZZLE」を展示。同シリーズは最高DDR4-3200対応品をラインナップされている。ヒートシンクにはLEDを搭載しており、形状はゲーミングらしいデザイン。容量は8GBと16GBをラインナップしている。
オーバークロック性能に特化したモデルとしては、「XPG Z1」シリーズをアピール。銅層を2層配置した10層基板を採用し、最高DDR4-3333対応品までラインナップされている。ブースではオーバークロック動作のデモも行われており、DDR4-4397で動作する様子が紹介されていた。
また、エントリー向けの「XPG FALME」も展示。ゲーム用途やライトなオーバークロックでの用途を想定したモデルで、ヒートシンクデザインは4色展開。上位の「XPC Z1」と同じく銅層を含む10層基板を採用。容量は4GB、8GB、16GBの3種を用意。こちらは6月からの発売となっている。
同社によると、DRAMチップはメモリモジュール化する前に全品検証し、性能別にどのモデルに使用するか選別しているという。特に優れた性質を持つものは、信頼性が求められるサーバー向けや、高クロック耐性が必要なオーバークロックモデルなどに使用され、そのほかのものは主に通常モデルに搭載される。なお、これは性能面での話で、品質面で通常モデルが劣るということはなく、通常モデルも永久保証がうけられる。
「XPG DAZZLE」はLED発光のデモと動作デモを実施。 「XPG Z1」をDDR4-4397で動作させるデモも行われれていた。 【XPGブランドのメモリモジュールをどう思いますか?】
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iPhone向けメモリも高速化USB Type-Cのメモリもサンプル展示
ADATAの主力商品のひとつが、スマートフォンやPC、Mac向けの周辺機器。ここでは第2世代となり、使い勝手が進化したApple製品の周辺機器について紹介しよう。
まず最初に紹介したいのが「Tiny Lightning Flash Drive AI920」。Lightning端子とUSB端子を備えた小型のフラッシュメモリで、32GBから最大128GBをラインナップ。USBコネクタはUSB 3.1(Gen 1)対応で、高速な点も特徴だという。
未使用時にはLightning端子はカバーできるので接点がダメージを受けづらいのもうれしい設計だ。発売は8月を予定している。
続いてもうひとつの製品が、カードリーダーの「Lightning Card Reader Plus AI910」。これはSDカードなどをiPhoneで読み書きできるカードリーダー。iPhoneからSDやmicroSDへ写真やアドレス帳等のデータ保存が可能。ガラケーからiPhoneへのデータ移行もできる。スロット側面にmicroUSB端子も新搭載、PCからも利用できるようになった。こちらも発売は8月予定だ。
両製品は、ともにLightning端子を搭載した周辺機器として第2世代となり、従来品ではそれぞれが独立したアプリを経由してストレージ領域にアクセスしていたが、今回のモデルより共通のアプリで利用できるようになったという。
このほかにも、MacBook Air/Pro用の短いSDメモリやUSB Type-Cのメモリなどプロトタイプを多数用意していた。
「AI920」をiPhoneに装着すると、ダイアログを表示。許可するとアプリが起動する。 第2世代で利用できるアプリの画面。40種の文書フォーマットが再生できる。 現在発売されている第1世代Lightning対応メモリ「Lightning Flash Drive UE710」 SDメモリが読める「Lightning Card Reader Plus AI910」 MacBookシリーズ向けの短いSDメモリもラインナップ。 【iOS/Mac向け製品をどう思いますか?】
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