COMPUTEX AKIBA出張所

液晶とスティックPCのドッキングOK、次の「On-Lap」は拡張機能付き!遮光フードも……

(COMPUTEX AKIBA出張所 / Gechic編)

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが5月31日から6月4日まで開催された。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

新作の15.6型モバイルモニター登場、スティックPCを固定できる別売アダプタや遮光フードも

 モバイルディスプレイ「On-Lap」で有名なGechicブースには15.6型の最新モデルや、ユーザーから根強い要望があった同社製ディスプレイ向けの遮光フードなどを展示。また製品の利用シーンの実例も紹介されていた。

 新型の15.6インチモデルは別途アダプタを用意することでスティックPCと一体化が可能に。使い勝手の向上や新たな用途への広がりなど、可能性を感じられる展示となっていた。

 それではブースの模様をお届けする。



背面にスティックPCを一体化可能!薄型のまま背面コネクタを新搭載

新作の「On-Lap 1503」シリーズ。

 今年の新製品「On-Lap 1503」シリーズの最大の特徴は、背面に専用コネクタが追加され、側面にケーブルを接続しなくても利用できるようになったこと。

 基本スペック的には、画面サイズ15.6インチの(On-Lapとしては)大型の製品で、液晶パネルはフルHD/IPSタイプ。モデルは標準の「On-Lap 1503H Monitor」と、10点マルチタッチ対応の「On-Lap 1503I Touch Monitor」がある。

 特徴的な「背面コネクタ」は、本体のスリムさを維持するために専用アダプタ(別売)が必要な構造で、HDMI/USBケーブルを引き出せるケーブル一体型と、On-Lap背面にコネクタを追加できるドック型アダプタの2種類が発売予定。両製品とも、HDMIが1系統、USBが2系統用意されており、On-Lapへの給電とHDMI入力、タッチパネル用USBインターフェイス(タッチモデルのみ)の3つを兼ねている。

 実用的には前者も便利そうだが、マニア的に興味深いのは後者のドック型。On-Lapの背面に突起が追加、ここにコネクタ類が増えるかたちなので、HDMIコネクタなどにスティックPCを装着すれば「スペック変更できるタブレット(電源は外部供給)」としてOn-Lapを利用できる。ブースのデモでも、ここにスティックPCを装着し、タッチも含めて動作していた。コネクタ構成的には、MicrosoftのWireless Display AdapterやChromecastなども利用できると思われるため、アイデア次第で様々な活用ができそうだ。

 なお、こうしたアダプタを用意したのは、日本からの要望に応えるためという。サイネージなどで使用する際、本体側面にケーブルを接続する形式は扱いにくいが、このアダプタを介することでケーブルの取り回しなどの自由度は飛躍的に向上する。法人に限らず、個人で使用するケースでもケーブルの取り回しの自由度が向上する点は歓迎したい。

 なお、On-Lap 1503本体が直接備える端子は、miniHDMI端子、miniVGA端子、USB Type-C端子の3種で、側面に用意されている。USB Type-CはOn-Lapへの給電用。

 75mmのVESA規格に対応しており、モニターアームなどに取り付けることが可能。また、付属のスタンドも刷新。本体には新たに溝が設けられており、スタンド側のツメにはめることでより安定して固定できるようになった。また、新たに縦置きにも対応した。

 「On-Lap 1503」シリーズの発売予定は「日本では秋以降」(同社)とのこと。

背面にドックコネクタを新たに搭載。
別売のDock port用ケーブルタイプのアダプタ。
こちらはHDMIやUSB端子を増設できるアダプタ。
スティックPCが動作中。この状態でタッチパネルも動作する。
側面の端子。USB Type-Cコネクタはディスプレイへの給電用。
VESAにも対応している。
通常モデルのスペック。
タッチ対応モデルのスペック。
カバーとスタンドは別になった。
スマートフォンからワイヤレスで映像を表示するデモ。
Wireless Display Adapterを介してPCとのワイヤレス接続にも対応。
試作品として背面が白/赤モデルも展示。

【On-Lap 1503シリーズをどう思いますか?】
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「屋外での写真確認向け」に遮光フードが登場根強い要望がついに……

On-Lap 1101P向けの遮光フード。

 写真などを趣味にしていれば、屋外で撮影した写真を確認できるモバイルディスプレイが欲しいと思うことがあるのではないだろうか。

 そうしたユーザーの中にはすでに「On-Lap」シリーズを携帯して写真撮影を行っていたりすると思うが、太陽光下で使用してみると、ディスプレイの視認性は思いのほか下がる。そんな時に遮光フードがあればと思うユーザーは多いと思うが、これまでは自作でもしない限りは対策が困難だった。そうしたユーザーの声にこたえるべく、11.6型「On-Lap」用の遮光フードが今回登場する。

 デモされていたのは11.6型の「On-Lap 1101P」向けの遮光フードで、デジタルカメラと接続して、大型ディスプレイで撮影カットを確認できる状態にセッティングされていた。取り付けは三脚などに「On-Lap 1101P」を固定するとき、その固定具と本体の間に挟むだけと非常に簡単。写真のプレビュー用にOn-Lap 1101Pを屋外に持ち出していたユーザーには注目のアイテムになるのではないだろうか。

 価格は検討中とのことだが、2枚セットで6~7月中の発売を予定しているそうだ。

遮光フードで視認性向上。
しっかりと上下左右からの光を遮断できる。
屋外での使用を想定してデモはモバイルバッテリーで動作させて行われていた。

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[制作協力:Gechic]