COMPUTEX AKIBA出張所

高クロックメモリを始め、小型ゲーミングPCやPC2台分を搭載できる超大型コンセプトケースを展示

(COMPUTEX AKIBA出張所 / Corsair編)

 PC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2017」が、5月30日~6月3日(現地時間)に台湾で開催された。

 詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

RGB LED搭載メモリや小型ゲーミングPC「Corsair One」をアピール、超弩級PCの展示も

 メモリメーカーとしてだけでは無く、PCケースや電源、ゲーミングデバイスなどでも存在感を増しつつあるCorsair。

 今年はプライベートブース内で新モデルの紹介や、今後製品化されるかもしれないコンセプトモデルの展示などが行われた。ブースで展示されていたDDR4メモリの新モデルや、超巨大PCやQi充電対応のマウスパッドといった興味深いモデルなどを中心に製品を紹介しよう。



RGB LED搭載の高クロックメモリがCorsairからも登場、「Vengeance RGB」

Vengeanceシリーズのハイエンドとなる「Vengeance RGB」、ハデに光る高クロックなメモリモジュール

 自作PCユーザー的にはCorsairと言えばメモリだが、そのメモリの新製品が「Vengeance RGB」だ。シリーズ中にはすでに「Vengeance LED」があるが、Vengeance RGBはその上位モデルとなる。動作クロックはDDR4-2666~3466。

 LED発光機能は、Corsair Linkに対応しているが、ケーブルは不要だ。ほかのCorsair Link対応機器と同様、ユーティリティ上から発光の制御ができるとのこと。

 デモは二つ。一つはデュアルチャネル動作ながらIntel X299チップセット搭載マザーボード上でDDR4-4600動作という高クロック動作を実現していた。もう一つはクアッドチャネルでDDR4-3800動作。しかもそれを16GBモジュール×8枚の128GB構成で実現していた。

デュアルチャネルでのDDR4-4600動作のデモ
Vengeanceの上位モデルとなる「Dominator Platinum」(写真上)も展示されていた。基本的に従来と同じデザイン

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小型ゲーミングPC「Corsair One」の発売は間もなく、GeForce GTX 1080以上のモデルで展開

日本でも販売が計画されている「Corsair One」

 「Corsair One」はCorsair製の完成品ゲーミングPC。すでに発表済みの製品だが、ブースではじっくり触れることができた。

 左右に薄型のラジエターを置きCPUとマザーボード裏に搭載されたビデオカード上のGPUを冷却する。ラジエターそのものにファンは搭載せず、筐体トップに置かれた大口径ファンがエアフローを賄う。GPU上のブロワーファンや電源ファンなどの小さなファンはやや高回転になるものの、かなり静かな動作音になるとのことだった。電源はSFX規格の「SF400」で、新規に開発されたもの。

 デスクトップPC向けのパーツで構成されているように見えるが、細かい部分がカスタムされた専用品も多い。多くのパーツがギッチリ詰まっていて内部には簡単にアクセスできない。冷却能力やエアフローも計算してパーツは搭載しているとのことで、わずかな変更でも性能に影響する。保証なども無くなるため、パーツの換装などはオススメしない。

 担当者によれば、日本で販売予定となっているのはCPUがCore i7-7700K、GPUがGeForce GTX 1080という構成の「Corsair One Pro」。日本での想定価格は30万円前後になるのではないかとのこと。そしてOne Proより遅れてGeForce GTX 1080 Tiを搭載する上位モデルも登場する予定だ。逆に現時点ではGeForce GTX 1070を搭載するモデルの販売予定はないとのこと。

内部の密度は高めで分解は難しそう。そして既存のCorsair製品に似たパーツが使われていても微妙に異なる
パーツの交換は基本的に保証が切れるためNG。自己責任であればメモリ程度なら交換できそうだが、多くのパーツがかなりギッチリ詰まっていて簡単にはアクセスできない。
背面のコネクタ周り

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防水ゲーミングキーボード「K68」が登場

展示されていたのは英語配列だが、レイアウトは一般的なものでクセはない。

 Corsairのゲーミングキーボードでは、「K68」が展示されていた。

 ゲーミングという点ではメカニカルスイッチを採用し、LED発光機能を備えているが、目玉は防水機能だ。基本的に水に対してのみの対応だが、コーヒーやジュースをこぼした場合に水で洗い流すといったことは可能。赤と青、2つのLEDカラーで展開される。

こちらはブルーLEDモデル
K68にシャワーを掛けているデモ

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Corsairからもゲーミングチェア、5色展開でもちろんメーカーカラーのイエローもアリ

Corsairが満を持してゲーミングチェアに参入、いきなりの独自開発製品だ。製品名は「CORSAIR T1 RACE Gaming Chair」。
ほぼ水平までリクライニングも可能

 最近、キーボード・マウス・ヘッドセットの3種に次いで参入が多い「ゲーミングチェア」。ここにCorsairもオリジナル製品で参入する。バケットシート風のデザインはもちろん、肘置きのポジションの自由度も高く、フラットまでスムーズにリクライニングできる。素材は合皮(PUレザー)。

 独特なのがまずホイール部分。固めの樹脂製のホイールを採用しており、固いフローリングから毛足の長いカーペットまで、動きがスムーズであるとアピールしている。そしてカラーバリエーションも豊富に用意されている。ブラックのほか、サイドとネックの部分が青、赤、黄、白の計5色だ。また、座面と背もたれ部分、別体のピローとクッションはキルティング風で、暑い季節でも座った時にベタッとまとわりつく感じを抑えている。

カーペット上でも動かしやすかった固めの樹脂製ホイール。メーカーカラーのイエローもある。

【T1 RACE Gaming Chair】
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コンセプトモデルで未来のCorsairを紹介、COMPUTEXは自動車で言うところのモーターショー

 今回のCorsairブースには、2つのコンセプト製品が展示されていた。「プロトタイプですか?」と聞いたが、答えは「違う」とのこと。ただ、これらをベースにプロトタイプへ、そして製品へと進む可能性はあるとのことだ。

 一つ目のコンセプト製品は超巨大ケースだ。システムを2台分搭載でき、20個のファンを搭載して静かに稼働させられるという。モデルさんに並んでもらった写真を見ればサイズ感が伝わるだろう。また、システム2台分を搭載するだけで無く、水冷パーツの搭載スペースとして利用したり、Modderが利用することも想定しているという。

 ケース単体のものとシステムを組み込んだものがあったが、単体では20kg、システム込みでは56kgあり、モデルさんよりはるかに重い計算になる。「日本の賃貸物件には置けないよね~」と盛り上がったが、世界を見れば、とにかくぶっ飛んだ超高性能PCとそれを収める最強のケースが欲しいというニーズがよくあるそうだ。

 もう一つはマウスパッドとマウス。マウスパッドの右上に無接点充電規格のQiが搭載されており、マウスやスマートフォンを充電したり、Qi非対応のモデルでもmicroUSB/Lightning対応のアダプタを介して充電したりすることができるという。超巨大ケースはともかく、こちらは実用性の点でもアリな製品だと感じた。

フルタワーよりもはるかに大きい、システムが2台入るサイズのコンセプトケース。モデルさんとの比較でサイズ感を掴んでいただきたい。
Qiを搭載してマウスもスマホも充電できるコンセプトマウス&パッド。

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[制作協力:Corsair]